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惰眠のブログ一覧

2007年10月13日 イイね!

2007年のLa Festa Mille Miglia

2007年のLa Festa Mille Miglia今年もラ・フェスタ・ミッレミリアの季節になった。(ちょびっとだけフォトギャラリーに掲載)
事前のエントリー表を見たところ、見物人的には「今年は目玉がないな」という印象を持った。ブガッティのタイプ13みたいに、えらく珍しく貴重な車が出てくるのは間違いないんだけれども、僕が好きな1950~60年代のイタリア勢に限ると、多少「見慣れた」観が強い。

 とは言え、なかば習慣化した惰性で六本木ヒルズへと出かけた。現場についてちょっとビックリしたのは、昨年の半分ほども観客がいないこと。ぜーんぜん盛り上がってない。なんだ、この落差は。
 スタッフが配ってくれたパンフレットを見ると、今年から新たに防衛庁跡地の東京ミッドタウンがチェックポイントとして新設されているから、もしかしたらそちらに人が流れたのかもしれないが……。

 やや寂れた感じはするものの、カメラ小僧ならぬカメラ中年(うう、自覚するとつらいものがあるな……)の僕にとってはポジション取りがしやすくてありがたい。そこで初めて、チェックポイントとなっている広場の脇に陣取ることにした。
 いままでも、そこに陣取ることは可能だったんだけれども「折角なら公道を走ってる姿を写真に残したいよね」と言うようなことを考えて、避けてきたポイントだ。人ごみに埋もれるのもいやだったんだけど。
 宗旨替えしたのは、2001年からのバックナンバーを見たところ、ロケーションが代わり映えしないようになってきたことも大きな理由だ。

 さて、チェックポイント脇に陣取ると、イベントの司会を務めるテレビ局アナウンサーの「おしゃべり」がいやでも耳に入ってくる。控え目に言って……ものすごく鬱陶しい。何が一番イラつくって、なにかにつけ二言目には「古い車ですから」を連呼すること。古いから原宿からここまで来るのが大変、古いから故障してるかもしれない……。ま、実際今回も2~3台が第一チェックポイントにたどり着けずにリタイアしたけどさ。
 あと「美しい車」の連呼も勘弁して欲しかった。お前、本当にそう思うてゆーてんのかいと、因縁つけたくなってくるから。

 と、耳から入ってくるアナウンサーの喋りがやや減点だったけども、撮影ポイントとしては、ここは中々だ。巨大なベントレーやロールズ・ロイスが一発でUターンできずに目の前で切り返すのはド迫力。調子に乗ってシャッターを切っていたら、途中で2ギガの容量がある記録媒体がパンクした。慌てて撮りそこないを削除、削除、削除……。あとで整理することを考えると気が重くなる。

 それはともかくとして、この時代のスポーツ・カーってホントに人間がむき出しだ。



 クルマの中に入ってるのは腰から下だけ。時代が下がってくると段々そうでもなくなってくるんだけども、カヤックとかそんな感じに見えて、そういう連想でいくとイタリア語でちっさいオープン・カーを「バルケッタ(小船)」なんて呼ぶのも納得がいく。
 しかし、こういう乗り物で山越え谷越えレースをしたんだなあ、昔の人たちは。腰より上は全部丸出しのような車で、時速数十キロ~百何十キロも出すのってどんな感じなんだろう。例年よりもやや近づいた場所で見たことで、ちょっとばかり気持ちに新鮮さが戻ってきた。やっぱり倦怠期には多少目先を買えるのも大事と言うことか。
Posted at 2007/10/15 12:38:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2007年10月07日 イイね!

スカイライン・クーペを見てきた

スカイライン・クーペを見てきたイチロー選手が「日本のクーペにときめきを」とテレビで喋っている。なんだか、バブル期のユーノス系列のキャッチ・コピーみたいだなあなどと縁起の悪いことを連想しつつ、ちょっと実物を見物に行ってきた。

 形に関しては、日本国内では日産がティザー・キャンペーンを張ってなかなか公式に姿を見ることができなかったものの、海外のネット媒体ではもう随分と前から現地名のインフィニティG37クーペとして公開されていたので取りたてての驚きはない。もっとも、写真で見ていたときよりもカッコイイな、と素直に思いはしたけども。

 カッコイイな、と書いておいてこう言うのもなんだけど、しかしごく正直な印象は「なんかソアラっぽい……」だった。2007年秋準拠の用語表現をすると「レクサス店に置いてあっても違和感ない……」って感じだろうか。ディーラーの人には「随分高級車然としたクルマになりましたね~」なんて言ったが、真意としては「これが『スカイライン』??」だ。位置づけとしては寧ろ、往年のレパードじゃん。

 三連休の中日のためか、店頭展示品は準備できず商品サンプルは試乗車と共用という状況だったにも拘らず、即試乗OKだと閑古鳥が啼きさえずる。せきたてられているわけでもないのに、そう言われてしまうとためつすがめつじっくり見物するのも何やら申し訳ないような気分になってしまい、早速チョイ乗りドライブへ出発することになった。

 トランクについたバッジで分かるとおり、V36スカイラインのクーペは排気量3700cc。個人的にはこんなにでっかいエンジンは必要ないんだけれども、まぁそれはそれで構わない。変速機は、ハンドルの両脇にUP専用/DOWN専用のパドルをそれぞれ振り分けたオートマチックだ。同乗した販売員に拠ると、セダンは自動変速一本槍だったがクーペは手動変速も選べる由。でも、乗って思ったけど、別にこれマニュアルじゃなくてもいい。クルマの性格的に、手でシフト・レバーをカチカチいじる感じじゃない。

