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惰眠のブログ一覧

2012年10月06日 イイね!

3代目アテンザを「お台場」で見る

3代目アテンザを「お台場」で見る事前告知が甚だ薄かったので、うっかり気付かないままになりかけていたのが、自工会が主催する「お台場学園祭」なるイベント。なんでも東京モーターショーの休催年にあたることし、自工会の旗振りの下、国内の自動車・二輪車製造メーカー各社が参加して開催されるイベントなのだそうだ。自動車に興味のない若い人に、どうにか興味を持つよう仕向けたいと言うことらしい。

 その学園祭とやらに、どんな演し物があるのかざらっと眺めてみて、こりゃ態々出かけることもないなと思いかけた目の端に飛び込んできたのが、プロトタイプながら国内ではまだ一般に公開されていない3代目アテンザの展示があると言う記述。あー、あかん。こりゃ見に行かないと。

 で、広い台場地区のあちらこちらにイベント会場が散在する「お台場学園祭」、一体どこに量産試作の3代目アテンザ・セダンが展示されていたかと言うと、元宇宙飛行士の毛利衛が館長(名誉職かも)を勤めるらしい、日本科学未来館であった。何年か前、のりピーの愛称で親しまれる元女性アイドル歌手が、亭主と芋づるで覚せい剤取締法違反容疑でしょっぴかれた、警視庁湾岸署のお隣である。

 事前告知がなってなかったことで大方予想がついた……というか、モーターショーでもない「フツーの自動車系イベント」に、そもそも集客力があるのか甚だ疑問に感じていた通り、演し物の切れ目に訪れた科学未来館の展示スペースは、結構のんびりゆったりと新型車を眺めるのに好適な入り具合であった。うーん「若者にもっと車に興味を持ってもらう」筈なのに、これで大丈夫なのか?

 などと要らぬ心配をしつつ、目当ての3代目アテンザ(セダンの試作品)を見物する。随分としっかりエッジを出す方向に変えてきたんだなーとか、なんだこれ目茶苦茶でかいじゃないか、往年のユーノス800/ミレーニアみたいな位置づけの商品になるのかな、とかあれこれ思ったのだが、どうあれカッコいいことは間違いない。
 既に出回っている公式写真で見たときにはちょっとくどくて気になった前後の(とりわけ後ろの)銀色をしたガーニッシュは、肉眼で実物を見る限りではさほど存在を「主張しすぎる」というほどではなかった。フレームの中に切り取られた被写体と、広い視野角の中の一部で捉えられた対象物の「見え方」の違いが、多分大きいのだと思う。やはりクルマという奴は実物を見てみなきゃわかんないものだと、改めて思う。

 ただまぁ、カッコイイのは確かなんだけれども、やはり寸法が大きい。一度くらい、レンタカーを数日借りてじっくり乗ってみたいところではあるのだけれど、長さで4.8メートルを超え、幅も1.8メートル以上もあるとなると、ちょっと僕の車庫環境だと持て余してしまう。
 作曲家で指揮者だった山本直純はその昔、テレビのCMで「大きいことはいいことだ!」とのたまったらしい。僕が生まれた年くらいのCMだそうである。こう言っちゃナンだが、その「大きいことはいいこと」だったのはもはや昔のことで、平成年代に入って二十有余年が過ぎた今の価値観には、ちょっともう、合わない感じがしてしまうのだった。
Posted at 2012/10/07 10:41:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2012年09月08日 イイね!

こっそり(?)公開されてたTZ3ストラダーレ

こっそり(?)公開されてたTZ3ストラダーレなんとなーくインターネットを徘徊していたら、特に車とは関係のないサイトに掲出された、ちょっと捨て置けないバナー広告に目が止まった。先般イタリアの老舗カロッツェリア、ザガートが発表したTZ3のロードゴーイングバージョン(ストラダーレ)、その2号車が国内で展示されている、というのだ。

 ザガート。80年代から90年代にかけてはアクの強さだけが売り物のようなデザイン・スタディを次から次へと発表して、なんだかなぁと思わされたものだけれど、昨今の復活ぶりは凄い。ザガートが不振に喘いでいた(?)頃、老舗の貫禄を見せつけまくっていたピニンファリナやベルトーネが次々と斃れ、イタルデザインも経営上の判断でVWグループ入りする中、独立の老舗デザインハウスとしては(いまや)例外的に元気である。これは、見に行かなくては。

