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Ron Fのブログ一覧

2011年07月13日 イイね!

レクサスISとの出会い -最終章 そして未来へ-

DSC00206
DSC00206 posted by (C)Ron350

いよいよ納車日がやってきた。
すごく良い天気だった。
お天気も祝福してくれているようだ。


ピカピカに洗車しておいたレガシィに乗り込む。
そして一路レクサス高松へ。


渋滞に巻き込まれることもなく、予定どおりの時間に到着。

駐車場に滑り込む。
受付嬢の方が出てこられ、誘導されつつ、無事に停車。
ゆっくりエンジンを止める。

いつもの、いや最後のレガシィとのドライブが無事に終わった。
いままでありがとう。


そして初めて私のISと対面する。
純白で一点の曇りのない白いボディ、ピカピカに輝く大きなホイール、
そしてその中に見える大きなブレーキ、
改めて走りを予感させてくれるそのエクステリアに見とれながら、
SCさんに促されて、早速運転席に乗り込む。

スタートボタンを押すと、短いクランキング音の後、2GR-FSEエンジンが咆吼を上げる。
中央のディスプレイにレクサスのロゴが表示される。
「これからよろしく。」と車が語りかけてくるようである。

そしてオーナーズデスクにファーストコールを行う。
さあ、これからこの愛車とのカーライフが始まるのだと思うと,
改めてオーナーになった実感がこみ上げてきた。

そして、嫁と一緒に記念撮影。
SCさんから頂いた花束はとてもきれいだった。

そして納車ルームから少し車を動かして、レガシィの横へ。
?
レガシィと一緒に再び記念撮影。

改めてレガシィがISに「これからよろしく頼む。」と語りかけているようだった。

無事納車式を終え、
花束、そしていただいたテディベアを後部座席に乗せてディーラーを後にする。


帰路はとりあえず、慎重運転で。
SCさんは、「慣らし運転は必要ありませんよ。遠慮無く運転して大丈夫です。」と
おっしゃっていただいたが、300馬力オーバーの車を運転しているという緊張感も手伝い、
いつもより慎重に家路についた。

その日はとりあえず、無事帰宅。


翌日、ISを堪能するため、五色台スカイラインへと向かう。
ここはレガシィでも走ったことがあるが、なかなかアップダウンが激しく、
コーナリングも楽しめる峠である。

まず、驚いたことはなんといってもそのパワーである。
急な上り坂でもなんのその、平地と全く変わらないスピードで上がっていく。
6速ATの繋がりも素晴らしく、キックダウンのショックもあまり感じることなく、
滑るように峠を登っていく。

またハンドリングも素晴らしい。
思ったコースを思ったとおりに、まるでレールを敷いているかのように、トレースしていく。ボディもシャーシの剛性も十分で、全くねをあげそうな感じすらしない。


正直ここまでの凄い車とは思っていなかった。
改めてISのもつポテンシャルに驚いた。
そして、そのISを所有できる喜びを改めて味わった。


それから約2年、楽しいとき、しんどいとき、いろんな時間をずっと一緒にすごしてきた。
今までも、そしてこれからもISは私のよき相棒である。

2、3日程車に乗れなくなるととても車が恋しくなる・・・
ISに乗り始めてからそんな気持ちになる事が多くなった。

ISに乗っていると、他の車にはない不思議な安心感を抱くのである。
それはVDIMをはじめとした最新の安全デバイス、強力なエンジン、ブレーキ、
そして、剛性感の高いボディ、シャーシなどからもたらされているものなのかもしれない。

そして、

LEXUSであるということ、ISであるということ。

ということが何よりの私にとっての安心感なのかもしれない。

さて、今度の休みはISでどこへ行こう、と考えてみるのであった。

DSC00215
DSC00215 posted by (C)Ron350
納車日の翌日、五色台付近で。


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ここで私とISが出会った物語は完結です。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

ここで、ISを購入しようか迷いの方がおられればに一つ、
ISは決して後悔させることのない車だと、私は自信を持って言うことができます。

ISに欠点があるとすれば、次に乗りたい車が見つけにくいということでしょうか(笑)
これだけはISと共にすごした2年間の間、一度も見つけたことがありませんでした。

これからもISと楽しい時間を共有したいと思っております。
Posted at 2011/07/13 22:24:36 | コメント(7) | トラックバック(0) | レクサスISとの出会い | 日記
2011年05月20日 イイね!

