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森川オサムのブログ一覧

2026年02月26日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1997 その20 橋の上で

さあ真っ暗な橋の上で止まってしまった我らがミニ。
後ろの分でスタートしたラリーカーが次々に走り去って行きました。サービス隊に連絡を取りたかったのですが、今みたいな携帯はなかった時代だったのでタイヘンでした。今だったら219番が止まっている場所はGPSを使った公式アプリでサービス隊も把握できますが、もちろんそれも無し。

月でも出ていれば何とか周りの様子がわかったかもですが、その時は雨模様で闇でした。ひとりで懐中電灯を頼りに橋の先まで歩いて行ってみたら、右に入って行くダート路があり、上っていったら民家があり電灯が点いていました。恐る恐る近づいてみたら立派な邸宅で、思い切ってピンポンしてみました。

すると住人が出てきてくれて、幸運なことに英語をわかってくれたのです。後でわかったのですが、地元のドクターのお宅でした。
ラリーカーが壊れて止まってしまったので電話で連絡をとりたいと伝えると、快く電話を貸していただけました。緊急用の電話番号をもらっていたのでそれに連絡し、Burzet村のSS-5スタート直後にトラブルで止まった件を伝えることができました。ドクターにきちんとお礼を言って家を出たのは言うまでもありませんし、帰国してから礼状を送りました。
現在では Google Map でそのお宅を確認することができます。

その後そこからどうやってサービスカーに連絡を取ったのかは今となってはわかりませんが、数時間後にサービスカーがレッカー車を従えてビュルゼ村まで来てくれて”救助”してもらうことができたのです。

そんなわけでそれまではあっという間に通過だけしていたビュルゼの村に数時間滞在して、夜なのにギャラリーが大勢来ていたためお店も開いていたので、絵葉書なんか買うことができちゃいました。

これがリタイアしたビュルゼ村です!

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なんか長閑そうな田舎村ですね。

こうして我々のこの年のモンテ挑戦は終わってしまいました。
でもまだ原因究明とか残っていました。

Posted at 2026/02/26 21:45:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2026年02月23日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1997 その19 SS-5 Burzet!

そして到着した Burzet の村。
SS-5はここからD215で北へ向かい Lachamp Raphael 村を経由し St. Martial 村までの30kmという長いコース。ここのSSは高原を走るため、以前から雪が多いので有名でした。

我々がビュルゼ村の出口のSSスタートについた時には既に真っ暗になっていました。ここでは雪は無し。
「Cinq - Quatre - Trois - Deux - Un - Commencer !」で飛び出しました。

ここまででだいぶ慣れてきた私のペイスノート読みは「左、全開」「右、全開ロング」「左、全開ロングから右110(数字が小さいほどきついコーナー)、ストレート50(m)・・・
遅いミニにとってはスタートから全開が続いて4速ギアの3速に入ったところで「右110」コーナーに備えて初めてブレーキング。
と、その瞬間にミニが右側に吹っ飛んだのです!

ミニは制御不能となりコースの右側にあった石垣にヒットし、勢いでそのまま右コーナーに入って行き、50mのストレートの真ん中辺りでストップ。右コーナーは橋の入り口で、50mのストレートは橋でした。橋の上の真ん中でストップしたのです。

私は日下部ドライバーに「走れないよね?」と声をかけたようで、彼はブレーキングの瞬間に何かが壊れたのがわかっていたので、「ダメだよっ。」でした。

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これは私が使っていたペイスノートのページです。SSのスタートでゼロにしていたトリップメーターは空しく420mを示していました。
私は思わずドライバーに握手を求め、彼も「なんかヘンだよね。」と言いながら応じてくれました。私としては「ここまでご苦労さん。」でした。

橋の上に降り立ちダメージをチェック。

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ドライバーはうなだれているのではなく、ペンライトでチェックしているところです。
右前のホイールが完全にそっぽを向いていました。

前回もここで載せたマップですがもう一度。

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左側の赤いSS-5のコースのスタート直後に私が「←!!」と示したところが現場です。
さあ、このあとビュルゼの村を出たところの夜の田舎道の橋の上で救援を求めなければなりませんでした。もちろん携帯電話なんてまだSFの世界だった時に・・・

Posted at 2026/02/23 20:49:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2026年02月21日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1997 その18 運命のサービス!?