 と、勢い込んで所在地を確認、最近何かと便利に使っているグーグルマップでアクセスの目星もつけて現地に向かったのはよいのだが、なんと、辿り着けない。青山骨董通りから、細かい路地を入っていくようなのだけれども、肝心の地番にアクセスする道が分らない。延っっ々迷ってグルグル歩き回った挙句、ようやく「地図で見るのとは反対側の路地から回り込むようにすれば行くことができる」ことが判った。



 こういうところである。仮に表を通りかかっても、そうだと知っていなければ確実に見落とす。というか、僕は見落とした。目の前まで来てたのに、気づかずに引き返していたりしたのだ。

 ともあれ、TZ3ストラダーレ。1960年代のアルファ・ロメオのスポーツカー、TZ(TZ1)とTZ2に繋がるイメージで、ザガートのチーフデザイナー原田則彦氏が手がけたのがこいつ。脇に置かれたスペック表にOHV10気筒エンジン搭載と書いてあるので気づく人は気づくが、アルファ・ロメオも屋号を背負っているものの中身はアメ車のヴァイパーだ。クライスラーが、アルファ・ロメオと同じくフィアットの傘下にあることの表れなのかも知れない。だからま、この車のハイライトは機能面ではなくスタイリングと言い切ってしまっていいだろう。ま、それがカロッツェリアの仕事なんだけど。

 ひとことで言って、凄くカッコイイ。よくぞTZの、とりわけTZ2の「匂い」を現代的なテイストで再現したもんだなぁと感心する。のだけれど、だ。やっぱり、僕は気になるのだ。もとの「TZ」は、Tubolare Zagatoの略。「チューブラー・フレーム構造のボディにザガートがデザインした外皮を被せた車」というような意味の命名だ。カーボン・コンポジットのボディを持つ車ならTZ=トゥボラーレ・ザガートじゃなくてCZ=カルボニオ・ザガートちゃうんかい、とか言いたくなってしまうのだった。

 で、まあ、僕はこういうスタイリングの方向性がとても好きなんで「ああ、いい物を見られたな」と満足感一杯なのだけれども、同時に、自動車のデザインって行き詰ってるなぁとも思わされた。過去に成功したモチーフの変奏曲、リバイバルなんだよね、これも。やっぱり、静岡文化芸術大学の福田成徳先生(元マツダのデザイン本部長)が以前話していた通り、「大方はやり尽くしてしまった」ということなのだろうか。
Posted at 2012/09/17 17:26:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2012年08月06日 イイね!

夏の広島にランボルギーニの夢を見に行く

夏の広島にランボルギーニの夢を見に行く毎年、夏休みの時期になるとちょっと気になる企画展を開催している広島市交通科学館の、ことしのお題は「カウンタック」。いわゆるスーパーカー・ブームにおいて「スーパーカーの中のスーパーカー」とでも言うべき位置づけにあったのが、ランボルギーニ・カウンタックだ。

 ところがそのせいで却って、今の僕にとっては何となく食傷してしまっているというか、あんまりまじめにとりあう気になれない車に成り下がっていた。見過ぎちゃったんだな、多分。だから今年は、遠くて時間かかるし見に行かなくてもいいや、と思っていた。展示物の中に「ソニア」の3文字を見つけるまでは。

 ランボルギーニ・ソニア。あるいは製作会社の名を取ってアートアンドテック・ソニア。山崎亮志氏という、デザイナーなのかアーティストなのか肩書きはよく知らないんだが、その人の作品だ。「こういうランボルギーニを作りたいんだ」とイタリアに渡ってランボルギーニ社にスケッチと縮尺モデルを見せ、ついに屋号とパワートレーンを使ってワン・オフの実車を作ってよろしいと許可を取り付けてしまった、情熱と執念……じゃなくて、「ソニア」の名前にしたがって「夢」の結晶、ということにしておくか。

 その現物がどうやら日本国内のどこかにあるらしいという情報は、ネット上でもチラホラ見かけていたので機会があったら一度お目どおりしてみたいものだなぁと漠然と思っていたのだけれど、その機会が来てしまったようなのである。広島、遠いんだよなーと思いつつ、気づけば飛行機のチケット手配してるし。