レクサスISとの出会い -その9 感謝-

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P1030227 posted by (C)Ron350

契約から1ヶ月、担当SCさんから電話がかかってきた。
「ウェルカムキットをお渡しさせていただきます。」とのこと。

レクサスの心憎い心遣いである「ウェルカムキット」。
その中にISの事を詳しく説明したDVDが入っている。


担当SCさんかはワインレッドのGSに乗ってこられた。
ものすごく上品な色使いだった。
我が家の車庫に車が止まった時、大きな花が咲いたような雰囲気になったことが
今でも鮮明に頭に焼き付いている。

DVDの中身は車の主な機能、G-Linkやレクサスオーナーズデスクについて概要が分かりやすく説明されているものである。
次の日が寝不足になったのは言うまでもない。



そしてそれから2週間ぐらいたっただろうか、再びSCさんから電話がかかってきた。
「予定より1週間早く納車できそうです。いかかですか?」
いよいよこの日がきたか。


毎日毎日子供のように待ち焦がれた日々。
カタログは少しすり減っていたし、パソコンのブックマークにも
「IS」フォルダが作られ多くのブックマークが登録されていた。
いよいよ来るのか・・・

その2週間はとても長かった。
そしてついに納車日の前日を迎えた。
その日は金曜日。納車日は翌日の土曜日。

いよいよ明日かと心ここにあらずだったが、寂しさも同時に胸の中に同居していた。



去っていくレガシィのことである。


この車にも様々な思いでが詰まっている。


この車の出身地は実は神戸。

香川に帰る直前、神戸のスバルディーラ-で購入した車である。
私は、香川の前には大阪に住んでいたのだが、たまたま訪れた神戸のディーラーで、
営業マンの方の人柄に惚れ込んでここで決めたのだ。

素晴らしい方だった。


レガシィを購入する際に私は大阪、神戸中のディーラー、
しかもトヨタ、スバル、フォルクスワーゲンに至るまで様々なお店に気ままにお邪魔して、
いろんな営業マンの方にいろいろご迷惑をかけたものだ。

そんな話をこの営業マンの方にお話しすると、「もしどこでお話が決まっても、営業マンの方にはご連絡をしておいて下さい。みなさん、Ron350さんのことを心配しておりますし、
きちんとお断りの連絡をするというのも大事なことですよ。」とおっしゃってくれた。

私は彼のそんな人柄に惚れ込んで、このディーラーでお世話になることにした。


そして納車の日、わざわざ神戸から香川まで積載車にレガシィを積んできてくれた。
本当に遠いところをありがとうございました。今でもいい思い出だ。

それからも、時々電話でたわいのない相談にも乗ってくれたりした。
もうだいぶ前に辞められたようだが、今もお元気にしているだろうか。


購入した時から波瀾万丈だったレガシィだが、本当によく走ってくれた。

徹夜明けの仕事で、高速道路を走ったこともあった。
色んな友人を乗せて、たくさんの笑顔をいつも安全にそして快適に運んでくれた。
楽しいとき、つらいとき、しんどいとき、勝負のとき、いつもこの車と一緒だったような気がする。

妻と結婚前にあちこち遊びにも行ったのもこの車だった。
妻もこの車が大好きだった。

少しパワー不足だったが、高速道路もよく走ってくれた。
しょっちゅう高回転まで回していたような気がする。
本当に酷使してしまった。

本当に今までありがとう、そしてごくろうさま。

          新しいオーナーにも可愛がってもらって

                ずっといつまでも事故を起こさずに元気に走れよ。


とレガシィを眺めながらそう心の中で呟いた。


そしていよいよ納車日の朝が来た。
Posted at 2011/05/20 23:11:42 | コメント(7) | トラックバック(0) | レクサスISとの出会い | 日記
2011年05月18日 イイね!

