• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2007年11月20日 イイね!

原点は「車に乗って、どこ行こう」

原点は「車に乗って、どこ行こう」現在修理入院中のウチの2号車には、工場出荷時点でミシュランのタイヤ(パイロット・プレセダ)が装着されている。クルマ関係の話題でミシュランといえばフランスのタイヤ製造業者だけど、世間一般でミシュランといえば(その素性がタイヤ屋であることは意識されることなく)ホテルやレストランの格付けガイドブックの発行元だ。
 化粧用オリーブ・オイルのDHCが「大学(Daigaku)翻訳(Honnyaku)センター(Center)」という翻訳業の会社を母体としてることがあまり知られてないのと同じように、モノがちゃんとしてるなら発行元の素性なんて関係ないっちゃ関係ないんだろう。DHCはこの際どうでもいいが、ミシュランが東京を対象に食い物屋の格付けをして、そのガイドブックが近々刊行されるという。

 タイヤ屋がなんでレストランガイド?と言うのは僕もその昔抱いた疑問だけれど、空気チューブ入りタイヤの黎明期にミシュランが「ウチの作ったタイヤ履いて、遠乗りドライブに出かけてネ♪」と言うような動機で「ホラホラ、遠出すると、こんなエエとこありまっせ」と、まぁ販促キャンペーンの一環で始めたものらしい。

 そういう来歴があるので、ミシュラン・ガイドで有名な「星」の数は点数ならざる意味が与えられていて、曰く星一つは「その町に行ったら利用するだけの値打ちがある」、星が二つなら「近くまで行く用事があるなら、もうちょっと足を伸ばしてでも行ってみる価値がある」というお勧め度合いを表している由。
 星が三つになると「そこに行くこと自体を、お出掛けの目的にするだけの値打ちがある」と言うわけで、これはもう国際的観光資源というわけだ。

 んでまあ、昨日だったか、その星三つのお店が東京には8つもありましたぜ~と、ガイドブックの刊行に先立って発表されたのだが、まずもって思ったのは「山口瞳が生きててこのニュースに接したら、きっと半分くらい嘆いたろうな」と言うことだ。
 と言うのも、こうやってガイドブックに紹介されるようなお店と言うのは、元々お勘定もお高いわけで、そういう暖簾がどういう風に利用されるかと言うと、まぁ食道楽の人だとか家計がご内福な方々を別にすれば、これはもう社用接待だろう。

 ミシュランのガイドブックで星三つを獲得したあのお店でご接待、と言うのは、社用族のもてなしとしては中々説得力がある。で、なんで作家・山口瞳の名前が出てくるかと言うと、彼はサントリーの営業マンだった経歴があるくせに(逆にそういう経験があるから、なのかも知れないけれども)社用接待が大嫌いだったらしいからだ。
 待合や飲み屋は自分の懐で遊びに行くべき場所であり、他人の――とりわけ会社の懐をあてにするようなのは、彼の酒飲みとしての美意識を著しく逆撫でしたようなのだ。

 更には、社用の客に対しては店の側も取りっぱぐれの恐れなく、遠慮会釈なく(高額の)請求を突きつけられる。社用族も「どーせ会社の金」だから慎みがなくなる。かくして「粋を知る遊び人」の個人的な遊び場が、どんどん社用接待族に侵食されていくと嘆くのだった。

 ま、山口はもう故人だし、こんなことを書いてる僕だって(元々食道楽ではないのも理由だけど)星がつくような飲食店を利用する機会などそうそうあるわけでもないので、だからどうしたって話ではあるんだけども、ガイドブックの編纂責任者が「東京は世界に冠たる食文化の都」といわんばかりの絶賛をしていたと聞くに付け、「接待文化と密接な『文化』ってのも、いかがなものかなあ」と複雑な気持ちにもなるのだった。
 ま、古今東西、文化なるものはオカネのある層によって涵養されるものであり、今の時代に一番オカネがあるのは法人企業なんで、仕方ないっちゃ仕方ないことなんだけど。
Posted at 2007/11/20 13:03:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2007年11月18日 イイね!

