ラスト　サンバーのブログ一覧

久し振りのアルプス行脚・八ヶ岳登山ですが、早く到着した山小屋に余分な荷物をデポしておき、東天狗岳に向かいました。

登山道はなだらかな草原を通っていますが、時折、御覧の様なアルプスらしい岩場が顔を見せます。。

山小屋から約５０分で東天狗岳に到着しました。

天狗岳は双耳峰で、西天狗岳から徒歩２０分のところ（目と鼻の先）に山容の大きな東天狗岳も存在しますが、そこに立ち寄ると夕飯までに時間的余裕がなくなりますので、敢えて行かないことにしました。

もう１０歳若いと絶対に西天狗岳に行っていたでしょう。。

東天狗岳のすぐ近くにこの様な危険個所も存在します。

なだらかなルートばかりに慣れて、疲れたり急いだりしている時に、この様な落とし穴に遭遇し、命を落としてしまうことすら有ります。。( ﾟДﾟ)

そんな険しい道でも、足元をよく見るととても小さな花が咲いていたりします。

これだからアルプスはやめれませんね。。(^^♪

ご覧の１本道の果てのピークを反対側に下ったところに根石岳山荘は有ります。

登り返しから小ピークを振り返ります。。

いかにもアルプスらしい風景ですね～。

根石岳の山頂からは遠く諏訪湖が俯瞰出来ます、(^^♪

先程まで私が居た東天狗岳の山頂を仰ぎ見ます。

そして１６時３０分に無事山小屋に帰着しました。(^^♪

そしてこの山小屋、なんとお風呂が用意されています。。

登山をされる方々にはもうお判りだろうと思いますが、通常、山小屋は節水等の事情でお風呂が無いのが常識です。。

しかし、ここ根石岳山荘にはそんな山頂近くの山小屋なのに御覧の様なお風呂が用意されています。(^^♪

お風呂からは先ほどの諏訪湖も遥か下に俯瞰出来、眺望は最高です！

もちろん、節水が超基本ですので、体を洗ったりすることは出来ず、掛け湯＆浸かるだけですが、それでも充分に汗が流せますし、疲れも吹き飛びます。(^^♪

まさに天国の様な山小屋です。(≧▽≦)

再三の醜い中年オヤジの自撮りヌード写真すみません。(*´Д｀)

そして、夕飯も御覧の通り。。

昔は保存食ばかりが提供されましたが、今はもう各山小屋さんが工夫を凝らしており、ここでは一人鍋風味のトンカツ鍋が用意されていました。(≧▽≦)

アルプスに来れば夕飯後に必ずすること。。

それは、外に出て夕日を拝みむことです。。

明日は「中秋の名月」ですので今夜もほぼ満月です。。

なだらかな根石岳山頂に流れる高層の筋雲。。

この日は西側に雲が湧き立っていて、夕日が沈む風景を見ることは出来ませんでした。

小屋の向こうの雲海の彼方に夕日が沈んで行きました。

行くのを断念した西天狗岳の山頂に薄雲がかかります。。

さて、２０時の完全消灯前に、星が見えないか外に出ましたが、生憎、空は薄雲に覆われ、確認することが出来せんでした。

仕方ないので、この日は大人しく寝ることにしました。　(´･_･`)

こちらが今日の寝床。。

コロナ禍の影響で、きちんと対策が施されていて、個人・グループ毎にカーテンで仕切られたスペースです。

以前なら６０人分の布団を敷いただろうとおぼしき寝室大広間に、今日はたった２０名程度でした。。

さて、翌朝は朝食前に日の出を拝みます。。

これぞ山小屋泊の醍醐味で、昨日の夕日、前年ながら拝めなかった星空と並んで、山小屋泊の３大お楽しみのうちの一つです。

日の出の時間を記憶しておかないと、うっかりタイミングを逃してしまう事もたまには有りましたが、今回は前夜にシュミレーションしておきました。

いつ見てもアルプスの日の出は素敵です。。

生きていて良かったと思う瞬間です。。

これを見るたびに人生観が変わりますね～。

こちらはこれからご来光がある北アルプス連峰です。。

多分、あちらの山小屋でも多数の人々がご来光を拝んでいることでしょう。。

そして、５時３０分からの朝食のため、みんな小屋に戻ります。。

こちらが朝食会場で、お隣さんとはきちんと仕切られていて、前後の間隔も十分です。

数年前に訪問した時はここで一度に２０人ぐらいが食事していました。。

ごはんとお味噌汁はお代わりＯＫなので、ご飯は２杯食べてしまいました。。

山小屋としてはとても良い雰囲気の食堂です。。

さて、用意を整えて、６時ちょうどに小屋を出て下山開始です。。

日もスッカリ登っていて、西天狗岳の威容がくっきりと見えます。。

今朝も北アルプス連峰まで、くっきりと見えます。。

ほら！

ギザギザの西穂高岳や私が過去に墜落事故を惹起させてしまったジャンダルム、さらに奥穂高岳・北穂高岳、そしてなによりも天を突きさす槍ヶ岳までもくっきりと見えますね～(≧▽≦)

偉大な赤岳の山容も非常に良く見えます。(≧▽≦)

最後にもういちど根石岳山頂で自撮り記念撮影です。

ただ、私がこれを撮影している同時刻に硫黄岳西部で私と同じ年代の男性が200mも滑落され、お亡くなりになっています。

少し離れた根石岳付近を歩いていた私は県警航空隊ヘリコプターが飛来するのを見て事故発生に気が付きましたが、美しい景色とは裏腹に、たとえ平易なルートでも、アルプスはいつも「死」と隣り合わせであることを実感しました。

最後に、もう一度小屋と赤岳を振り返り、下山ルートを前進します。。

そして根石岳と西天狗岳の鞍部から本沢温泉へと下ります。。

今回の山行では稜線からの最後の眺めとなります。

方向的には碓氷峠・妙義山系の方を見ています。。

稜線を離れると直ぐに樹林帯です。。

じめじめとしていますので毒々しいキノコが。。

清らかな小川を歩きます。。

本沢温泉からみどり池に至る木道です。。

トロッコの廃線跡ともお別れですが、取り敢えず自然災害が続く中でも残存してくれていて一安心です。

また。歩けなくなるまでに一度は来て見たいですね～。

そして昨日も大休止したみどり池！

リスや小鳥が集まるしらびそ小屋です！

今日は車の運転が有りますので、ビールではなく、コーヒーにしました！

下山後の締め括りは稲子湯さんです！

もちろんここでも源泉掛け流しのお風呂に入り、１１時に和歌山へ向けての帰路に就きました。。