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惰眠のブログ一覧

2005年10月26日 イイね!

9万8千キロ

9万8千キロ新参の赤い車の話題ばかりになりつつあるが、ユーノス500も粛々と走行距離を伸ばしている。オド・メーターはついに9万8千キロを越えた。遠からず、一つの区切りと考えている10万キロも達成するだろう。

 今からこれを言うと鬼が笑いそうだけれども、年が明けると車検の時期を迎える。「多分」ではなく「まず間違いなく」もう一度車検を通すつもりでいる。整備にどこまで資金を投入するかは検討の余地があるが…。

 屋根なし車と二足の草鞋でやっていると、やはり機械としての古さをひしひしと感じる。それは仕方がない。10年以上も隔たりがあるのだ。ただ、今まで「時代の趨勢だから」と思っていたペダル類の重さの違いが、ひどく厄介に感じられる。

 先週の土曜日から3日間、500じゃないほうだけを運転していた。火曜日に500に戻ってみると、まずクラッチ・ペダルのスプリングが滅法硬く感じられる。アクセル・ペダルも同様だ。
 500だけに乗っている限りは少しも重いなどと感じなかったのに、最近の軽すぎるペダルに体が馴染んでしまうと違和感すら覚える。結局、元の感覚を取り戻すのに(違和感を覚えなくなるのに)丸一日かかってしまった。やはり2日以上続けて新参に乗ってはいけないようだ。

 週末、東京モーターショーを見に行くつもりなのだが、どちらの車でいくか、また考え込んでしまう。
Posted at 2005/10/26 12:32:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2005年10月23日 イイね!

山道をフォード・フィエスタSTで走ってみた

山道をフォード・フィエスタSTで走ってみた天気晴朗な信州の山道で、Kahanさんのフォード・フィエスタSTを少し運転させてもらった。
 マツダのデミオとそう変わらないサイズの車体に排気量2リッターのエンジンを載せ、足回りなどもフォードが気合を入れてチューニングしたと言う車だ。ちなみにこの2リッターエンジンは、僕が最近買った派手車に搭載されているのと基本は同じものだ。

 自動車評論家の下野康史氏は、「車の印象と言う奴は、直前に乗っていた車によって大きく左右される」と言った趣旨のことをあちこちで書いている。その通りだと思う。そしてこの日、僕が直前まで乗っていたのは全高1200ミリ少々の、所謂スポーツ・カーだ。
 その印象に引きずられたまま山坂道で車を走らせれば、まあフェアな感想など出てくるはずもない。その証拠に「まるでペダルを真上から踏みおろしてるみたいだ」とか「着座位置が2トントラックに乗ってるみたいに高いなあ」なんて思ってしまったのだから。フィエスタから見れば逆に、あっちは地べたに座ってるみたいなもんだから、印象が戯画的に誇張されるのも仕方ない。

 バイアスがかかった印象を頭の中で一所懸命補正しながらフィエスタSTを走らせて見ると、確かにこれは速い車だ。僕が乗っているような足にもエンジンにも手を加えていないユーノス500との比較で言えば、はるかにしっかり曲がって止まり、主にコーナーでのロール速度と角度の要素が大きいと思うが、かなり上のスピードでも運転者は不安を感じない。

 レギュラー・サイズよりも大きく強力なエンジンを積んだ小ぶりなハッチ・バック車を「ボーイズ・レーサー」だとか「ホット・ハッチ」なんて呼び習わすが、そういう常套句から連想されるような荒っぽさはフィエスタSTからは全く感じられない。色んな動き方が、すごく素直だ。よく調律されている。よくできている。kahanさんが「デミオはメーカーが言うほどの仕上がりの車じゃない」と突き放すのも、なるほど納得だ。

 んでまあ、いいじゃんこれと思いつつも大きく不満だったことが一つある。ペダルの配置の関係で、ヒール&トウが、すっごくやりにくいのだ。
Posted at 2005/10/26 17:47:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2005年10月23日 イイね!

図らずも「いつもの山坂道」へ

図らずも「いつもの山坂道」へ友人たちとの楽しいひと時を終えて中央道を東京に向かい走り始めると、ほどなく「小仏トンネルから談合坂まで渋滞中」の情報を電光掲示板に見つけた。

 どこで中央自動車道を諦めるか、もしくはどこまで下に降りずに我慢して渋滞に付き合うか算段していると、今度は「高井戸を先頭に25キロ渋滞」の情報。二つの渋滞に真っ正直に付き合うと、夜の9時を回っても高井戸ランプまでたどり着けそうもない。国道20号線もどうせ混雑しているだろうからと腹を括り、神奈川県内に入るまでは渋滞にお付き合いをして、その先は「いつもの山坂道」を抜けるルートを選択した。

 ユーノス500でならば幾度も走った道を、新しい車で駆け抜けて愕然とした。500だと一杯一杯のペースを、こちらは些かの苦もなくサラリとこなしてしまう。そして、まだまだ余裕がある。つい「可愛げがねぇなァ」なんて言葉が出てしまう。
 それでも十分、運転していて人馬一体で楽しいのだけれども、ここまで涼しい顔で走られてしまうと、つい「この車の、一杯一杯のペースって奴を試してみたい」などと恐るべき想念が湧き上がってくる。

 ゼロヨン兄さん(旧ゼロナナ兄さん)が「奥が深い」と言っていたのは、このことなのか…?などと思いつつも、その領域にまで足を踏み入れるのは、さすがに躊躇いが大きい。
Posted at 2005/10/25 00:27:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2005年10月23日 イイね!