レクサスISとの出会い -その8 一日千秋-

P1030139
P1030139 posted by (C)Ron350

ISの契約も無事終わり、SCの方に見送られてディーラーを出る。

少しレガシィが寂しそうな感じがする。
納車されるまで2ヶ月、それまでの間、今まで以上に大事に乗ってやろうと思った。
次のオーナーに「前の持ち主はきっと、お前を大事にしていたんだなぁ」と、
このレガシィに言ってもらえるように。


それから契約に至るまで何度もディーラーに訪れ、いろんなレクサスの車を見学させてもらったりしているうちに、レクサスの車の雰囲気というものを感じるようになってきた。


最初、あまりレクサスについてよく理解していなかった。
レクサスというよりISに惚れた、という思いが強かったためだ。


そこで感じたことなのだが、そしてこれはレクサスの車独特のものなのかもしれないが、
どのレクサス車も序列を超えたそれぞれの世界観を持っている、ということである。


LSをはじめとするレクサス車それぞれが序列にとらわれない世界観を出しているということである。
ISにはISにしか出せない雰囲気、もっといえばIS-FにはIS-Fの、IS350にはIS350の、
IS250にはIS250の、IS250Cには250Cの独特の世界観といったものだろうか。

「レクサスの中で一番小さなISに乗っているお前が偉そうなことを言うな。」と、
お叱りを頂くかも知れないが、これが正直に感じたことである。



こう思うのはもう一つ理由がある。
今回、ISがほぼ指名買いだったからである。
他の車は(ディーラーに初めて訪問した以降は)気にならなかったし、先にも述べたとおり試乗もしなかった。


例えば、同じ値段ぐらいの外車なども全く選択肢に入れていない。
別に外車が嫌いと言うわけではなく、レクサスISとは成り立ちも方向性も全く違う車だと思うので、
私の車に求めているものに合わないだけである。


よく雑誌などでそれらの車と比較されて、その中には酷評されていることもあるISだが、
個人的には他の車と単純に相対的に比較していること自体、違和感がある。


私見を述べさせてもらえば、レクサスISはオレンジジュース、(一応仮想ライバルとされている)BMW3シリーズはアップルジュースのような物である。

つまりレクサスISもBMW3シリーズもそれぞれ自分の世界観や特徴というものがあり、
それらを単純に相対的に評価することあまり意味のないことなのではないか。
そのような単純な相対的な評価はISにとっていい迷惑だろう。


これらの車を横に単純に比較しているということは、
要するに「オレンジジュースとアップルジュースはどちらがおいしいか?」という比較と同じだと思う。
どこまで行っても、どこまで考えても答えなんか見つからない。


大事なことは「自分はその車がずっと好きか、ずっと乗りたいと思うか。」それだけだと思う。
これは今まで乗ってきた愛車達が私に教えてくれたことである。


話がだいぶ逸れてしまったが、「ISだから乗るのだ。」とこう思わせてくれたからである。
「その車がずっと好きか、ずっと乗りたいと思うか。」という思いに、ストレートに答えてくれたのだ。


毎日パンフレットを眺めたり、YoutubeでIS関連の動画を毎日見たり、まさに「一日千秋」の思いで待ち続ける日が続く。

契約からもう1ヶ月が経とうとしていた。
Posted at 2011/05/18 16:53:43 | コメント(7) | トラックバック(0) | レクサスISとの出会い | 日記
2011年05月17日 イイね!

