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森川オサムのブログ一覧

2025年04月10日 イイね!

KOITOってご存知?

昨日小糸製作所を訪れました。

小糸製作所は今年で110周年を迎えた業界の老舗企業です。
作っているメインのものは自動車用の照明パーツで、国内では60%のシェアを誇り、グローバルでも20%あります。

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国産車のヘッドライトではほとんどがKOITO製なんだけど、例えばタイアなんかに比べると一般のユーザーにはどこ製が付いているのかわかりづらいし、興味もないかもですね。

KOITOは売り上げの9割が自動車用照明ですが、残りの1割はこんなものも作っているそう。

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信号機はシェア3割。新幹線では照明のみならず座席なんかも納めているんだとか。
レンボウブリッジの照明や、千葉マリン・スタジアムの照明もKOITOですって。

ヘッドライトの歴史では国産初のシールドビームから始まり、ハロゲン、HIDときていまやLED全盛です。

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歴史といえば、今から60年以上も前にこんなものも作っていたそうです。

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私も知りませんでした。

現在の開発中心は自動運転には欠かせないLiDARシステム。
レーザーを照射して、その反射光を取り込むまでの時間を計測し、先方にある物体を認識する装置ですね。例えば100m先の対象物に反射して戻ってくるまでの時間は 0.000000667秒ですって。

現在のテクノロジーでは、自動運転のレベル2から先の2.5、3、4と進んでいくにはLiDARがマストと言われています。

Posted at 2025/04/10 15:56:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年03月30日 イイね!

Marelli 再訪

ちょうど1年ほど前にマレリの工場を見学してきましたが、今週もマレリを訪問するチャンスがありました。

前に行ったのは埼玉県吉見町にあるクルマの内装部品を造る工場でしたが、今回は栃木県佐野市にある技術センター内のグリーン・テクノロジー・ソリューション事業本部でした。

ここが研究開発しているのは主に熱交換機と排気系。
熱交換器ってエリアが広いですよね。ラジエター、オイルクーラー、A/Cコンデンサーを始めとして、EVバッテリー用の冷却(温めることも)装置まで。
画像はありませんが、トランスミッションに内蔵するオイルクーラーってとても小さく精巧なものでしたが、一方ではこんなものも納品していたそうです。

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5年ほど前のマクラーレンF1のサイドポッドに装着されたラジエータ。これも精巧に造られていました。誰かに横からガーンッってぶつけられたら「コラ~ッ!」ですよね。

排気系ではこんなテストがされていました。

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アウトレット・マニフォールドの強度テストでは、実際のエンジンに装着してやると加わってしまう振動要素を取り除くために、高熱ガスを発生する装置に取り付けて純粋に温度要素だけの測定もします。実験前に細かい点をちりばめた塗装を施し、それをカメラ撮影分析して膨張率などを測定しています。モニターに写っているように真っ赤に灼熱したところで測定します。

また、無響室に入れての音響測定も。

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どの部分からどんな周波数の音が出ているのかを測定。

研究室内にはこんな大きな施設も用意されていました。

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1/1サイズを入れられる風洞ですが、さらに温度(-40~+50℃)や日射や湿度まで変更できる全天候型の風洞でした。
これ、かなりの投資が必要な設備とお見受けしました。時々レーシングカーの開発に貸し出しもしたりするみたいです。

マレリ、がんばってます。

Posted at 2025/03/30 13:55:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月25日 イイね!

AESCってご存知?

もう数年前、コロナの前に訪ねたことがあるAESC社を先週再訪しました。

最初は日産とNECのジョイント・ヴェンチャーで生まれた、EV用のバッテリーを開発・生産するメーカーです。今や日本だけでなく、中国、US、スペイン等の数か所の工場で生産し、日産だけでなくトヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、メルセデス、BMW、ルノーや多くの中国メーカー向けにバッテリーを納入していますが、まだ資本の一部が日産ということもあり、日産の座間工場の片隅に研究部門と工場があります。

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積層型のリチウムイオン・バッテリーの基になるフィルムは相模原の工場で製造され、ロール状態でここ座間工場に運ばれてきます。

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湿気が大敵とのことで、厚いヴィニルの袋に真空梱包されて到着しますが、更に乾燥室に暫く据え置かれてからカットされて使用されます。このフィルムの表裏がそれぞれアノード、カソードになっています。

