森川オサムのブログ一覧

受付を済ませてメタさんのレオーネには配布された11番を貼り付け。モンテで11番って凄いドライバーの証ですね。

ナンバーの上の「MONTE-CARLO」はモンテ独特のスターティング・タウン表示です。今のWRCモンテではもう無くなってしまったコンサントラシオンと呼ばれる第1ステージをスタートする場所名ですね。

今気がつきましたけど、メタさんってAB型ですね。あちらのかたには日本人よりAB型多いみたいですね。

後ろに見えるのはちょうど新婚旅行の途中で立ち寄った私の弟夫妻です。

我々のレオーネのトランクを開けた車検スタッフが何やら話し込んでいるので、何かまずい個所でもあるのかと心配したら「セイフティ・フュエルタンクの取付が素晴らしい。」とのことで、スタッフを集めて臨時講習会が始まってしまいました。

てなことはありましたが2台のレオーネは無事に車検通過。

我々30番の上のイエローの「PROMOTION」はプライヴェイト・チームであることを示すもので、そのクラス分けもあります。メタさん車はエントラント名とドライバー名が違うのでプライヴェイト扱いにはなりませんでした。

この後ヴィルフランシュ・シュル・メールのガレージに戻り、昨晩の試走で問題となったアンダーステアを解消すべく、サスペンションの調整をしました。車高やアライメントを変更し、夜にはまたチュリニ峠まで試走に。

少しは良くなりましたがまだアンダーは強く、課題が残ったまま翌日のスタートを迎えることになってしまいました。ドライバーさんに頑張ってもらうしかありません。因みにメタ車はサスペンションが違うためか問題無しとのこと。

向かったのは最終ステージでスペシャル・ステージとして走る予定となっている、モナコの裏山の3か所。

最初に走ったマドーヌ峠＋バンケット峠は凍結！　チュリニ峠は全線真っ白！　ポルト峠＋サン・ロック峠もほぼ雪路でした。やはり雪が降っていたのです。

こちらのホワイトのボディがメタさん用。

（ここから現れる画質が悪い画像は、ウチの奥さんが当時のβムービーで撮った動画から起こした静止画なのでご容赦のほど。）

今回タイアはブリヂストンを用意してあったのですが、メタさんの事情で急遽ミシュランを履くことになりました。同じタイアでないとサービスがやりづらいので、我々のほうにもミシュランを提供してくれることに。

1月18日の水曜日なってTVの天気予報を見ていたら、なにやら山のほうに雪印がついていました。いよいよ雪が降り出しそうな気配でした。

モナコの街には参加チームのリスト看板が設置されていました。

各スターティング・タウン別になったリストで、左から3列目のモンテカルロ・スタートでは11番のメタさんが最初のスターター。1台挟んで我々30番（黄色矢印）が3番目にスタートします。共にチームの国籍は「J」になっています。

独バト=ホンブルクからの先頭はアウディ・クアトロのヴァルター・ロールで仏パリからの先頭はニッサン240RSのティモ・サロネン。伊セストリエーレからの先頭はランチア037ラリーのアリ・バタネンで、瑞ローザンヌからの先頭はマツダ・ワークス323のアキム・ウォームボルド。その他にも西バルセロナと蘭ラームスドンクからスタートしてきます。

ラリーが近づいて来た感が増してきました。

そのドライバーはこのかたでした。

私の奥さんと対面で向かって左に座っているかた、わかりますか？

そうです。あの Shekhar Mehta さん。240Zで始まり日産車でWRCサファリラリーを5回制覇していたレンジェンドがケニアから来てくれたのです。この2年前もダットサン・バイオレットで優勝していました。

我がドライバーの高岡さんが前年のサファリで5位に入った時にお知り合いになったようで、スバルの本気度がわかりますね。

恐る恐るお話してみると、とても気さくないいかたでホッとしたのを覚えています。

メカさんがエンジン載せ替えている間にメタさん到着でした。

そのメタさん、このモンテでは奥様のイヴォンヌさんがコ・ドライバーを務めるとのこと。サファリでは男性コ・ドライバーでしたが、イヴォンヌさんは過去にモンテを走ったことがあるそうで、今回のペアになったとのことでした。既に12月からコース試走をしていてペイスノートを作ってくれていたのです。我々はそれを写して使うことになりました。（当時の日本のラリイストはこの程度だったんです。早くから来れないし。）

そのかわりにイヴォンヌさんからのリクエストでウチの奥さんが彼女のマップ作りを。

試走からの報告ではコース上に雪はほとんど無しとのことでした。

そのとき湾岸から東関道へ入って暫くして「アラッ」と気が付いたことが。

制限速度標識が「120」！