思わぬ好成績で走れた雪のSS-3を終え、南に35kmほど下った Le Cheylard の町で15分ほどのリグルーピングがあり、その直前でサービスを受けました。

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ふたつのSSの間はタイア交換不可ルールで、SS-5が雪で有名なビュルゼなのでここからもスタッドタイアを選択。
給油などのルーティンサービスの他に、やはりタイアがフェンダーに当たってしまうのと、ハンドリング向上のためにフロントのサスペンションの微調整をしてくれました・・・が実はここでのサービスが”運命の”サービスとなったのです・・・

リグルーピングの後は南東にまた35kmほど先のSS-4を目指しました。
SS-4は St. Pierreville村から南西に走り Antraigues-sur-Volene村までの29.7kmという長いステージ。近年のイストリークで毎回走るコースでもあります。

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ここでは1分前には追いつきませんでしたが、2分前スタートのドイツからのスズキ・スウィフトに追いつきパス。コピーもののペイスノート読みにも慣れてきて、なかなか快調でした。
トップタイムはスバルのリアッティで、エスコートのサインツとスバルのマクレーが続きました。

SS-4の後は南に10kmの Val-les-Bains を通ってから北西25kmにあるSS-5のスタートである、これも当時のモンテでは有名だった Burzet村へと向かいました。

Posted at 2026/02/21 16:06:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2026年02月19日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1997 その17 SS-3雪深し

SS-3 St. Bonnet Froid - St. Bonnet Froid 25.7kmをスタートした我々のミニ。

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スタート地点のサン・ボネ・ル・フォワ村よりコースを進むとコース上の雪はどんどん多くなってきました。
さらには霧が出てきて走りづらいことこのうえなし。

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さらにさらに、前のほうで走った大きなボディのハイパワー車が幅広いトレッドでつけた轍にちっちゃなミニは全く合わず、ドライバーはかなり走らせづらそうでした。

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にもかかわらず、途中で1分前スタートの Peugeot 106 Rallye に追いつきました。が、ちょうどそこは最も雪が深かったので道幅が狭くなってしまっていて抜けず。暫く追走になってしまい、広くなったところでようやく譲ってくれたので前に出ることができました。

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そしてようやくフィニッシュ。
ここのトップタイムは17分56秒のランサーのマキネンで、2秒遅れてインプレッサのマクレー、2秒遅れてエスコートのサイツでした。
我々ミニは21分31秒でなんとプリンス・アルベール・クラスで総合46位。クラスでは2台のプジョー106ラリーに続いて3位でした。

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後ろにはスバル・インプレッサやルノー・クリオ・ウィリアムズ、ランチア・デルタ等がずらりで、ドライバーさんエライ!!

ここまでのトータルでも総合66位クラス4位に上昇。SS-2を犠牲にしてスタッドタイアを選択したのは大正解だったと言えます。

Posted at 2026/02/19 18:24:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2026年02月17日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1997 その16 SS-2と3

Valenceの街をスタートし西へ40km走り、Lamastreの町でサービスを受けました。

この年はレギュレーションで、次の第2スペシャルステージからはSSを2か所走る間ではタイア交換が禁止でした。つまりSSふたつは同じタイアで走らなければならなかったのです。SS-3はいつも雪が多いところで、この時も積雪情報。なのでここでスタッドタイアを装着してもらいました。

スタッドを履いてみたら、例のタイアがボディに当たるのがより顕著になりました。トレッド面から飛び出したスタッドが当たるのです。コーナリングでロールするたびにもの凄い騒音が。

SS-2はLamastreから北西へ12km行ったところにある Labatie-d'Andaure村から Lalouvesc村までの19.4kmでした。路面はウェットの上り。ここのトップタイムはフォード・エスコートのカルロス・サインツで、三菱ランサーEvoIVのトミ・マキネン、スバル・インプレッサS5のコリン・マクレーと続きました。

続いては Lalouvescから西へ10kmちょっとの St. Bonnet le Froid村へ。着いたら情報どおり積雪でした。

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タイム・コントロールへ走ります。

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ここからのSS-3は村をスタートして戻ってくる25.7kmの周回コースでした。

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スタート秒読みです。指が3本なので3秒前ですね。

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そしてスタートしました。

Posted at 2026/02/17 22:15:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
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学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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