レクサスISとの出会い -その7 驚愕-

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P1030205 posted by (C)Ron350

SCの方がそっとシルバーのIS350の運転席のドアを開けてくれる。
そして、タイトな運転席に潜り込むように乗り込む。


いよいよ楽しみにしていた試乗の始まりである。
その感想を以前乗っていたレガシィB4と比較して書いてみたい。


妻も助手席に乗り込み、シートベルトを締めたことを確認すると
おもむろにスタートボタンを押してエンジンを始動させる。


上品なセルモーターの音が短く響き、エンジンが目を覚ます。
B4のセルモーターはやや苦しそうな音を立てるが、
ISのセルモーターは苦しげな様子は微塵もない。
かなりセルモーターが強力なのだろうか。


勇ましいV6エンジンの音が僅かに室内に入ってくる。
静粛性はレガシィと同等といった感じかな、
ただ、振動はレガシィと比較して殆ど感じない。
例えると、どこか遠いところでエンジンが回っているような振動である。


足踏み式パーキングブレーキを解除する。レガシィはハンドブレーキだった。


シフトレバーをDに入れて、ゆっくりと進む。ううむ、クリープは強力だ。


ディーラーからゆっくり道路に出てみる。
ここで気づいたのがハンドルがとてもクイックだということ。
ニュートラルな部分が少ないというのだろうか、回せば回すほど回転するような感じである。


国道に入り加速し少しペースを上げてみようと、軽くアクセルを踏み込んでみる。
さすが3.5L/318馬力だけのことはあり、軽々と1600㎏超の車体を加速させる。
低速トルクは非常に豊か。
また、6ATの変速ショックが殆どなく、今何速に入っているのか全く分からない。


加速は流石に2L/140馬力のレガシィとは全く異なる。
レガシィの場合、思い切り踏み込まないと同じようには加速しない。
しかし、レガシィ自慢のショートストローク水平対向エンジンは、
踏み込めば淀みなく高回転まできっちり回って加速する。
またレガシィの4ATも非常によくできており、変速ショックは少なかった。


足回りは非常に締め上げられている。
ただ乗り心地が悪いかと聞かれればそうとまでは言えない。
300馬力以上を受け止めなければならないので、これぐらいの固さは必要なのだろう。
カーブでも殆どロールしない。
しかし、固い足回りでも段差や凸凹道を上手に受け止めていき、
乗り越えたときのショックもすぐ収束する。


タイヤ幅が広いのもあってか、まるで路面をわしづかみにしているかような感じだ。
接地感を凄く感じる。
ボディからの軋みも全くなく、ボディ剛性は十分あると思う。
ただこの足回りはスポーツ走行のように、キビキビ走るのにはいいが、
ファミリーカーのような用途にはあまり向いていないと思う。
助手席の妻は気に入ったようだが。
後、ロープロファイルタイヤの宿命か、路面の轍に少しハンドルを取られやすいところがある。


対するレガシィは「しなやか」な感じだ。
ISほどは足回りは締め上げられていないが、ゆったりと路面をいなしていくような感じである。
フルタイム4WDであることもあり、非常に安心感のある足回りであった。
318馬力を路面に叩き付けて路面をわしづかみにして進むISに比べ、
4WDで接地してしなやかに進むレガシィ。
そんな感じがした。



そのまま高速道路に行ってみる。
ランプウェイからの加速は凄まじいものがある。
まるでジェット機の離陸のように加速していく。シートに体が押しつけられていく。


ちゃんとした姿勢で座っていないと首がやられそうな感じがする。
ランプウェイから一気に追い越し車線にもいけるぐらいに勢いである。
横で妻がびっくりしている(笑)


またエンジンも非常に気持ちいい。
「クォーン」と澄んだ音を奏でながら、淀みなく高回転まで回る。
レガシィは流石にISに比べればのんびりと加速していく。
ただこちらも水平対向エンジンならではの勇ましい音を奏で、また高回転まで気持ちよく回っていく。
レガシィは必要十分な加速といった感じである。


高速道路で私の重視するポイントは直進性と追越加速である。
直進性はISもレガシィも非常に素晴らしい。
まるでレールの上に乗っているような「オン・ザ・レール」感覚である。
ここは甲乙つけがたいというより、どちらも文句のつけようがない。


