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惰眠のブログ一覧

2009年06月10日 イイね!

5代目になったレガシィを見てきた

5代目になったレガシィを見てきた三鷹のスバルSTIギャラリーはディーラーの併設施設なので、主体はもちろん新車だ。でもって、いまスバルで新車と言えば先ごろモデル・チェンジしたレガシィの5代目である。

 正直に言うと、STIギャラリーの件がなければ僕はディーラーに5代目レガシィを見に行こうとは思わなかった。少なくともテレビのCMで見る限り、今度のレガシィのスタイルは、少しもよく思えなかったからだ。
 ひところのアメリカ製小型車がスタイリングのテーマにしたような「折れ線コンシャス」な形状で、それはまぁ色々な表現方法の一つだから構わないんだけれども、どぉーうも熟成不足な感じがする。ワインでも日本酒でも、造りたての場合は口当たりやなんかがガツンとアタッキングでこなれの悪さがあったりするのだけれど、丁度そんなイメージだ。

 ただ(下野康史が言うところの)ショー・ルームでのアピール度はたいそう高い。何しろドアを閉じたときの音が、実に重厚なのだ。下野康史はかつて初代のスタイリングを「どぶねずみ色の背広を着た冴えない中年サラリーマン」などと評していたが、日産のブルーバードやトヨタのコロナあたりのクラスだった「冴えない中年サラリーマン」レガシィが、相応に恰幅のいい――マークXあたりとも肩を並べられるくらいに――役付きの管理職に出世した観がある。……と思ったら、実際に寸法も大きくなっていたのね。

 僕の父の乗るレガシィは2代目のモデル末期のものだから既に10年を越え、ボチボチ乗り換えも検討しているようなのだけれども、車にはそれなりに一家言ある親父殿のこと、多分薦めても今度の5代目には難色を示すんだろうなぁ……。
Posted at 2009/06/14 19:33:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2009年06月10日 イイね!

三鷹のスバルSTIギャラリーを見てきた

三鷹のスバルSTIギャラリーを見てきた仕事帰りに、先月オープンしたと言う三鷹のSTIギャラリーをのぞいてきた。自動車情報系サイトなんかをパラパラ見た感じだと、なにやら歴代のスバルのラリー車なんかが展示してあるっぽかったので、1100とかレオーネとか、ことによったらアルシオーネなんかもあるかもな、と勝手に期待を膨らませていたわけだ。

 勝手に期待していたのだから、悪いのは早とちりをした僕なのだが、しかしギャラリーの展示はちょっと……かなり物足りなかった。そりゃもちろん、コリン・マクレーが93年のWRCニュージーランドで優勝を手にした競技車両そのもの(添付写真)が置いてあったり、色々な世界記録を樹立した2代目のワゴンの現物が鎮座していたり、動力・駆動系だけを取り出したディスプレーがあったりというのは、確かに意味がある。けど、せっかくの広い2階ギャラリーに置かれているのがこの3つだけと言うのはちょっと寂しい。

 ところで、このギャラリーはディーラーの一角に設けられているわけで、と言うことは即ちこの拠点の主目的は新車販売、回顧展示は余禄のようなものなのだけれども、一つちょっと「いただけないな」と思ったことがある。
 販売を仕事としている従業員にとって、こうしたギャラリーが「デッド・スペース」なのはある意味間違いない。けれども、そこは「お客さん」が来るエリアなのである。オフィスでしにくい話をするために携帯電話片手の従業員が出てきて、事務連絡をする場所――オフィスの延長――ではないのである。
 僕も一時メーカーを勤務先にしていた時期があり、その事業所にも(ほとんど常時開店休業状態の)来客向け製品展示スペースがあったが、そこに(直接の用事があるわけでもないのに)足を踏み入れることは、相当に憚られた。「お客様を出迎える空間」に「職場の仕事」を持ち込むのはイケナイと思うのだ。

 ま、そういうことはあったけれど、施設はなかなか綺麗だし、天井も高いし、空間を贅沢に使ったレイアウトは結構かっこよくて、ちょっとだけ今はなきマツダのM2を思い出してしまったりした。
Posted at 2009/06/14 18:51:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2009年06月01日 イイね!

