さて、ポルシェ・ミュージアムの報告も終盤となりました。
1984年のもので、Gタイプ、いわゆるビッグバンパー・モデルで市販された”スピードスター”のプロトタイプです。
単座のカバーがいいですね。これに小さなロールフープなんてあったら更に良し。
ちなみにこちらは2010年の市販997型スピードスター。
続くは変わり種。C88。
これ、94年の北京ショウでポルシェが提案した、中国で生産するモデルでした。中国人が好きな"8"並びのモデル名。
1.1リッターの水平対向4気筒で48~68PS。シンプルな設備での生産を目論んだモデルとのこと。でも、結局どこのメーカーにも生産許可が下らなかったんだそう。
う~ん、ポルシェでこんなおブスなのいいの? 中国人馬鹿にしてた? お蔵入りしてよかったです。
ほぼ同じ95年製がこれ。
993のCarrera RS 3.8 Clubsport。
僅か1,187台のみ造られた由。いま見つけられても高そう!
そしてこれがありました。
96年からル・マン挑戦のために造られた911GT1。
ポルシェの場合、各モデルにGTなんとかが付く場合、数字が小さいほどスパルタンなものになります。現行911にもあるGT3よりはGT2(があれば)のほうがよりスパルタンです。なので、GT1は究極ということ。
それも、写真のはそのGT1がFIAホモロゲーションを取得するために必要なため僅かだけ造られたロードゴーイング・ヴァージョン。つまりは公道走行用!
当時の市販911だった996の”顔”をつけてますが、水平対向6気筒3.2リッターで544PS。
確かにナンバープレートも付いてますが、路上でこんなのに抜かれたら・・・
Posted at 2017/05/01 12:59:36 | |
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