電極が付けられてから”レトルト食品とほぼ同じ材質の袋”に入れられ、絶縁のための液体が満たされます。

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それを何枚か積装することでパッケージを作ります。こちらは8枚のモジュール。

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こちらは24枚のスタック。

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それらをEVによってサイズや容積が異なる隙間に積載する例です。

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日本、海外でメガ級の工場を急ピッチで建設中のようでしたが、昨今のEV不振は気になるところでしょう。でも急伸中のPHEV用も作っているのでなんとか頑張っていって欲しいですね。

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NECの技術を基に素晴らしい技術革新を進めているのは頼もしいところですが、親会社がエンビジョンという中国企業になってしまったので、技術流失が心配です。

Posted at 2025/02/25 22:47:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月24日 イイね!

PRIMACY 5

実は昨年12月のあたまにミシュランから呼ばれて、新タイアの発表会に有明まで行ってきました。

やはりムッシュ・ビバンダムがお迎えしてくれました。
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だけど、2月1日までエンバーゴ(外に向かっての発信制限))がかけられていて、ここでご報告ができませんでした。そうしたら、私はそれ自体を忘れてしまっていました。なので今日です。

ミシュランからの新製品は MICHELIN PRIMACY 5。

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ミシュランの乗用車用タイアのラインナップの中で、走り寄りの高性能タイアであるパイロット・スポーツ(私もいま993にチンクにも履かせています)に対して、コンフォート寄りのプレミアム・タイアがこのプライマシー・シリーズです。
ミシュラン側からはPSシリーズは「走りを愉しむ」というコンセプトで、プライマシー・シリーズは「くつろぎを味わう」とされています。
なので先日ここでご紹介したブリヂストンのレグノ・シリーズのライバルということになりますね。

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従来のモデルのサイドウォール・ロゴはこんな風でしたが、新プライマシー5では表面がビロード(死語?)のような凝った仕上げになっていて、ロゴやビバンダム君が浮き上がったように見えます。

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今どきはタイアのルックスにも注力しないといけないんですね。

今回のニューモデルの一番の改善点は乗り心地や静粛性は維持したまま、ウェット路面でのグリップ性能が最高ランクである"a"を長い期間維持できるところにあるそうです。

まずは16~20インチで195~255幅で40~65扁平を来月から発売するそうです。
試乗できるチャンスがあったらご報告します。

Posted at 2025/02/24 11:26:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月07日 イイね!

MAZDAバッヂのコレクション

その MAZDA TRANS AOYAMA の2階ラウンジの柱にはバッヂのコレクションがありました。

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上から3番目はあのマツダ初の4輪乗用車たる軽自動「R360クーペ」のバッヂですね。可愛いスタイリングの2+2でした。1960年発売で30万円!

その下のふたつは「Carol」。リアエンジンでリアウィンドウが逆ぞりクリフカットの軽自動車キャロルはその2年後の発売。

その下のキャロルに次いで1972年発売の「Chantez」のバッヂは「C」に赤いジュエル風の加飾があり凝ってます。。一説によるとシャンテには当初ロータリーエンジンが予定されていたとか。

一番下の「R100」とはあの2代目ファミリアのロータリークーペの輸出名。

上から2番目の「Parkway」はマイクロバスです。

そして一番上の「L402A」とはコスモ・スポーツの試作車に付いていたものだそうです。
左のを見ると、ベースが丸が青と白で4分割されていて、BMWに売り込むつもりだった? ってなことは無いですね。

続いてこちら。

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上から「Familia」。初代だったかな。
そして「RX-2」は初代カペラのロータリークーペ。
3番目は「FAMILIA Presto」で、先ほど出てきた2代目ファミリアのマイナーチェンジ版。
そして「Roadster」はもちろんあのロードスターの初代のバッヂ。
そして「SAVANNA RX-7」のバッヂです。

そしてこちらは商用車用。

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「B1600」「Proceed」「Bongo Browny」ですね。

一番下の「RE13」は2代目カペラの1,800ccロータリーエンジン搭載車に付けられていたものとのことで、実にマニアックなコレクションでした。

Posted at 2025/02/07 22:25:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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