 以前カレスト座間でセダンにちょびっと乗ったときに『スカイラインは新幹線になりたいクルマ』って感じの印象を受けたんだけれども、流石にクーペの方はもっと普通に「自動車」だ。しかし、ディーラーまで乗っていったのがマツダの軽量屋根無しスポーツ・カーだったせいもあるのか、とにかく重ったるさが気になる。

 エンジンはでっかいし、多少回して見た印象では結構軽く回転があがっていくから、その気になれば相当パワフルに走れる車である筈なのだけど、そのパワーを手懐けるためなのか、アクセルの踏み初めでの感度は寧ろ鈍さすら感じさせるし、ブレーキも踏み初め時点での制動力の立ち上がりがいま一つ二つ三つくらい物足りない。決して容量が足りないわけではなく、踏み込めばしっかり受け止めて減速するのだが……。
 あ、そうか。直前まで乗ってたヤツが「最初からいきなり制動力が強く立ち上がる癖がある」んだった。慣れと言うのは恐ろしい。最初の頃は、あの効き方にかなり違和感を覚えていた筈なのに。

 感心したのは、横幅が1820ミリもあるくせに、運転しているとその幅を意識させないこと。運転席から見える左右両フェンダーの「峰」の効果もあるのか、車体の端っこも認識しやすい。いろいろな面で、乗りやすい。

 チョコチョコ走り回って店に戻ってきて、ああこれは本当によくできた大人向けのツアラーだな~(スポーツ・カーではない)と感心したんだけども、しかしどうもこう、印象が希薄だ。平均的にあらゆる方面がよくできすぎていて特徴がない……ってことなのだろうか。
 店先の展示位置に停めなおすため販売員氏が運転する新型スカイラインクーペを、後ろから眺めてみてちょっとガッカリ。こういうクルマって、これは僕の持論なんだけど、後姿が素敵じゃないとダメだと思う。先代のクーペの意匠が取り立ててダメだとは思わないけど、それを受け継いだ今度のモデルの後姿は、どうも……僕はあまり高く評価できない。それにしても19インチのホイールって、でかすぎじゃないか。

 その後、店内でカタログや価格表を見せてもらって「あーあ」と思う。乾燥重量で1.6トン強。総重量にいたっては1.8トンを上回る。重いわけだ。事のついでに「V35のときはZと共通だったけど、現行は?」と聞くと、今度のモデルでは姉妹関係はないのだと言う。月末の東京モーターショーに参考出品されて12月発売になるというGT-Rとさえも血縁はないらしい。そうか~、今度のアレはもはや「スカイライン」ではなくなってしまうのね、本当に。

 それはそれとして、僕にとってクルマと言うのはかなり道楽の意味合いが大きいので思うのだけれども、今度のスカイライン・クーペがすごく(機械として)いいのは認めたうえで、でも同じ300万円後半から400万円中盤のお金を出すんだったら、僕は別の車を買う。もっとできの悪い、癖の強いクルマを。
 少なくとも僕に関する限り、新型のスカイライン・クーペは、ときめきをもたらすものじゃあなかった。
Posted at 2007/10/09 12:57:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2007年10月03日 イイね!

出遅れていたのか……

出遅れていたのか……今月末に幕張で開かれる東京モーターショーのお宿の話。先月中旬頃に気づいて隣接するホテルの秋状況を見たとき、ホテル側の設定した見物プランには既に空き室が殆んどなかった。まだ早過ぎて情報が確定してないのかな、と多少楽観的に構えていたのだが、月が変わっても空き室事情は一向に好転しない。

 これはもしや出遅れているのでは……と危機感を募らせて(笑)直接ホテルに電話をかけると、果たせるかな「東京モーターショー見物プラン」は実際に殆んど売り切れているのだった。03年のときも05年のときも、こんなに早く売り切れてはいなかったのに(と言うよりも、前2回は殆んど開催の前の周になってから予約を入れたような記憶すらある)一体どうしたことよ……。

 んで、もう本当に空き室が全然ないのか確かめてもらうと、あることはある。あるにはあるのだが、ちょっとお高い。逡巡するなと言われてもムリ!ってくらいお高い。電話口で「うーーーーん……」と7秒ほど唸ってから、腹をくくって予約を入れた。コンチキショー、2年に一度のお祭りだ!ちょっとくらいの散在がなんだ!!

 些かやけっぱちではあるけども、今回はマツダが「流」シリーズのコンセプト・カーを4台まとめて展示するということなので、それをのみ楽しみにしてもマァいいだろう。しかし「大気コンセプト」なあ……。
 天女の羽衣か知らんが、ベルトーネ時代のフランコ・スカリオーネがやった「B.A.T.」シリーズ3モデルの天地をひっくり返したようなこれ、どんなもんやろ。

 「B.A.T.」が「ベルトーネ・アエロディナミカ・テクニカ(ベルトーネ空力技術)」の略称だったひそみに倣えば「大気コンセプト」は「M.A.T.」だろうか。なんだかウルトラマンが帰ってきちゃったりしそうだ。
 あ、そういえば新マンの「MATビハイクル(ビークルにあらず)」はマツダのコスモスポーツだったな。――と言うことは、これは『帰ってきたコスモスポーツ』への布石なのか!?なんて(笑)。
Posted at 2007/10/09 14:11:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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