• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

森川オサムのブログ一覧

2021年07月04日 イイね!

電動化レース

ここのところ、各メーカーから将来の電動化へ向けての道筋を示すプレゼンテーションが相次いでいます。
どのメーカーもいずれは100%EV化は避けられない情勢といえますが、これまでも書いたようにメーカーによりそのタイミングやスピードに違いが見られます。さらには”電動化”と言っても目指す技術やチカラを入れていく方向性がいろいろあるようです。

マツダは2030年までに100%電動化を目指しますが、その中で純粋なBEVは1/4で、3/4は何らかのハイブリッドを考えているそうです。

alt

ハイブリッドの中にはトヨタ製のシステムを使ったモデルや、例のロータリーエンジンを発電用に搭載するものも含まれそう。プラス、電動ではありませんが水素インフラが整うなら以前開発していた水素ロータリーも可能性があるのかもです。

かたや仏ルノーはBEVにより重きを置いているようです。確かに結構前からBEVである Zoe を売ってきています。小さなモビリティですが。

alt

日本メーカーの中ではEVに力を入れている日産を傘下に持っているのもこの方向性のバックアップになっているのだと思います。上のイエローは新しく出てくるBEVのサンク。その向こうは日産アリアとプラットフォームを共有する次世代メガーヌです。

ルノーがチカラを入れているのはモデル開発は勿論ですが、バッテリーの開発・製造にもかなり重きを置いているようです。将来は全固体電池を目指しているそう。

最初のころ、クルマのEV化を思った時に浮かんだのは腕時計の世界にクウォーツが現れた時のことでした。スイス勢が幅を利かせていた機械式腕時計の世界に日本のセイコーがクウォーツ時計を送り込んだとたんに機械時計の技術が不要になり、それまで時計など作っていなかったカシオやらなんやらの新興メーカーが一気に登場し席巻してスイスの時計産業は死に追いやられました。現在はまた機械式の良さも見直され、主に高級品のエリアですがブランドが復興を遂げています。

”機械式”クルマの世界にEVが現れましたが、現在のところ米テスラと中国の数ブランドが新たに登場しただけで、既存メーカーがEV化を進めています。腕時計と違ってヒトの命を預かる重い技術が中心となる製品なので、新興メーカーを立ち上げて製造するのはそう簡単なことではないでしょうから。

Posted at 2021/07/04 14:17:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/7 >>

     123
4 56 78 910
111213 14 15 1617
18 1920 2122 2324
25 2627 2829 3031

リンク・クリップ

森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/01/21 15:23:34
 

愛車一覧

ランドローバー レンジローバースポーツ ランドローバー レンジローバースポーツ
Velar から Sport へ戻りました。2mの車幅は我慢です。
ポルシェ 993 カレラ ポルシェ 993 カレラ
3台目の911。快調に働いています。
アバルト 500 (ハッチバック) アバルト 500 (ハッチバック)
プジョー206のあとがま。ワンぐるまとしても活躍しました。
ランドローバー レンジローバーヴェラール ランドローバー レンジローバーヴェラール
車幅がちょっと大きすぎるレンジローバー・スポーツから乗り換えました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation