まだ暗いモナコの港から、第2ステージであるエタプ・デ・クラスマンをスタートし、F1のストレートから第1コーナーであるサ・デヴォーテを右折。坂を上がりカジノ前を通ってF1コースからさよならをして、オートルートの入りニースへ。
昨夕来た道を逆走すること150km。その間に夜も明けました。
昨日の最初のスペシャル・ステージの起点終点だったアントレヴォーも過ぎ、Chaudon-Norante村で国道から右にそれてすぐの地点がこれです。
ショドン=ノラントからディーニュ・レ・バンまでの第2スペシャル・ステージです。
スタート前で並んでいますが、数台前に、なんだかえらく煙を吐くクルマが・・・ だいじょぶ?
あと2分でスタートです。ここは18.5kmで、前回ご説明したように、指示速度は49.2km/hです。
コースは珍しくD20という山道のみをずっと進むルートで、途中Col du CorobinとCol de Pierre-Basseというふたつの峠を越えます。
実はこのコロバン峠、1979年のWRCをRX-7で走ったとき、コースアウトしてコース脇で亀の子になって、ギャラリーに押してもらって復帰したといういわくつきの峠なんです。ちょっといやな予感も。
前のフルヴィアのあと1分後の09:39にスタート。
峠の頂上付近に近づいたら、路面が黒い! 軽いブラックアイス状になっていて、ドライバーのプレベンさんが大声で叫ぶんです。 「◎%#$〇◎#@$△!!」
実は、車内がえらく煩いミニ用にインターコムを用意してあったのですが、ここまでに壊れてしまっていて、耳を近づけて聞いても意味がわかりません。
何回か言ってもらって、わかりました! なんだデンマーク語じゃん! それアウト。英語でやるって決めてた約束違反。
「English please!!」って言って、ふたりで爆笑しました。
で、このヌルヌルする路面の区間は超慎重に走ったので、ちょっと遅れてしまいましたが、すぐに取り戻すことができました。
ここでの結果は(もちろん後でわかったことです)、なんとそのヤバい区間で我々の後で事故が起き、コースが塞がれてしまったようで、4か所の計測の後はキャンセルに。その4か所は順に、1秒遅れ、4秒遅れ、1秒早着、0秒で計6秒の60点減点で110位でした。
最初からちょっと怖い思いをさせられたスペシャル・ステージでした。
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Posted at
2017/07/29 23:18:02