追越加速は流石にISに分がある。
どの速度域でも、すぐにロックアップを解除し加速体制に入りそのまま涼しげに加速していく。


このあたりはレガシィはかなり苦しい。
やはり140馬力しかないというのもあるだろうが、4速ATというのも足を引っ張っているのだろう。
4速で巡航中大きなうなり音をたて、3速にキッキダウンして加速体制に入る。


後で調べたのだがギア比はISの方がローギヤードである。(IS:4.083 レガシィ:4.111)
加速重視のISに比べ、燃費重視のレガシィといったことろか。
こういったところからも性格がかなり違う2台なのだろう。

ブレーキもISはよくできている。
非常に剛性感があり、高速からも何の不安もない。タイヤを大きな手でがしっと掴んで止めるような感じである。


うーん、感想としては「驚愕」と言うしかない。
何というか、ここまで尖った一面があるとは思っていなかった。
ただパワフルで固いが、その一つ一つが滑らかさに包まれているという感じだろうか。
うーん、何か濃い、濃すぎる。


もう一つ感じたところが、車の動きがもの凄くダイレクトであるというところ。
ATはトルクコンバーターを介しているため、加速し始めは少し「滑り」を感じるのが普通だ。
それを、このIS350では殆ど感じなかった。
殆ど馬力に任せて加速していくような感じである。
アクセル、エンジン、そしてタイヤが一つになっているという感じと言えばいいのだろうか。

たっぷり試乗を堪能した後、ディーラに戻って車を降りた。
そしてその時点で心は決まっていた。

他の車を試乗しようという気も全く失せていた。
何がいい、悪いということではなく、この車は自分に合っている、そう確信できたからだ。
他の車に乗るより、一刻も早く欲しい、そう思った。


正直なにが決め手になったというわけでもない、
ここで判子を押さなければずっと後悔しそうな気がする、自分の求めていた車はこれだ、ただそれだけだった。


気がつけば契約していた(笑)
納車まで約2ヶ月・・・長すぎる2ヶ月だ。
Posted at 2011/05/17 18:32:35 | コメント(8) | トラックバック(0) | レクサスISとの出会い | 日記
2011年05月15日 イイね!

レクサスISとの出会い -番外編 原点-

いつも、「レクサスISとの出会い」をお読みいただき、ありがとうございます。
たくさんの暖かいコメント、イイネ!を頂きもの凄く励みなっております。


今回は少し過去に戻って、私にとって初めての愛車について載せさせて頂きたいと思います。
以前のブログに載せようと書いていた原稿を加筆、修正しております。
よろしければご覧ください。

また、ISとの出会いシリーズはカテゴリを新たに作ってそちらに整理しておきました。
それではどうぞ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私にとって初めての愛車について書かせて頂きたい。


写真などが殆ど残って無く、だいぶ前のことになるので記憶を基に書かせて頂きた。
内容について怪しいところがあってもツッコミはなしということで(笑)


H13年式 SUZUKI ALTO 21世紀記念スペシャルLX 3速オートマチック 色はホワイト

アルトといえばワークスが有名だが、それ以外のノーマルアルトも軽自動車の定番として、
今に続いている。

この車は特別仕様車だったが、
ベースとなったグレードがカタログモデルにない不思議なグレードだった。


ちなみに平成13年当時のアルトのグレードはこんな感じ。
Vs
・3ドアのバン仕様 
・エアコン装備

Lb
(Vsにプラス)
・5ドアのセダン仕様
・パワーウィンドウ装備、パワードアロック、キーレスエントリー無し
・ホイールキャップ無し

21世紀記念スペシャルLX
(Lbにプラス)
・パワードアロック、キーレスエントリー装備
・ホイールキャップ
・専用エンブレム
・AM/FMラジオ付きカセットステレオ+2スピーカー

エポ(アルトの定番グレード)
(21世紀記念スペシャルLXにプラス)
・シートが上等
・ホイールが13インチに

エポ・リーンバ-ン
・エポと装備は同等。エンジンがリーンバーン、ミッションがCVT。

エポ・エクストラ(トップグレード)
・エンジンがVVT(可変バルブタイミング)付き
・オートマが4速
・運転席シートが大型に
・運転席・助手席エアバッグ、ABSが標準装備
・リヤワイパー、リヤシートピロー

確かこんな感じだったと思う。


今から約12年前ぐらいになるだろうか、ようやく軽自動車にも衝突安全ボディ、エアバッグ、ABSなどの安全装備が装備された頃の車になる。

今に比べて本当にシンプルな装備である。また今では珍しくないナビも、
この当時はとても豪華なオプション品だった覚えがある。
しかも主流はCD式だったような。


実はこれまで新規格軽自動車に乗ったことがなく、
この車が初めての新規格軽自動車だったがサイズがとても広くなっていたのが印象的だった。

マニュアルエアコン、キーレスエントリー、パワーウィンドウなど快適装備は一応フル装備だった。
ただ、エアバッグ、ABSが装備されていなかったという今では珍しい?車である。


エクステリアはいかにも軽のセダンタイプといった形でとてもプレーン。

ちなみにこの年はちょうどアルトのマイナーチェンジの年だったので、ヘッドランプはマルチリフレクター(ライトはもちろんハロゲン)に変更されていた。

そのため、フロントは垢抜けたデザインだった気がする。

天井が高く、ガラスエリアも広くて四方も見易くとても運転しやすい車だった。

タイヤは当時でも小さい方になる12インチ。
その上スチールホイールにフルキャップホイールということもあり、
全体的にかわいらしい雰囲気があった。
アンテナをつけると、そのままラジコンになりそう(笑)

バックドアは、今と異なりキーレス連動ではないため、鍵を回すか、バックドアオープナーを使わないと開けることができない。

インテリアの方は、非常にシンプル。
セダンタイプだが、ドアのアームレストに至るまでは全てプラスチックで覆われておりファブリックはシート以外全くなし。
もちろんソフトパッドなどはどこにも張られておらずカチカチ。
ただ、汚れには凄く強かった。

天井は結構高かった。
思い返してみると、今までの愛車の中で実はアルトが室内高が一番高い(IS:1165mm B4:1165mm アルト:1200mm)
あと余談だが、天井がブラック以外の車種もこのアルトだけだった。

エアバッグがついていないためなのか、ハンドルは2スポークのウレタン。

助手席側のエアバッグがないため、ダッシュボードのところに物が置けるようになっていた。ここはエアバッグがついていない時代の車の名残であろう。

インパネも今の車と異なり、空調関係が上になっていたので、ナビなどをつけると見にくくなったのではと思う。
引き出し式のカップホルダーがエアコンの上についていたが、飲み物置くと、エアコンが操作しにくくなった覚えがある。

エアコンはダイヤル式。マニュアルだったのでガチャガチャよくいじって調節していた。
ただ、ダイヤル式はブラインド操作がしやすくかった。

オーディオは標準でカセット。
ラジカセと同じでガチャガチャ操作するタイプだった。(フルロジックじゃない方?)
もちろん、頭出しやサラウンドなどの洒落た機能は無かった。
この当時の音楽の主流はMDだったので、すぐオートバックスに行って他のデッキに交換した。(後述)

 シートに座ると視点が非常に高く見晴らしがよかった覚えがある。
セパレートシートにも関わらず、サイドサポートなどとは無縁のシートで滑りやすかった。
またシートがとても小さく、クッションも殆どなく15分以上座るとお尻がヒリヒリした。

ただ室内は結構広く、ガラスエリアが広く開放感がとてもあって、人を乗せると結構好評だった。

エンジンはマイナーチェンジで、今もスズキの主力であるマルチポイントインジェクション式であるK6Aが積まれていた。(それまではF6A)とてもよく回る元気のよいエンジンだった。
ただ回すと会話にも困るほどやかましかった。

走りの方は、軽量なボディと相まってけっこうよく走った。
低速トルクもあり、平地で一人で乗る分には全く不足はなかった。
よく六甲山を走ったり(当時は兵庫に住んでいた。)したが、普通に走る分にはあまり不満はなかったような覚えがある。

