991型911(ややこしい)の最新版にようやく乗ってみることができました。
991の最新版といえば、エンジン排気量が少し小さくなり、ターボ以外でもターボが付けられた(ややこしい)ことがトピックですね。流行りのダウン・サイジングなんですが、ポルシェでは敢えて”ライト・サイジング”と呼んでいます。ってことはこれまでは正しくなかったってこと?(笑)
今回乗ったのは911 CarreraSのカブリオレなので、前期型の3.8リッター400馬力から、3リッターターボ420馬力となっています。
N/Aからターボになったことで、レスポンスが若干なんだかんだというかたも多いようですが、私は全く気になりませんでした。まあ、どうせ私が以前所有していた930型の空冷N/Aに比べればレスポンスは鈍いですから。出力は比べ物になりませんが。(笑)
カブリオレですが、キャンバストップを閉じたスタイルもキレイで、エレガントでもあります。
フロントフード下のラゲイジスペースは結構深くて、そこそこの荷物は呑み込めそう。
4日間を共にして、かなりヤバイです。大きいけど身体に馴染んできて・・・ちょっと欲しくなっちゃいました。
ほんとにいいクルマだけど、気になったところだけ書きます。
まずはPDKの振る舞いが、ちょっとラフなところがあること。速く走ってる時は全く問題ありませんが、低速時にやはり時々意にそぐわない振る舞いをします。
次は、微速でステアリングを大きく切ったときに、バキバキバキッと昔のメカLSDのごとき音を発すること。タイアの太さと路面のミューとサスペンションのコンプライアンスの関係で出るそうですが、ちょっと心臓に悪し。パセンジャーもびっくりしてしまいます。
あとは走りには関係無いところなので、911にはごくマイナーなことです。
ナビが工場装着の純正になり、これはとてもいいことなんですが、ロジック構築に日本のサプライヤーが絡んでないようで、使い慣れるのに時間がかかる、というか慣れないこと。普通のナビとは全く違います。新しいAudiもこれだとか・・・?
でも、眼の前のメーター内にも分岐が表示されるのは見やすくてグッド。
そしてもうひとつは、シートやステアリングやミラーの位置をメモリーしても、乗降のたびに乗降しやすい位置に動いたあと、エンジン始動してもメモリー位置に戻らず、デフォルト(?)位置になってしまうこと。なので、そのたびにメモリーを呼び出して待っていなければなりません。たぶんこれは、何かで変更することができるんでしょうけど、メニュアルを読んだ限りではわかりませんでした。
993の次で水冷になってからの911はボディが大きくなり、991に乗ると、当時の928のような感じ、つまりグランドツアラーというか、そういう感じがします。
空冷当時の911の感じが欲しいなら、今ならケイマンなのかなぁと思ってしまいます。今度乗って確かめてみましょう。
今回乗ったこのカレラS カブリオレ。1,813万円にいろいろオプションが付いてトータルで2,125万円也。一番高いオプションはブルメスター・ブランドのハイエンド・オーディオで80万円! でも、シートベルトを赤にするだけのオプションの7.4万円のほうが高いかな。(笑)
Posted at 2016/12/19 23:02:11 | |
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