今年のモンテはあと今日の最終ステージを残すだけ。
昨日までに14のスペシャルステージが終わり、最初のSSから5つ続けてトップタイムを出したオジェがトップ。16秒差でロベンペラでトヨタの1-2です。3位にヒョンデのヌーヴィル。
(画像:wrc.comから)
補助灯を付けてのスペシャルステージは今やモンテの他にはほとんど無くなってしまいました。
90年代にWRCがTVに取り入ってよりコマーシャライズした時に、TV側からの放映都合の要請でラリーを金土日の3日間に制限したのと、映しやすい明るい時間帯でのステージ要請を受け入れ、同時に安全性向上もあって夜間ステージを無くしてしまったのが原因です。
徹夜を交えて数日間走ったり、夜間のSSをウリにしていた”伝統のモンテ”としては受け入れがたく、WRCから一時脱退したりもしましたが、その後復活させるために受け入れた経緯があります。でもやはりモンテの味を残すためにWRCも少しは軟化せざるを得ず、一部の夜間SSが復活することになったようです。
ついでに言えば、そのWRCルールのために諦めざるを得なかった徹夜でのコンサントラシオンのステージなどを残すために始めたのがラリー・モンテカルロ・イストリークでした。
(画像:wrc.comから)
今日の最終ステージでは、最初に走ったチュリニ峠を含む2か所のSSを2回ずつ走って今年のウィナーが決まります。
(画像:ACMから)
最初のSS-1チュリニ峠とSS-2は夜間のSSだったのでアイスパッチがあってドライバーは苦労したようですが、その後のSS-3からは全て昼間なのでドライ・モンテのようです。モンテとしてはイマイチというかイマニですね。
今年はダカールを走るほうを選んだローブもいないし、昨年みたいな最終ドラマは無しで終わりそうです。
Posted at 2023/01/22 17:56:25 | |
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