 なんか、広島市交通科学館の前に来ているし。ふと我に返って「ただ1台、ソニアを見たいってだけで、俺一体いくらの資金を投入したことになるんだ?コストパフォーマンス悪すぎるだろ……」と自己嫌悪に陥ったりしたわけなのだが、まあともかくそのソニアだ。

 まぁ、その。造型の発想がとても斬新で、そこにランボルギーニのデザイン担当だかマーケティング担当だかがノックアウトされちゃったのだろうと言うことは、理解できました、という感じ。ああ、ドリームカー(って、まんま「ソニア」じゃん)なんだなぁ、という納得はいった。うん、面白い……といって語弊があれば、興味深いものを見ることができた。

 と、時間もあるので「ついでに」企画展の主人公であるカウンタックも見てまわることにした。考えてみると、ブロマイドやパネル写真では散々飽きるほど見た車だけれど、じっくり見物したことは、これまでなかった。そうして眺めはじめて、ベルトーネの(というかデザインを手がけたマルチェロ・ガンディーニの)すごさ、技の冴えに、ただただ感嘆することとなってしまった。ダクトやインテークなんかの視覚的ガジェットに惑乱されがちだけど、これって石膏の塊から削りだした彫刻そのものじゃないか……。



 この最初のカウンタック(LP400)と比べると、同じ「カウンタック」の名を冠していても、「近代化」を施した後のモデルは、残念だが、ことスタイリングに限って言えば格が落ちる感じがする。かつてマツダの小泉巌デザイナーが、ユーノス800に複数回のマイナーチェンジを施してミレーニアと改名した車のスタイリングについて「誰だ、あんなにしちまいやがったのは!」と怒気も露わに吐き捨てたのを耳にしたことがあるが、そんな感じ。とくに他のデザイナーが手を加えてしまった最終型「25thアニバーサリー」に至っては、ちょっと目を背けたくなるほどだった。

 広島まで出かける動機付けとなったソニアに関しては、まぁ話の種というかちょっと試しに特産の珍味を味わってみた、んで「まぁ、こういうのもアリかもね」と感じたという按配で、これだけを目当てにしたのだったらチョイとばかりコストパフォーマンスが悪すぎだった。でもLP400見て、イタリアの老舗の大手カロッツェリアの仕事の凄さを再認識させられて、お蔭で収支はプラスに傾いたかな、という感じであった。そのベルトーネが経営破綻してしまったことが、改めて哀しい。
Posted at 2012/09/17 14:22:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2012年07月09日 イイね!

やっと後任決まったけど

僕の今までの業務を引き継ぐ相手が、ようやく決まった。ただ問題なのは、僕の後任になる人物が、彼の元の職場をなかなか離れることができず(交代人員の玉突きがあちこちでつっかかって、上手くいっていないのである)マトモな業務引継ぎができないこと。やむなく、一緒のチームで仕事をしていたメンバーに引継ぎ事項をキャッシュして、後任者が来たらキャッシュしといた業務内容を仕込んでやってくれ、ということに。

今まで持ってた仕事を渡すのも難航したが、新しい職場のほうも、ちょっと……ちょっと。いや、言うまい。人が入れ替わることが事前に分ってたんだから、その時点で作業スタートしておいてくれればもっとスムーズにことが運んだんじゃねえの?!と難詰したくなるような事柄が、2つ3つ4つくらい立て続けにあって、そのどれもが「仕事に差し支える」類の事柄だっただけに結構腹が立っていたりするのだが、まあこれ以上言うまい。
Posted at 2012/09/14 02:21:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2012年06月30日 イイね!

業務引継ぎ超難航

僕の後任が決まらない。7月すぐには次の職場に移らなければならないのに、仕事を引き継ぐべき後任者が、今もって決まっていない。どーすんねん。しかも、次の職場も次の職場で、かちっとした引継ぎができないまま業務に就かなくちゃいけなくなる模様。
これまで経験した異動でも、なし崩し的だったことは何度かあるけど、送り出し側と受け入れ側双方の上長のどちらもが、ここまで仕切らないのって、初めてである。
Posted at 2012/09/14 02:09:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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