新しくなったレンジローバーを見に行ってきました。
1970年にデビューして20年以上続いた初代から今回で5代目ということになります。
いやはや、ますます立派に、高そうに、そして大きくなりました。
スタンダード・ホイールベイスとロング・ホイールベイスの2車種での導入となりますが、普通のほうでも全長が5mを超えてしまいました。ロングのほうは5.252mという長さ。幅に至ってはミラーを畳んでも2m超えです。ミラー含むとなんと2.2m超え。デカいです。
私がランドローバーにいた頃はUSマーケットが最大市場で、アメリカからのリクエストでどんどん大きくなってしまうのを、日本を始めとしたマーケットが必死にそれに対抗してできるだけ大きくしないように説得していました。
でも今や完全に中国に目が行ってしまっているようですね。あちらの国では大きいのが偉くてギラギラ光ってるのが偉いようですから。
前から見ると先代とさほど変わっているようには見えませんが、リアはずいぶんとアバンギャルドというか近未来的になりました。
これ、好きです。ライトはこう光ります。
レンジローバーを含むランドローバーのスタイリングは以前は質実剛健がウリで、実際のファンクションが伴わないデザインというのは無かったんですが、今ではこんな”無意味な”加飾もそこここに見受けられます。
こんなの必要なのかしら。
でもリアゲイトが上下に開く伝統はちゃんと残されています。
ラゲイジスペースの奥まで手を伸ばすのはタイヘンになってしまいますけど。
因みに最初の画像は特別仕様を創るSV部門の作で、普通のグリルはこちらです。
中身のルックスはこんな風になりました。
私のヴェラールに付いていて私が大キライなダイアル式のATシフトは見事に無くなって、普通の前後シフトに戻りました。ほらね。改悪からの改善です。
日本に導入されたエンジンは、短いほうが300PS/650Nmの3リッター直6ディーゼル(マイルド・ハイブリッド)と360PS/500Nmの3リッター直6ガソリンのPHEV。長いほうが400PS/550Nmの同PHEVと、530PS/750Nmの4.4リッターV8です。
お値段は一番”お安い”のでも1,600万円超えです。
因みに会場に置かれていた2台ともLHDでしたが、日本向けはこれまでどおりRHDのみだそうです。私がいた頃はLHDを日本にリリースしない本社に対して展示用だとしてもこんな個体を送ってくるのは許さなかったですけどね。
会場には簡素な初代も置かれていました。正規輸入する前の個体ですね。2ドアだし。
私だったらこれも正規輸入モノにしましたね。
初期のアンチロールバーも付いていなかった乗り心地や華奢な作りのボディから、私は「屋形船」と呼んでます。
Posted at 2022/01/28 22:57:02 | |
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New Model | クルマ