先ずは、朝の9時に仕事を終えてから、私の実家の有った大阪市の南海高野線・帝塚山駅で下車します。。。
そして、阪堺電気軌道さんの私の実家の最寄り電停、「帝塚山3丁目」で待っていると、御覧の様な最新型のムーバーがやってきました。(≧▽≦)
この閑静な住宅街の道路を走るチンチン電車が大好きです。。(≧▽≦)
この電車の運転士さんから御覧の1日乗車券(600円)を購入し、上町線と阪堺線が交叉する「住吉」電停から阪堺線に乗り換え、古豪電車を追跡します。
古豪電車の走行現在位置は「南海アプリ」でリアルタイムに見ることが出来ますので、便利になったものです。
こちらが「住吉」電停。。
街の薬局の一部を間借りしていて、駅銘板も備えています。(´・_・`)
やってきたモ702型の「恵美須町」行に乗車。。。
「聖天坂」電停で古豪電車と離合する雰囲気ですので、取り敢えずそちらへ向かいます。
やってきました。(≧▽≦)
「ビークル・スター塗装」と言われるスタイルの166号です。
懐かしい車内!
私が生まれて初めて乗った南海平野線でも走っていた車両です。。
「笑顔ふれあいチンチン電車」のキャッチフレーズの電光板が掲出されていて、降車ボタンを押下すると行燈が点灯します。。
その「降車ボタン」がこれです(≧▽≦)
押すと「チン」とベルが鳴ります。
昭和フォントな文字がなんとも懐かしいです。。
日除けが「落とし窓式」の鎧戸なのも今となって「古い」を通り越してはなんだかとてもお洒落でお上品に見えて素敵ですよね~(≧▽≦)
車両は昭和参年神戸川崎車両謹製。。( ゚Д゚)
私の既に他界した父親が昭和5年生まれでしたので、この電車には父のお爺ちゃんである曾祖父→祖父→父→私と乗車したことになり、さらに私の息子も乗せていますので、次に孫の乗車が実現すると、親子6代に渡り乗車した電車というもしかしたらこれはギネス認定かなと思しき数値となります。(=゚ω゚)ノ
この電車が南海・平野線を走っていた当時、沿線に住む私は母親に連れられて頻繁にあべの橋にある近鉄百貨店様に買い物に出かけておりましたが、当時、この電車に揺られながら御覧の真鍮製の手摺に掴まると、なんだか甘酸っぱい匂いがしました。。
そして母親が、一番下の手摺から成長して背が伸びて2番目、3番目と掴めるようになる私の姿をほほえみながら見て、「大きくなったね~」と喜んでいました。
この電車には、流石に昭和初期の製造だけあって、他にもレトロなアイテムが沢山有ります。。
昭和フォントな文字に昨今のインバウンド需要に呼応して、英語表記が併記されています。
ドアの両端の広い部分は昔、車掌さんが乗務して乗車してくる旅客に乗車券を発売したり、肉声で次の停留所を案内していたスペースです。(^^♪
幼少の頃はここによく立たせてもらい、車掌さんの放送のマネをさせてもらいました。。
「次は~あべの~あべの交叉~斎場前ぇ~上町線乗り換え~」「この電車は天王寺行き~恵美須町は次の電車ですぅ~」
今でもよく覚えています。(^^♪
そしてこの否応無しに和気藹々とした雰囲気になる車内 (≧▽≦)
この日はレトロ電車が走るとあって、鉄ヲタ同業者が多かったです。。(´・_・`)
残念ながら運転席のすぐ後ろにはコロナ対策でビニールカーテンが設置されていて、前面展望写真は撮りにくいです。。。(´Д`)
折しもモ166型に比べれば新型なモ501型(1957年製・車齢65歳)が離合していきます。(≧▽≦)
聖天坂電停から終点のあびこ道電停まではあっという間でした。。
電停には「チャギントン電車の広告が。。
阪堺電気軌道さんにも有ったんですね~。
あびこ道車庫に入庫してしまったモ166型・・・
その傍らには最古豪のモ161型がスタンバイしています。。
まさか・・・
・・・と思いきや、やはりこれが出庫してきてくれました。。(≧▽≦)
行先は「天王寺駅前」とありますので、これはもう天王寺駅前まで行くしかないでしょ (≧▽≦)
こちらはイベントや団体専用車に使用するべく、阪堺電気軌道さんが大金をつぎ込んで車体を更新したモ161シリーズの中でも特別な車両です。(≧▽≦)
室内は木の温もりを意識して、茶色ベースに纏められています。。
降車ベルを押すと「次とまります」と行燈が点灯します。(≧▽≦)
赤い引き紐は運転士さんが電車のすぐ後ろを渡ろうとする人が居る時に後ろ向きにゴングを「カンカンカン」と鳴らすためのものです。。
「運転台立入禁止」の札が小学生が書いた様な文字で面白いです。(≧▽≦)
天王寺駅前行の電車は流石にターミナル駅まで行くだけあって、多くの乗客で混雑します。
天王寺駅前電停からはモチロン直ぐに折返しとなる運用に乗車します。。(^^♪
こちらが「落とし窓」を開けているところです。。
両手で一旦上に押し上げてから窓の下の袋部に落とし入れます。。
よく指詰め災害を惹起させる危険なシロモノです。。
手前の枠は先ほどの日除け鎧戸です。。
使用するには一旦最上部まで片手で持ち上げて、少し奥に押し込みつつ降ろして固定します。。
かなりコツの要る作業となります。。(´・_・`)
この車両にも先程の真鍮製の手摺が付いています。(^^♪
モチロン床は綺麗な板張りです。(^^♪
子供やお婆ちゃんが乗車する和気藹々な車内です。。