“帝国”の終焉

“帝国”の終焉創業100年の老舗、GMがとうとう経営破綻した。かつての日本国有鉄道のように、不採算部門と債務など「悪い部分」だけを一まとめにした“旧GM”と、シボレーやキャデラックなど「優良な部分」だけをつまみ食いにした“新生GM”とに切り分けて、会社再建と事業継続――されるのは“新生”だけだが――を図るのだという。国鉄の例を引いて皮肉だな、と思うのは、同じ会社分割でもJNRからJRへの移行は「民営化」であるのに対し、今度のGMのケースは事実上の「国有化」だと言うこと。

 以前から職場の仲間内なんかでこの話題をするとき、僕は冗談半分本気半分で「イタリアが昔やったみたいに、アメリカもIRI(産業復興公社)方式を採用するしかないンと違うかねぇ~」などと言ってたものだが、それとは多少違うにせよ結局「国有化」したことには「やっぱり」半分「ホントかよ」半分の複雑な感じがする。
 アメリカと言えば「社会主義っぽい」ことが大嫌いなお国柄。国民の健康保健とかも国の財布でやるなんて「社会主義っぽい」ことはダメだと猛反発を受け、かつてヒラリー・クリントン上院議員(当時)は大いに挫折したのである。その国で、製造業の企業を国の管理下に置くなんて、背に腹は換えられないというのか、そこまで切羽詰っているというのか……少なからずビックリだ。

 ところで、破綻にいたるまでの報道を見ていて思ったのだが、どうも全米自動車労組(UAW)が悪玉扱いされ過ぎている気がする。確かに、GMの財務内容を悪化させた大きな要因の一つに、GMが雇用した労働者との間に締約した労働協約が重荷になっていたと言うことはあるだろう。
 だけれども、だ。GMとUAWの間に結ばれた労働協約は、僕ら労働者一般から見れば羨望の対象でありこそすれ、非難すべきものでは全くない。あんなに手厚く「会社で働く人」を守ってくれるとはGMってなんとすばらしい企業だったんだろう、と滅亡してしまった“帝国”の残影に、尽きせぬ哀悼を。まぁ半分以上皮肉だが。

 しかしながら、このGMの「手厚さ」は一方で、国がそれだけのものを公的保障でやらないもんだから、一企業が仕方なく(かどうか知らんけど)肩代わりさせられていたという面もあるんだと、僕は思っている。
Posted at 2009/06/15 00:00:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2009年05月15日 イイね!

実に画期的な判決

実に画期的な判決舗装道路というのは平らじゃない。水はけのために、道路中央よりも路肩のほうが低くなっている。これを業界用語では「横断勾配」と言うそうなのだが、その傾きの度合いは一般道路で1.5%、幹線道路だと2%、そして高速道路は2.5%と決められているらしい。

 表題の「画期的判決」というのは、この15日に福岡高裁の陶山博生裁判長が出した判決のことである。陶山裁判長によると「幹線道路には2%の横断勾配がついているので、ドライバーは絶えずハンドルを操作して進路を修正していないと(進路が左に流れていって)縁石に接触してしまう」のだそうだ。

 さて。普通に車を運転している身としては、そして幾らか車の構造についても知識のある身としては、この裁判所の認定には驚愕させられる。陶山裁判長が言うような挙動を示す車があるとすれば、僕に言わせりゃそれは足回りのアライメントが狂った整備不良車である。

 普通に工場から出荷され、普通に点検を受け、普通に車検を通っている車ならば、横断勾配の存在は最初から(設計段階から)織り込み済みなので、それによって車の進路がナナメになってしまうなどと言うことはない。というのが「事実」である。
 第一、2%の横断勾配で車の進路が左に流れてしまうとしたならば、2.5%「も」傾いている高速道路など危なくて走れたもんじゃない。

 で、福岡高裁がこういう「事実と異なる」認定に基づいた判決を下した裁判は、例の酔っ払った福岡市職員(当時)が橋の上で家族5人の乗った車に追突、被害車両が橋から転落して子供3人を溺死させた事件についてのものだった。
 この「事件(事故、とはいい難い気がするので)」を巡っては、危険運転致死傷罪が成立するのかどうかが激しく争われ、地裁は「この事実関係で同罪を成立させるのはムリ」との判断を下した。僕も、情においては容認しがたいものの、法律の条文や事実関係に照らせば、残念ながら同罪の不成立は論理的に正しいと認めざるを得ないと思っていた。

 だから僕は、高裁がどんな証拠評価、事実認定を使って論理的に危険運転致死傷罪が成立すると判断したのかに、すごく興味があったのだ。ところがそれが……こともあろうに「架空の事象」を前提にした『論理』だったとは!事実に基づかないと言う点で実に画期的な判決だが……ダメだろ、それじゃ。

