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森川オサムのブログ一覧

2023年12月09日 イイね!

ロータリーエンジンを走らせた?

ロータリーエンジンを走らせることができました。

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と言っても、走らせてみたのは新しい MAZDA MX-30 Rotary-EV。
マツダのちょっと変わったSUVである MX-30 に新開発の1ローター830ccのロータリーエンジンを搭載しました。
”Rotary-EV”の名前が示すようにこのMX-30はEVです。ロータリーエンジンはその駆動用モーターに電力を供給するリチウムイオン・バッテリーに電気を供給する発電機としてのみ使用されます。つまりロータリーエンジンは直接駆動には関わらないということ。日産が呼ぶところの e-POWER と同じです。でもその e-POWER 搭載のエクストレイルと違うところは、MX-30のほうはエンジンからの発電のみならず、外部から直接充電できるプラグイン機能を併せ持っていること。
いま、BEVを走らせるにあたっての最大の心配事である”電欠”をできるだけ防ごうということになりますね。

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元々のMX-30には乗ったことがなかったのですが、このRotary-EVを実際に走らせてみると、EVにありがちなスロットル・ペダル(とは言わないか)の踏み込みで初めからドンッと出ることがなく、とてもリニアな躾がされていて好感が持てました。走りがとても素直なんです。キモチがいい。
もうひとつEVにありがちなブレーキング時の回生と制動力の段付きみたいなのも小さく、こちらも普通で好感が持てました。

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あとは「MX」のモデル名で示される”新しく提案するジャンル”っぽいルックスや使い勝手が好きかどうかでしょうね。
因みにセンター・コンソールに使われているコルク素材は、ワインの栓なんかに使った残りコルクからのものなんだとか。

リアシートへのアクセスは、フロント・ドアを開けてからリアドア端にあるノブで行います。

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で、開けるとこんな感じ。

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リアドアが開いたままでフロントドアを閉めようとすると、ボインと跳ね返ってしまうのがイマイチでしょうか。まあそんなことするのが悪いんですけど。

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ロータリーエンジンを発電機に使ったプロトタイプに乗ってから、なんと丸10年経っての市販化となりました。感慨深し。
でもマツダのかたに聞いたところでは、ロータリーファンのかたの中では「よくぞ復活させてくれた。」と「駆動しないロータリーじゃ。」とはっきり2分されてしまっているそう。

Posted at 2023/12/09 10:56:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2023年12月07日 イイね!

アクティヴ・トレッド

タイアつながりで今度はダンロップ。
ダンロップが「アクティヴ・トレッド」と呼ぶラバー技術の説明会に行ってきました。

そのアクティヴ・トレッドとは何ぞや?
タイアのトレッドに使うラバーの性質を条件で変化させて、あらゆる路面にシンクロさせていこうという技術でした。

ひとつめの条件は”水”。濡れると軟らかくなるラバーにしてウェット路面でのグリップを向上させる。
ふたつめの条件は”温度”。冷たいと軟らかくなるラバーにして雪や凍結路でのグリップを向上させる。
という狙いのようです。

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ラバーを生成するいろいろな材料を組み合わせていく技術で達成させるということのようでした。

こちらのデモでは実際に同じラバーを水の中に漬けてあり、触ると確かに水中のもののほうがだいぶ軟らかくなっていました。

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住友ゴムと北海道大学とのコラボ研究での成果だそう。
温度はいいですが、実際に水に遭遇してから軟らかくなるまでのタイムラグがちょっと気になりますが。

この技術の狙いはこちらだと思います。

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オールシーズン・タイアに応用すること。
オールシーズンは便利なようだけど、悪く言えば全ての方向で”イマイチ”なタイア。それをできるだけ全方向性能を上げていきたいということだと思います。

来年秋にはこの技術を使ったタイアの市販を計画しているそうです。
できあがったら実際にいろんな路面で走らせてみたいですね。

Posted at 2023/12/07 23:10:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2023年12月05日 イイね!

ブリヂストンのエアフリー

小平まで行ってきました。ブリヂストンの工場です。

併設されているイノベーション・センターで、サステナブルへの取り組みなどなどいろいろ見たり聞いたりすることができました。ブリヂストンは世界に誇るメーカーなので、このあたりの取り組みは真剣にやっています。ラバーを使ったロボティクスへの取り組みもありました。

が、この日の私のいちばんのハイライトは開発中のエアフリー・コンセプトに実際に乗ってみることができたことでした。

「エアフリー」の名前通り、空気を入れないタイアです。
もう7年も前に那須塩原にあるブリヂストンのプルーヴィング・グラウンドを訪れたときに、このコンセプトのタイアを履いた自転車に乗ってみることができました。それが今ではようやく小さな4輪車に装着するところまで進んだわけです。

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併設のテストコースで、エアフリー・タイアを履いたEVと、向こうに見える”普通の”タイアを履いたものと乗り比べることができました。

これがエアフリー・タイア。

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ブルーのプラスティックの部分が、いわば空気とサイドウォールの役目をします。フィンというかスポークというかの部分が撓むことで空気が担っているクッションの役目をします。何かに乗り上げたりするとフィンが撓むわけですね。

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一番外側にはラバー製のトレッドが貼り付けられています。

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普通のタイアで走ったあとに走らせてみると、路面からのショックは思ったより巧くこなしますが、やはり空気入りよりはちょっと角が立つ乗り心地でした。

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高速は出せないコースだったのでコーナリング・スピードも低かったですが、横剛性はとても高く、なんだかレーシングタイアでも履いているみたいな感じ。

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でもここまで開発が進んでいるのは嬉しかったです。一番小さなクラスのEVに装着されて街中で見かけるようになるまでにはあと何年?

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で、ふと思いました。これが実用化されたら、プラスティックのフィンの部分を”削って”乗り心地やらコーナリングやらを変更させる”チューニング屋”が出てきそうな気がします。

大入力にも耐えられるようにできたらフォーミュラEあたりにワンメイク供給ってのはどうでしょう?

因みに最後の画像は右側に黒い、左にブルーのエアフリーを履いていますが、色だけが違う同じものだそうです。

Posted at 2023/12/05 18:56:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2023年12月03日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2024 ナンバー決定

エントリーリストの発表に続き、競技ナンバーが発表されました。

我らが240Zは21番。

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前回2020年のときと同じ。
実はエントリー時に21を軽くリクエストしていたんです。これまでの経験で、すごく前のほうとかでなければできるだけリクエストに応えてくれるようです。

以前は「日産」の23番をリクエストしていたのですが、2019年に我々はセリカで走ったので240Zをレンタルしました。そうしたら23番を付けて酷いことになったのでイメージが悪くなりやめました。

21番ですが、どうやらランスからのスタートでは3番目のようです。
因みに204番以降は、旧い年式でかつ小さな排気量のみが選べる遅いアベレージ・スピードで走るチームです。

Posted at 2023/12/03 09:57:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2023年12月01日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2024 エントリー受理

今年2023年も早く過ぎて、今日から早くも師走です。同時に寒くなってきました。

来年のラリー・モンテカルロ・イストリークにエントリーを送ったことはご報告しました。

なぜか遅れましたが、エントリーが受理され、主催者であるACM(Automobile Club de Monaco)のウェブサイトに掲載されました。

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総エントリー数は244台で、やはりコロナ前の300台超えには届いていないようです。

エントリーは受理されたのですが、実は我がチームには大問題が発生!
コロナ直前で最後の参戦だった2020年までサービスを担当してくれていたデンマークの友人プレベンさんが、奥様の病状で来れなくなってしまったとの連絡が!
いろいろ確認してみましたが、理由が理由だけに残念ながらお手伝いしてもらえないことが確定。

240Zが保管されていて、今回もスターティング・タウンとして選んだフランスは Reims 在住の仏ダットサン・クラブ重鎮ユベールさんに手伝ってもらえるヒトがいないか急遽問い合わせ中です。
早速のピンチです。

Posted at 2023/12/01 23:23:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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