ミッションは3速で、街中では低・中・高の変化が結構心地よかった。
確か50km弱で3速に入ってそれ以降は3速が全て受け持つというようなセッティングだったような気がする。
よく、状況に応じて2やLに入れ、手動で変速していた。

ただ、NA軽自動車の宿命か、多人数を乗せたり、夏場エアコンをかけると顕著に遅くなった。一旦速度が乗ればそうでもなかったが、坂道の発進などはやばかった。
このとこばかりはターボの必要性を痛感した。

乗り心地は意外に固めで、ふわふわ感はあまりなかった。
しかし、元気よく走ると12インチのタイヤであることもあり、結構怖かった。
なんというか、ボディだけがどこかに飛んでいきそうな感覚になる。

ここはあくまでタウンユースを主としたセッティングだった。


改造と言えば大げさだが、あっちこっちをいじっていた。


・バッテリーをボッシュのメンテナンスフリータイプへ。
この当時六甲山の近くに住んでおり、冬はとても寒かった。
その不安を払拭するためにこれに交換。おかげで真冬の六甲おろしが吹き付ける時もいつも一発始動だった。


・オーディオ
上にも書いているように、オーディオがカセットだけでしたので、
MDも聞けるようにcarrozzeria FH-P555MDという MD/CDの2D一体型メインユニットに交換。
この当時はMDが録再メディアでは主流だった。

音質は結構よかったと思う。
また、ディスプレイがカラフルに変化するところが楽しかった(笑)

carrozzeria TS-F100(フロントスピーカー)+TS-S15(フロントツイーター)+TS-X380(リヤスピーカー)のスピーカーも交換へ。
アルトはリヤドアにはスピーカーをつけることができなかった(標準は2スピーカー)
ので、リヤシェルフの上にスピーカを設置した。

 この一連のオーディオの改造で家庭用小型コンポ並の音質は出ていたかも。
またアルトはシンプルな分、自由にいろんなものを設置できる余地があるので、あれこれ悩むことができるのも楽しかった。


・13インチにインチアップ
12インチのタイヤでよく不安を覚えることがあり、こちらも思い切って交換へ。
たしか、タイヤはダンロップのルマン701だったような気がする。
完全にタイヤの方が勝っていた(笑)
インチアップ後は足回りはよくなったような気がしたが、加速が明らかに悪くなった。

その他、ヘッドライト、プラグ、ドアノブにいたるまで結構あちこちをいじっていた。
上にも書いたが、アルトはもともとの装備が非常にシンプル。
またオプションも非常に多く、様々な汎用品もいっぱいあった。
このあたりは今の車にはない長所かもしれない。


アルトはいろんな意味で、とても素直な車

エアバックやABS等今現在の車では当たり前の安全装備はなく、
安全装備と言えば、シートベルトぐらい(笑)。
運転していても、エンジンの余裕もなくてけっこうんどかった覚えがある。

ただこの車にはいろいろなことを教わった。
何もついてない分、運転の技量がもろに出てしまうので、車の流れにのるということや、他の車の挙動を素早く読み取る訓練になった。

またエンジンのメンテナンスもしやすかった分基本的な整備はよく自分でやり、いろいろ勉強になった。

「車が好きになった。」原点もこのアルトからきている。

この車も引っ越しの関係で数年で手放したが、
その間大きな故障や事故もなく本当によく走ってくれた。

今もこの型のアルトはよく見かけるが、どこかで元気で走ってくれたらいいなぁ。

Posted at 2011/05/15 16:24:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | レクサスISとの出会い | 日記

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「RC FとRAV4PHVの加速感の違い http://cvw.jp/b/910066/44737403/
何シテル?   01/05 10:39
長年の念願だった、そして私とって究極の1台であるRC Fを所有しています。 仕事用快速営業車としてRAV4 PHV G“Z”(納車待ち)を そして嫁さん...
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