幌の修理で入院

幌の修理で入院懸案だった幌屋根のベルト切れ修理のため、夕方いつものディーラーに行って、車を預けてきた。当初の打合せでは来週の金曜日には仕上げるような話だったのだが、ディーラーの工場長からサービス受付担当者に「なにぶんNC型ロードスターの幌の補修は、まだ誰も経験したことのない作業なので、もう少し時間を貰って欲しい」と下命があったらしい。これで、勤労感謝の日の納品はなくなった。

 そうなると来週末に中部方面に出かけるときの足は、ユーノス500に確定だ。多少残念な気もするけど、もとより500で出かけるつもりでもいたので、余計な未練がバッサリ断たれて良かったとも言える。

 言えるんだけども、別の点で未練なのは、アメニティに劣る車を殊更にわざわざ吹きっ晒しにして走っても(それほど)辛くない季節の、殆んど最終盤のこの時期を失ってしまったことだ。もうボチボチ、運転中には手袋も必要になってきている。修理が終わって戻ってくる頃には、もうあまり屋根を積極的に開けたくなる気温じゃあなくなっているだろう。

ま、寒くってもどうせ開けるんだけどね、僕は。
Posted at 2007/11/19 11:36:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 幌つきの方の赤い車 | 日記
2007年11月16日 イイね!

大きくって入りません

大きくって入りませんふと思い出したついでに書いておこう。
2代目のアテンザが、現行よりもちょっと大きくなりそうだと言う話を、行きつけのディーラーでしていた時のこと。お世話になっているHさんが「そういえば」と言う感じで切り出した。「実は、今のアテンザって立体駐車場が鬼門なんですよ」。え?どういうこと?

 車体の外寸で言うと、アテンザは決して「とても大きい車」ではない。ところが、輪距(トレッド)で見ると少し前のクラウンよりも幅広なのだそうだ。それでどういうことが起こるかと言うと「古い規格の立体駐車場のパレットなんかだと、タイヤのウォール(側面)が当っちゃって入らないことがあるんです」。

 Hさんによると、今のマツダの車は総じてトレッドが広いのだと言う。それでZoom-Zoomな走りを提供する、足元の踏ん張りを確保しているのだろうけれど「ウチの車庫はクラウンだって入ったんだから大丈夫!」と思ってたお客さんが愕然とするなんてケースもあったらしい。

 で、そういう時にどうするかと言うと、純正装着のダンロップ製タイヤから他社製品に履き替えさせるそうだ。「ダンロップのタイヤは、ウォールが横方向に張り出してるんですよ。(ホイールの)リムを守る効果を狙ってるようなんですけどね」。いやはや、販売最前線と言うのは大変である。今度のアテンザがどんな具合なのか、Hさんはちょっと心配そうだった。
Posted at 2007/11/16 17:56:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2007年11月15日 イイね!

「FCXの鍵貸します」

「FCXの鍵貸します」ジャック・レモン主演の映画じゃないが、鍵を貸すということはつまり、その鍵がついてるものを利用させてあげますよと言うことで。
先月の終わり、早足で会場を回った東京モーターショーで説明員の話を聞いて一つ感心したのが、このホンダFCXだ。
マイクを握ったコンパニオン嬢曰く「おととしのモーターショーに展示したFCXコンセプトの実用化に向けた開発を続け、2008年から○○○台(数字は忘れた)のリースを行いますっ!」。おおー、やるじゃんホンダ。

