日が変わって2月1日水曜日の0:30過ぎ。ついに今回のRallye Monte-Carlo Historiqueの最終スペシャル・ステージに到着しました。
La Bollene Vesubieという山合いの村です。最終SS-14はここからD2566を一気に上ります。11km上り切ったところがCol de Turiniの頂上になります。そこを右、左とクランクして、まずは10km下ります。この区間はヘアピンだらけ。下ったMoulinet村までがWRCでも使われるふつうの”チュリニ”です。でも今回はさらに13km下ってSospelの町も通過してD2204を右折。さらにはD54へ左折して、Col St. Jeanを反時計回りにぐるっと回ってソスペルまで戻る、全長53km!!
ラ・ボレーヌ・ヴェジュビーからチュリニを越えて、ムリネまでで普通に終わって欲しいのに、そこからさらに30km以上走り、サン・ジャン峠まで超えるオマケ付き。長い。
でも、道路工事の問題で、ソスペルから先がキャンセルされるとのことで、少し楽に。でも、キャンセルといっても計時がキャンセルされるだけで、ぐるっと走ってソスペルまで戻らないといけないとのこと。コースは変わらずです。
スタートすると、やはりチュリニ峠へのキツい上りでスタート直後から遅れ。計時は7か所で行われていて、チュリニ頂上では42秒の遅れ。下りになってもヘアピンだらけで全ては取り戻せず、最後の計時でも25秒の遅れでした。トータル224秒の遅れで231位。
それでも、私は今回もドライバーのおかげで”チュリニを越える”ことができました。
あとはモナコへ向かって、30kmちょっとを一気に駆け下るだけです。でも、ここも注意。2009年に走った時は、この下りの右ヘアピンで、眼の前を走っていたポルシェ904がクラッシュしました。
最後のタイムコントロールは早着減点無しと聞いたので、気持ちよく最後のかっ飛ばしでモナコへ。
そして我々とミニは02:15にモンテカルロの港に置かれたポディアムへ到着することができました。
これで、ドライバーのプレベンさんも自身最後と決めたモンテを走り切ることができました。
ドイツはバト=ホンブルクを金曜日にスタートしてから、これでトータル2,700kmをミニで走破したことになります。
毎回、このポディアムを上り降りするのは、ホントにキモチイイものです。
ドライバーとコ・ドライバーしか見ることができない景色がこちら。
どうですか?
サービスで頑張ってくれたブルーノさんとイレーヌさんが両側で迎えてくれています。
パルクフェルメにミニを停めると・・・
ブルーノさんとイレーヌさんがいつものように。
もうここからはほっとした気持ちよさと脱力感です。
我ながらオメデトウ!
私はこれで、モンテを12回走ったことになります。
WRCを走ったのが、1976年から77年、79年、81年、84年、97年。そしてヒストリックになって2009年、11年、12年、13年、14年、そして今回17年です。この他に94年にはチームマネージャーとしても来ています。
でも、これが私も最後のモンテになるかもしれません。わかりません。どうでしょう。
未明のモンテカルロで、しばしのお祝いでした。
Posted at 2017/10/10 11:22:17 | |
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