さてさて18きっぷの旅2日目ですが、この日は「国鉄型気動車」よりも、「消滅危惧ローカル線」にスポットを当ててみました。
先ずは駅前に食べ物屋さんも無さげな超ローカル線に乗るという事で、お昼ご飯を食べなくて済むように、東横INNさんの朝食バイキングを腹いっぱいに食べます。(^^♪
鳥取駅からは智頭仕立ての227D普通米子行に乗車。
2003年製造のキハ121型2連によるワンマン列車です。(^^♪

昔の急行型気動車を彷彿させるBOX座席がズラリと並ぶ車内には何処となく昔懐かしい空気が流れています。
一応ラッシュ時間帯ですので、それなりに混雑しています。 鳥取を発車すると、やはりそこは今の気動車らしく、強力な加速を発揮します。

鳥取と言えば湖山池 (^^♪昔の急行型気動車の様な大きな1枚窓が素敵です。(*´▽`*)

ラッシュな風景も鳥取大学前駅を出ると、閑散とした車内になってしまいました。そして、昨年11月に妻と訪問した「名探偵コナン駅」こと由良駅で昔よくあった長時間停車での交換待ち。。
↓
交換相手はたった1両のキハ121普通列車。。
単線での交換風景は「遠くへ来た」感と旅情たっぷりで大好きです。(^^♪

しかも昨日のキハ47-1に引き続き、キハ121-1、マニア垂涎のトップナンバーです。(≧▽≦)そして伯備線と合流するひ伯耆大山駅からは、国鉄型博物館の様相を呈します。(≧▽≦)
ここも長時間停車なので、ホームに出てみると早速、国鉄色に復元されたEF64の貨物列車が。。(≧▽≦)
因みに、入駅時には今や風前の灯の「牛乳パック」と呼ばれる色のEF64も居ました。(≧▽≦)

そこへこれまた国鉄色の115系中国地域色(真黄色→末期色)が(^^♪
そして極め付けが、あと3カ月ほどで完全淘汰される国鉄型381系特急電車。長時間停車ながら、次々に国鉄型が来るので、忙しくてあっという間にじかんが過ぎていきました。
ナマで381系が見れるのは多分今回で最後です。(;_;)/~~~

終点の米子駅では、381系を置き換える、新型特急型車両が。。。
米子駅からは、出雲市行137Dに乗り換えます。。こちらは2両固定編成のキハ126系です。(^^♪

シートは先ほどのキハ121型よりチープな感じがしますが、こちらもBOXシートがズラリと並ぶ、国鉄風味な車両です。(^^♪

車端部には都会の通勤電車の様なロングシートが設置されています。この列車はガラガラの状態で発車。。

途中、前回に妻と来た時以来気になっていた、参詣道の無い可愛い島の神社を逃すことなく撮影。。。
調査するとここは手間天神社と言って、特定の日に特定の人しか参詣することが出来ない特殊な神社だという事が判りました。(^^♪

おっと、油断しているとまた381系と離合です。(^^♪
松江駅ではもうあと3週間くらいで全廃となるパノラマ型グリーン車を連結した宍道湖沿いに走り、いよいよ木次線に乗り換える宍道駅に到着したのは、鳥取を出発してからなんと4時間後でした。(=゚ω゚)ノ

木次線の列車(1449D)はやはり平成生まれの小型気動車キハ120でしたが、どういう訳か備後落合駅まで直通する列車が1日に3往復しか無い超ローカル線なのに2両編成でした。
車内には地元民の姿はほんの少ししか居なくて、殆どが私と同業の青春18きっぷを使用した「乗り鉄」でした。

前面からの風景はローカル線そのもの!
滅びゆくローカル線では定番の土砂災害時等で、応急措置をしたままの制限25km/hの警戒運転区間が多数あり、この路線が生き残る事の難しさを物語っています。(´・_・`)

ICOCAなどのICカードも設備が無く使えませんので、間違ってICOCAで乗った乗客に対する清算業務もワンマン運転士さんがワンオペで行い、列車遅延を誘発します。(^▽^;)やがて、山岳区間に入り、木次駅から便乗の運転士さんが乗ってくると、標高も随分と高いところを走る様になり、雪が見えます。(^^♪

そして、長時間停車の出雲横田駅に到着。。ここに来て閑散線2両連結の訳がようやく判りました。。(^^♪
なんと、車両を切り離して、後ろ1両は来た道を宍道駅まで戻る手筈だったのです。(^^♪

出雲横田駅の駅前には「延命水」という湧水が有りますので、長時間停車を利用して汲みに行きます。(^^♪
マイカーで水汲みに来ているご夫婦が居られました。(^^♪
長時間停車が暇過ぎて取り敢えず記念撮影。。ローカル線には今も昔も長時間停車が付きものです。(´・_・`)

出雲横田駅は標高564m、隣の三井野原駅は726mで標高差152m(=゚ω゚)ノこのため、両駅間をスイッチバックという手法で列車は坂を登ります。
三井野原駅はJR西日本さんの最高地点だそうです。(^^♪
因みに日本一の標高の駅は1345mのJR東日本・小海線・野辺山駅です。

出雲横田駅を過ぎると、乗客は「乗り鉄」だけになってしまいました。(^▽^;)
スイッチバックとは何ぞやと必死にがぶりつく尾根遺産。(^^♪

先程登って来た線路を下に見て、暫く走ると出雲横田駅が俯瞰出来ます。
列車は間もなく三井野原駅ですが、その前に「オロチループ」と呼ばれる高規格道路橋が見えます。(^^♪
木次線はこの橋の完成と同時に消える運命でしたが、地元の運動により生き残りました。しかし、この列車に地元民が1人も乗っていないことを考えると、廃線も時間の問題なのかもしれません。。(ノД`)・゜・。

そして最高地点を通過。。終点の備後落合駅には鳥取駅を出てから7時間2分後の14時25分に到着しました。(^^♪
そしてそこからはやはりキハ120型単行の芸備線359Dに乗車。
芸備線の方が三次までの直通列車は5往復有りますので、2往復多いです。
川沿いを走り、私が小学生だった頃に比婆山で頻繁に雪男の様な「ヒバゴン」が目撃されたことで有名な比婆山駅に到着。。(^^♪
つづく
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Posted at
2024/03/12 21:58:12