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森川オサムのブログ一覧

2025年02月25日 イイね!

AESCってご存知?

もう数年前、コロナの前に訪ねたことがあるAESC社を先週再訪しました。

最初は日産とNECのジョイント・ヴェンチャーで生まれた、EV用のバッテリーを開発・生産するメーカーです。今や日本だけでなく、中国、US、スペイン等の数か所の工場で生産し、日産だけでなくトヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、メルセデス、BMW、ルノーや多くの中国メーカー向けにバッテリーを納入していますが、まだ資本の一部が日産ということもあり、日産の座間工場の片隅に研究部門と工場があります。

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積層型のリチウムイオン・バッテリーの基になるフィルムは相模原の工場で製造され、ロール状態でここ座間工場に運ばれてきます。

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湿気が大敵とのことで、厚いヴィニルの袋に真空梱包されて到着しますが、更に乾燥室に暫く据え置かれてからカットされて使用されます。このフィルムの表裏がそれぞれアノード、カソードになっています。

電極が付けられてから”レトルト食品とほぼ同じ材質の袋”に入れられ、絶縁のための液体が満たされます。

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それを何枚か積装することでパッケージを作ります。こちらは8枚のモジュール。

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こちらは24枚のスタック。

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それらをEVによってサイズや容積が異なる隙間に積載する例です。

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日本、海外でメガ級の工場を急ピッチで建設中のようでしたが、昨今のEV不振は気になるところでしょう。でも急伸中のPHEV用も作っているのでなんとか頑張っていって欲しいですね。

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NECの技術を基に素晴らしい技術革新を進めているのは頼もしいところですが、親会社がエンビジョンという中国企業になってしまったので、技術流失が心配です。

Posted at 2025/02/25 22:47:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月24日 イイね!

PRIMACY 5

実は昨年12月のあたまにミシュランから呼ばれて、新タイアの発表会に有明まで行ってきました。

やはりムッシュ・ビバンダムがお迎えしてくれました。
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だけど、2月1日までエンバーゴ(外に向かっての発信制限))がかけられていて、ここでご報告ができませんでした。そうしたら、私はそれ自体を忘れてしまっていました。なので今日です。

ミシュランからの新製品は MICHELIN PRIMACY 5。

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ミシュランの乗用車用タイアのラインナップの中で、走り寄りの高性能タイアであるパイロット・スポーツ(私もいま993にチンクにも履かせています)に対して、コンフォート寄りのプレミアム・タイアがこのプライマシー・シリーズです。
ミシュラン側からはPSシリーズは「走りを愉しむ」というコンセプトで、プライマシー・シリーズは「くつろぎを味わう」とされています。
なので先日ここでご紹介したブリヂストンのレグノ・シリーズのライバルということになりますね。

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従来のモデルのサイドウォール・ロゴはこんな風でしたが、新プライマシー5では表面がビロード(死語?)のような凝った仕上げになっていて、ロゴやビバンダム君が浮き上がったように見えます。

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今どきはタイアのルックスにも注力しないといけないんですね。

今回のニューモデルの一番の改善点は乗り心地や静粛性は維持したまま、ウェット路面でのグリップ性能が最高ランクである"a"を長い期間維持できるところにあるそうです。

まずは16~20インチで195~255幅で40~65扁平を来月から発売するそうです。
試乗できるチャンスがあったらご報告します。

Posted at 2025/02/24 11:26:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月07日 イイね!

MAZDAバッヂのコレクション

その MAZDA TRANS AOYAMA の2階ラウンジの柱にはバッヂのコレクションがありました。

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上から3番目はあのマツダ初の4輪乗用車たる軽自動「R360クーペ」のバッヂですね。可愛いスタイリングの2+2でした。1960年発売で30万円!