 高裁は、一審で地裁が認定した前方不注視を否定するために、検察側がひねり出したリクツを追認しているわけだが、こんな「ヒンデンブルク号が爆発的な火災事故を起こしたのは水素ガスを使っていたからだ」みたいな事実と違うことを『事実』として扱われては困るのである。
 余談ながらヒンデンブルクがあれほどひどく燃えたのは、浮力を得るために用いていた水素ガスに主因があるのではなく、気球部分の外皮に塗布された燃性の高い塗料――テルミットと同様の成分だと言う話だから「燃えやすい」なんて生易しいもんじゃない――が主犯である。

 あの『事件』に対して危険運転致死傷罪を成立させるためには、もっと別の論理を用意しなくちゃいけない。同罪を適用したいばかりに事実と違うことを前提にして(キツく言えば「ウソ」を根拠にして)裁きを下すのは、司法制度そのものの信頼性に大きな傷をつけることに他ならない。

 どうせ弁護側は上告するんだろうけど、最高裁は基本、事実審じゃなくて法律審だから、多分ひっくり返らないはずだ。でもなぁ……この高裁判決が確定しちゃうと、事実としての自動車の性能に関係なく、法律上は『車は道路の横断勾配のせいで進路がヨレて行く乗り物である』ということになっちゃうんだよなぁ。
Posted at 2009/05/26 00:16:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2009年05月06日 イイね!

河岡徳彦先生と荒川健さん

河岡徳彦先生と荒川健さん今は活動をひとまず終えたユーノス500のオーナーズ・クラブだけれど、先月初めに発足から丸10年を迎えた由。「あやしい自動車の会」なんて笑いあったりもしたけれど、今般、発足の比較的初期からの“あやしい仲間”を中心にした面々が、ユーノス500のデザイン・チーフだった荒川さんのギャラリーにお邪魔し、かつ荒川さんの上司だった河岡先生(現在、静岡文化芸術大学で教鞭を取っておいでなので)、クラブの発足にあたり大変お力添えをいただいた元MRY(マツダR&Dセンター横浜)の鈴木さんをお迎えして、ささやかに――でもなかったが――お祝いをした。

 既にマツダを離れた3氏からは、在籍当時には(過去の仕事であったとしても)立場上しゃべるわけにはいかなかったであろうお話も色々とうかがうことができ、また自動車デザインがらみの専門雑誌なども含め「外部」の人間が見ることのできない――というかコーポレート・ガバナンスの上からも、そんなモンを外部の人間に見せることは通常ありえない――画稿なんかも見せていただいて、それはそれは面白かったのだけれども、それは内輪のこじんまりとした席での座興だから許されたこと。ネット上の記事にするには当然馴染まない……てなこと考えていたら、あらまぁ。公開の場に書けるような話なんて、ほとんどないじゃん!

 書かずにいて自分でも忘れてしまったら勿体ないのでキーワード(見出し)だけ残しておくけど、アレコレ話した内容は『汚いは綺麗、綺麗は汚い』『日程管理と神の声』『倉庫で寝かせる』『財前教授の大名行列』『軽自動車だったら売れるのに』『デザイン部門の分業とマルチ・ロール』『真っ赤なハイヒールをはいた女性のふくらはぎ』『カンガルーと十字屋牢と蒼白になったカロッツェリア』『GMデザイン・センターの3つの食堂』『GMデザイン・センターの入場規制』『供給過多の中国デザイナー事情』『デジアナ変換』『アウディの面作り』『オペルの給料』『大き目のエンジンを無理やり詰め込むババリア人』『美しいとカッコイイ』『洞窟のイデア』『やることはやり尽くしてしまった』『もはや模倣なしでは成り立たない』『イーストウッドの72年式グラントリノへの偏愛』『役所が旗振ったマイクロ・カー構想の頓挫』『今も残る“国家社会主義ドイツ労働者党”体質』『ブルーノ・サッコ哀歌』『久米宏に振り回される』『浜松の都市交通』『中国のペダルつき電動スクーター』『見せ過ぎなビデオ』『当時の知見じゃ分からなかった塗料の劣化』『とにかく融資したかった』……うーん、こんな感じだったかな。

 これじゃ判じ物めいて何が何やら分からないけど、まぁ大方こんな見出しがつけられるような話に半日以上興じたのであった。文筆業の世界で言う「語りおろし」ならば、これをネタに優に半年くらい週刊連載できちゃいそうなくらいの情報の宝庫でもあるのだが……残念ながら、これは内輪でのお話なのだ。まぁいずれ追い追いデザインがらみの話を書く折には、当たらず障らずの範囲で引用はするんだろうなぁとの予感はあるのだけれども。
Posted at 2009/05/10 07:26:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記

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