昨日、中国で大躍進のメーカー
BYD の話を聞くチャンスがありました。
昨年のBEVの台数が米テスラを抜いて世界一になったあのメーカーです。
元々はバッテリーの製造で始まり、自動車メーカーに供給していたのがあっという間に自動車そのものを造り始め、あっという間に世界一です。
日本では先月の販売成績は512台で業界11位。
因みに9位ジープで10位はプジョー。12位がフィアットというところに挟まっています。
日本に上陸してから2年半で5,300台を売ってます。たったの5,300ですが。
EV用バッテリーの世界シェアではこんな感じです。
昨年のシェア17%で2位です。BYDは自社のクルマの他にもテスラ、トヨタに供給。まもなく発売されるスズキのeビターラにも搭載されています。
そのEVですが、BEVとプラグイン・ハイブリッドを足した現在の世界での普及は下のとおり。
ノルディック4国はもの凄いです。トップのノルウェイは90%以上。
英国28%でドイツは19%です。
右側の欧州以外では50%近い中国がダントツで、アメリカは10%。日本は僅か2%です。
日本には未上陸ですが、BYDは既に国内で2モデル発売した Super e-Platform と呼ぶ新しいプラットフォームを開発。「油電同速」をキャッチフレーズにしています。これはICE車とBEVで同じ距離を走るのに必要なガソリンを給油する時間と同時間の充電で足りると謳っています。つまり例えばICE車が200km走るのに必要な給油をする時間の充電で200km走るということです。
これは1000V、1000Aを使用するプラットフォームで実現しているそう。既に売っているのでホントらしい。
今後の日本市場への攻撃は既に本国では発売しているICEを積んだプラグイン・ハイブリッド車の追加と、来年中を目指す業界初の輸入車EV軽自動車です。(正確に言えばケイターハム7がありますが) 軽自動車は一番売れているトールワゴンを、ホンダNワゴンをベンチマークに開発中ということです。
BYDの従業員はちょっと前までは30万人と聞いていましたが、現在はなんと100万人突破してるんだとか。恐ろしや・・・
Posted at 2025/07/08 16:14:54 | |
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