その下のふたつは「Carol」。リアエンジンでリアウィンドウが逆ぞりクリフカットの軽自動車キャロルはその2年後の発売。

その下のキャロルに次いで1972年発売の「Chantez」のバッヂは「C」に赤いジュエル風の加飾があり凝ってます。。一説によるとシャンテには当初ロータリーエンジンが予定されていたとか。

一番下の「R100」とはあの2代目ファミリアのロータリークーペの輸出名。

上から2番目の「Parkway」はマイクロバスです。

そして一番上の「L402A」とはコスモ・スポーツの試作車に付いていたものだそうです。
左のを見ると、ベースが丸が青と白で4分割されていて、BMWに売り込むつもりだった? ってなことは無いですね。

続いてこちら。

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上から「Familia」。初代だったかな。
そして「RX-2」は初代カペラのロータリークーペ。
3番目は「FAMILIA Presto」で、先ほど出てきた2代目ファミリアのマイナーチェンジ版。
そして「Roadster」はもちろんあのロードスターの初代のバッヂ。
そして「SAVANNA RX-7」のバッヂです。

そしてこちらは商用車用。

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「B1600」「Proceed」「Bongo Browny」ですね。

一番下の「RE13」は2代目カペラの1,800ccロータリーエンジン搭載車に付けられていたものとのことで、実にマニアックなコレクションでした。

Posted at 2025/02/07 22:25:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月05日 イイね!

マツダのブランド拠点

昨晩は青山に行ってきました。

お披露目されたのは、国産自動車メーカーの中で今や”ハイブランド”を目指すマツダが表参道に近い青山通り沿いにオープンする”クルマは売らない”ショウルーム、MAZDA TRANS AOYAMA。

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2階建てのショウルームに置かれていたのはこれ1台だけ。

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一昨年の東京モビリティ・ショウのマツダのスタンドで輝いていた ICONIC SP。

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こうゆう謂わば”ブランド・ショウルーム”はこの近くにいくつかあります。が、BMWのもAUDIのも最初はクルマ売らないショウルームだったのですが、いつの間にか普通に売るショウルームに変わっていましたっけ。

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ブランドを方向転換させたり構築するのは大変な費用と、あとは時間が必要です。でも一番必要なのは高邁な志を継続させていける企業レベルの強い意志でしょうか。

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難しいとは思いますが、マツダには是非成功させて欲しいですね。

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モダーンでスタイリッシュなショウルームの中にはカフェもあってお茶もできるので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょう?

Posted at 2025/02/05 12:03:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年02月01日 イイね!

SUV&VAN用REGNO

ブリヂストンのREGNOに新しいスペックが登場し、今週走らせてみることができました。

主に静粛性や高級感あるライドフィーリングをウリにしてきたREGNOのニューモデルはコンパクトSUVやミニバンでの使用に特化したもので、その名は REGNO GR-XⅢ type RV という長いもの。「RV」って最近はあまり聞かなくなった呼び方ですが。

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下の画像の向かって左がそれで、右側は既に販売していたセダン、軽、コンパクトカー向けの GR-XⅢ。共に向かって左側が車体外側です。

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今回の type RV では重心が高いためにボディがふらつきやすいことや、車体の構造上走行音が入り込みやすい点や、偏摩耗しやすい点を考慮して、ブリヂストン開発のENLITENと呼ぶ”特化”技術を使用して設計したそうです。

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まずは大磯ロングビーチの広大な駐車場に作られたコースでレーンチェンジやら段差の乗り越えやらを体験。

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荒れた路面は細いロープを並べて貼り付けて作ってくれていました。

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段差や荒れた路面での所作の良さは特にリアシートで感じることができました。

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その後、外に出て路面の”繋ぎギャップ”で有名な(?)西湘バイパスや一般道を走行し、REGNOの元来のウリである静粛性やライドを改めて確認もできました。

開発者の方々がリアパッセンジャーへの性能も強調されていたので、リアとフロントでそれぞれ違うスペックを開発し「前輪用」「後輪用」として販売することはどうかと提案しましたが、まあロジスティックや販売面で実現は難しいのでしょうね。

今回は新旧の違うスペックのタイアを乗り比べることもできましたが、一般のかたはまずそんなことは体験できません。限界近くまですり減ったタイアでタイア屋さんに行き、新しいのに履き替えればその瞬間に「良くなった!」って感じられる程度でしょう。新しければどんなタイアに履き替えても大抵は良くなったと感じますし。
今回はこんなのが用意してありました。

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新旧の差を上から手で押して感じられるギミック。これ、結構ちゃんとわかりましたから、各タイア屋さんの店頭に置くべしです。

なお、ウチのみたいなデッカイSUV用はこれではなく ALENZA というブランドのタイアだそうです。


Posted at 2025/02/01 14:39:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
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学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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