美ヶ原へ

美ヶ原へ宴会の一夜が明けると、空は快晴だった。
絵に描いたようなオープン・カー日和だ。東京の車庫に置き去りにしてきたユーノス500が多少(あくまで「多少」)ヘソを曲げようとも、今回の選択は正しかったのだと嬉しくなる。

 秋晴れの素晴らしい青空の下、ビーナスラインを駈けて美ヶ原高原美術館へのドライブと相成った。自然、顔もほころぶと言うものだ。確かにユーノス・ロードスターのように痛快な車ではないが、運転することが素敵に気持ちのいい車なのだ。狙い済ましたように舞台が整い、これで喜ぶなと言われても無理な相談だ。

ところで。
オープン・カーに乗る全ての男性にとって、髪の長い美しい女性を助手席に乗せてドライブをすることは、ひとつの浪漫ではないだろうか。散々語り尽くされ果て手垢にまみれ尽くした古臭いステロタイプの浪漫だとしても。
 弾みと言うのは恐ろしい。まるで麻雀やパチンコでバカあたりしたような具合に「屋根なし車が嬉しいシチュエーション」の条件が、バタバタと揃っていく。本当は和尚さんが助手席に座るはずだったのだが、天気がよくなったことも含めて、ひとつの連鎖反応なのかもしれない。

 助手席の住人が変わったことで、一所懸命な運転はNGになったのだけれども、本当に人間万事塞翁が馬だと思う。割と飛ばす口の友人の後について走っていたところ、途中でクラシックなメルセデスのオープンが前に入り、全体のペースがひどく遅くなった。
 友人が焦れているのは後ろからでも分かったのだが、山の日陰側に差し掛かった時のこと。ゆっくり走っていたメルセデスが、殊更に速度を落とした。吹きさらしの陸橋に続くカーブが、路面凍結していたのだ。
 反対車線の退避スペースには、側面にひどい擦り傷のあるローレルが途方に暮れたように停まっていた。「やっちまった」らしい。見れば路傍には雪が少し残っている。昨夜、降ったのだろう。

 そんな「紙一重」も経験しつつたどり着いた美ヶ原の高原美術館。吹きさらしの駐車場は、寒い寒い。風力発電の巨大風車がブンブン回っている。からまつの林を歩いた北原白秋は「浅間嶺にけぶり立つ」を見たと詠ったが、今日の美ヶ原高原からは浅間嶺の雪が見えた。


 冬の足音が聞こえ始めた高原で、屋外展示の美術館を巡るには、一種修行めいた覚悟が必要かもしれない。或いは、そこにある展示物を「なんとしても見たい」と思う気持ちが。
 フジサンケイグループが運営するこの美ヶ原高原美術館はしかし、見物しているうちに『鹿内一族の栄華を記録したアミューズメント・パーク』などと皮肉な思いを抱いてしまった。

 幾枚か陳列物の写真を撮ったりもしたのだけれども(フォトギャラリー)、どうもなんと言うか、その作品の大半が「芸術作品」ではなく「グラフィック・デザイン」に見えてならなかった。
 ここでは「美術(Art)」とは、文字通りの「美しく見せる人為の技術」であって、芸術的動機に突き動かされた作家が自らの魂の一部を切り出して見せるような衝動や衝撃性を胚胎したもののことでは、どうやらないように感じてしまったのだ。
 念のために言葉を足しておくと、芸術作品とグラフィック・デザインに優劣があるなどと思っているわけではない。ただ、それぞれは(重なる部分はあったとしても)別のものだと僕は考えていると言うこと。

 風があまりにも冷たいので展示物巡りは早めに切り上げて昼食を摂り、四方山話に花を咲かせた後、名残は尽きないながらも、皆それぞれに自分の日常へと帰っていった。
Posted at 2005/10/24 23:50:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2005年10月22日 イイね!

秋のいざない

秋のいざない今回の信州旅行は、既に和尚さんが記しているようないきさつで行なわれた。
 鳥居平の駐車場に集合した友人の内でも500を卒業した人はもう半分近くに上る。年式を考えれば、自然の流れではあるけれども、少し寂しい。500じゃない方の車で参加した僕が言えた義理ではないのだけれど。

 その500じゃない方の車だけれど、高速道路での安楽さはユーノス500に譲るものの、一歩山坂道へと足を踏み入れると、優位は完全にひっくり返る。まあ、そういう所をそういう風に走らせるための車なんだから、そうでなくちゃ困るが、それにしても期待以上に気持ちがいい。

 先行する友人のユーノス500が、軽くブレーキを当てて前輪に荷重を寄せて回り込んで行く少しきつめのコーナーであっても、こちらはアクセルを軽く緩めてエンジン・ブレーキで少し荷重を動かしただけのノー・ブレーキで入っていける。つまり同じドライバーが運転して、2割がところ速い。

 流石に、だからと言って自分の運転が上手くなったと錯覚できるほど幼くもなければ未熟でもないけれども、調子に乗ってペースを上げたいような気分にはさせられる。…と、背後でちょっと派手なスキール音。ミラーで見ると「おっとっと」と姿勢を立て直す500の姿が確認できた。
 僕よりも経験の豊富な方の運転なので意外の感に打たれたが、後で聞くと、オーバースピード承知で屋根なしと同じスピードでコーナーに入ってみたら、そうなっちゃったとのこと。もとよりカテゴリの違う車同士ではあるが、14年間の自動車技術の格差は、こういう形で現われるのかと頷きあった。
Posted at 2005/10/24 22:36:34 | コメント(1) | トラックバック(1) | ユーノス500関係 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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