 流石にもう記憶も曖昧なのだが、確か2005年のFCXは当時、飛ばし記事を持ち味とする(と言っちゃ悪いかな)自動車雑誌あたりで、次期USアコード――インスパイアとかセイバー――のプロポーザルだ!みたいな書かれ方をしていた気がする。
 幾らなんでもあんなサツマイモを野放図にでっかくしたようなカタチの車を市販するなんて有り得ないだろと記事に対して冷笑的だったのだが、考えてみりゃインサイトなんかも売ってたわけだから「有り得ない」というのは早計だった。

 ニュース・リリースに拠ると来夏からのFCX市場投入は『リース』である由。月額600ドルは、整備費用や保険料コミと言うが、今のレートで日本円に換算して6万円を越すリース料は、個人向けとしては決して安くないと思う。
 マツダも水素ロータリー車を法人向けにリースし始めたが、これは車両単価が、売りきりでは到底引き合いが来ないほどの高額に設定しないとペイしないことも(値段を「絶対に明かせないヒミツ」にしてるとこからの想像だが)理由だと思っている。その伝でいくと『クラリティ』のペット・ネームを与えられたFCXも、お値段の点では恐らく同様の事情を抱えているのではないだろうか。

 だとすると、それにも拘らずこういう商品を北米市場に投入するのは、思うにエミッション(排ガス)の総量を販売台数割して規制をかける、アメリカの法規制に対して帳尻合わせをするのと、環境コンシャスな企業だとのPR効果を期待してのことじゃないかと穿った見方をしたくなる。

 そう考えると、レクサスLSの最上位・最高出力グレードに低エミッションのハイブリッド原動機を与え、かつそれを売り切り商品として市場に出しているトヨタが、どれほど「一人勝ち」の状況にあるかが伺えるようにも思う。
 東京モーターショーに出展された車両を概観した限り、今もって化石燃料を燃やす内燃機関にへばりついて「スーパーカー作りました」なんてアナクロなことやってる日産や、ようやっとリース販売のレベルで次世代燃料エンジン車や燃料電池者を投入してきたばかりの同業他社に対し、トヨタはご自慢の高性能ハイブリッドで、スポーツ・カーまで展開しかねない勢いを見せている。

 困ったなあ。トヨタの商品って、趣味じゃないんだけどなあ。このままだとトヨタのガリバー支配が、一層強まるしかないんじゃないのかなあ。
Posted at 2007/11/20 11:33:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2007年11月13日 イイね!

履き替え時を誤った

履き替え時を誤ったまだもうしばらくは履けるだろうと思いながらも、そろそろ靴も草臥れて来たなぁと感じていたので、日用品の買い物ついでに靴屋に寄った。僕の足はいわゆる甲高幅広の典型で、かつ寸法自体も大きいので、靴のデザインに関してはほとんど選択肢がない。今回も、前に買ったのと同じ系統の商品を選ぶことにした。

 さて、寸法はなんぼやったかなと思い、ひょいと足を持ち上げて靴底を確認してびっくり仰天。確かに前に靴を買い換えてから随分になるのだけれども、すっかり摩滅してしまっていた。サイズの数字なんかとっくに消えてしまっている。これじゃあ雨の幕張メッセで滑って滑って仕方なかったわけだ。

 で、随分と久しぶりに新しい靴に換えたわけだが、もう目から鱗と言うか、雲にも乗る歩き心地というか、昨日まで履いていた靴が(主に靴底が)もうとっくに寿命を終えていたことを思い知らされた。比べるとはっきり判るけど、草臥れきった靴は、実際歩きにくかった。

 ところで、昨日今日と車の運転がちょっとしづらくて困惑した。ペダルの踏み替えがしにくい。靴底の厚みが劇的に(笑)増えた分、脚が長くなっちゃったようなもんで、引っかかるのだった。「なんかペダルが踏み換えにくいなぁ」とすっとぼけた事を感じていたが、はたと理由に気づいてシートを1ノッチ後ろにずらせた。
Posted at 2007/11/13 20:41:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/11 >>

     1 23
456 7 89 10
1112 1314 15 1617
1819 20212223 24
252627282930 

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation