森川オサムのブログ一覧

ルノー・ジャポンからKangooの限定車が出ました。La Posteという名前です。

つまりは・・・おフランスの郵便配達車の装いです。



この黄色いペイント、その”配達車っぽいカラー”ではなく、そのものだそうです。初めて許可が出て使われたそうです。まあ、フランスにバック輸入はされないでしょうから。

そのフランスのラ・ポストは2011年に民営化されて株式会社になったそうです。従業員27万人で、カルフールに次いでフランスで2番目に大きな企業なんだとか。

ってわけで、今日のプレス発表会が行われたのは、なんと文京区にある本郷郵便局。日本も民営化されたので、こんなことができたんでしょうね。

本日発売の150台限定で￥2,415,000なり。お好きなかたはお早目に。

プラス、このカングーをはじめ、4車種の切手をルノージャポンのウェブショップで100シートずつ販売するそうですので、コレクターのかたはお早目に。

東京タワー下でのAudi TTの発表会の帰り道、赤羽橋駅に向かって歩いていたら、道路むこうの水素ステーションでちょうど1台のToyota Miraiが給油ならぬ充填をしていました。

ちょっと近未来的な景色だったので、思わずパチリ。（「パチリ」って古い・・・？）



今から18年も前の1997年に、世界で初めてハイブリッドカーなるものを発売したトヨタが、今年、世界初の市販燃料電池車ミライを発売したことは皆さんご存知のとおり。
ハイブリッドは大ヒット商品となりましたが、さあ燃料電池車FCVはどうなるでしょう。

FCVを走らせるには液体水素を充填せねばなりませんが、それを充填できる水素ステーションが、現在東京23区内で僅か4か所。偶然すぐ近くにお住まいのかたはいいでしょうけど。

ステーションの数はFCVが増えれば増える、と言ってますが、ステーションが増えなければFCVは増えない。難しいところです。

でも、ガソリン・ステーションもどんどん減ってきているので、遠くまで入れに行かなければならなくなるのも遠くない将来？

Audi TTの3代目が日本に上陸しました。



今回もなかなかスタイリッシュ。



初代から少し大きくなった2代目より、長さも幅も10mmずつ削って小さくなりました。スポーティ・カーとしてはいいことですね。

ロードスター版も同時上陸です。



特にフロントの造形がとても近代的です。思い切ったラインと平面できれいです。



こちらがコクピットの景色。



これは新しい。空調のディスプレイとスウィッチがヴェントに組み込まれています。



判り易くて使いやす”そう”。

こちらも新しいんですが・・・



ヴァーチャル・メーターになっていて、ナビゲーションもこちらに表示できます。その際はスピードメーターなどを小さく表示して邪魔にならないようにする気配り（？）も。

でも、ナビって助手席のヒトが見たり操作したりすることがけっこう多いと思いますが、それってできません。上のコクピットの景色でおわかりのように、普通のナビ画面は無いんです。私はこのアイデアにバツです。

2リッター・ターボ230PSのFWDクーペの542万円から、286PSクアトロのTTSの768万円まで。



TTって、いかにもバウハウス・デザインの初代が好きだったんですが、いざこうして並べてみるといかにも古い！
そういえば、初代って、ローンチ直後に数台ぶつかって、リアエンドにリップスポイラーを追加したのを思い出しました。

一昨日の夜、金子浩久さんと暑気払いビールをしました。その際に映画を見るよう勧められました。

題名は「WEEKEND OF A CHAMPION」。やっているのは青山の小さな箱で、それもその翌日、つまり昨日が最終日！　行きましたよ、21：00からの最終回。金子さんが行ったときはお客さん7名だったそうなんですが、最終回だったので（？）約20名。



1971年のモナコGPで、映画監督のロマン・ポランスキーが友人でティレルに乗るジャッキー・スチュワートを追ったドキュメンタリー・フィルムを40年以上たったいま、編集しなおしたうえに、新しく撮ったふたりの話し合いを収めたものです。
私のモナコ＆F1好きをご存知の金子さんが勧めてくれたわけです。



ドキュメンタリーが基になっているので、当時のF1マシンとかドライバーが生々しくて楽しめました。ジャッキーの他に登場したのは、ブラバムに乗るグラハム・ヒル、ヤードレイBRMのジョー・シフェールとペドロ・ロドリゲス。それにチームメイトのフランソワ・セヴェールと、ちょっとですが、マーチのロニー・ペテルソンとアンリ・ペスカローロやマクラーレンのデニス・ハルムなどなど。懐かしい顔ぶれです。

コースも、ヘアピンのアウト側には観客スタンドがあり、ホテルはまだ無し。トンネルもぜんぜん短く、タバコ・コーナーの先はプールが無いのでクランクが無くまっすぐ。ずいぶん違います。

当時3名に2名の割で命を落としていたF1ドライバーの安全性を訴えてきたジャッキーは、この年、3度目のワールド・チャンピオンになりますが、最終戦であり、彼の100戦目になるUS GPでの引退を決意。可愛がっていたセヴェールに後を託そうとするのですが、そのセヴェールが予選中のクラッシュで他界。（酷いクラッシュで、当時そのあまりにも悲惨でグロな写真を見たのを覚えています。）　追悼の意味で決勝を走らず、99戦での引退となったのです。

新しく加えられたショットで、このあたりの話をしているのが印象に残りました。プラス、ジャッキーは失読症だったのをここで告白しています。

ちなみに、上のシフェールとロドリゲスはともにこの年にレース中の事故で亡くなってしまってます。まだまだドライバーの安全性が大事にされなかった時代なんですね。
数年前のカナダでのクビサの事故を見ていたジャッキーは、死んだと思ったと話しています。当時に比べると、今はかなり安全になっているんですね。

そして実はスタートの旗振りおじさんも危なかったんです！



これがスタートの瞬間。こんなとこでスタート合図の旗を振ってたんです！　危ないでしょ。この危うさの話もジャッキーが笑い話でしてます。
ちなみに、この年の”おじさん”はルイ・シロン。このかた、モナコ生まれで、モナコGPとモンテカルロ・ラリーの両方で優勝してる凄いかたです。

あと、レース後のパーティの場面で、リンゴ・スターが映っていたのが私には嬉しかったオマケでした。

もしブルーレイにでもなったら、ファンのかたにはお勧めです。