元気なルノーに乗りました。
クリオRS。日本名はルーテシアRS。皆さんご存知のとおり、RSとはRenault Sport。つまり、ルーテシアをルノーのスポーツ部門であるルノー・スポールが味付けしたモデルということになります。味付けと言っても、スペックを聞き、実際に乗ってみると、かなり濃いめの味付けをしていることがすぐにわかります。
RSに乗れば、ルノー・スポールの皆さんはかなりの走りオタクだってことが一目瞭然です。
ルノー・スポールには、このRSのようなスポーツモデルの企画設計と生産を担当する部門と、F1エンジン等を作る部門があるそうですが、私には、このルノー・スポールが、その昔アルピーヌだったディエップの工場にあるところがなんだかそそられます。
今回私が乗ったのは、このブラン・グラシエと名付けられた白いペイントのRS。
ルーテシアRSには、シャシー・スポールというモデルと、さらに足回りを締め上げたシャシー・カップという2種類のモデルが発売されたのですが、こちらはシャシー・カップのほう。
ブレーキはきちんとディスク径が増大されていて、ホイールも”戦闘的”。
インテリアはオレンジのアクセントがちりばめられたスポーティなもの。ステアリング・ホイール裏の使い易い形状のシフトパドルはチタン製とのこと。
シートはサポート充分なバケット。でも、フランス車らしく、クッションはしっかりしていて、柔らかい座り心地です。
このボディをブッ飛ばすエンジンは、1.6リッター4気筒DOHCターボで、200PS。
でも、ボンネット下の”景色”は・・・ちょっとそそられませんね。
組み合わされたトランスミッションは、ツインクラッチの6速。
走らせてみると、ボディの大きさも手ごろで、しっかりと締め上げられた足回りでキビキビとした痛快なもの。
こちらの、以前に乗ったメガーヌRSの時は、大昔に乗っていたチューニング・ラリーカーを思い出させる、あまりのアナクロさにびっくりしてしまいましたが、今回のルーテシアRSは、遥かに洗練されている印象でした。
なんとロウンチ・コントロールもついていて、「ノーマル」「スポーツ」「レース」と3段階選べるドライブモードのノーマル以外では、パドルを両方引いてから左足でブレーキを踏み、スロットルペダルをバンッと踏みつけると、エンジンが「ババババババッ・・・」と回転制御され、ブレーキをリリースした瞬間に前に吹っ飛び出す、っていうわけです。
わざわざETCじゃないゲートで止まって、お金払って、飛び出しますか。
新しいルノーのブランド顔がお好みに合えば、けっこうお勧めの1台です。
ちなみに”ルーテシア”って、たしかパリの旧名。っていうと、トヨタ・エドってところでしょうか・・・
Posted at 2013/11/08 23:32:33 | |
トラックバック(0) |
New Model | クルマ