私の993ですが、昨年11月に
スターターモーターが回らない症状が出たのはここでご報告しました。
その後は主治医に言われたとおりちょくちょくスターターを回してみていましたが、同じ症状が発生したのは1回だけでした。
でもいつ起こるかわからないのはいやだし、徐々にでも悪化(老化)していくのはわかっていたので、スターターモーターの交換を頼んでいたところ、モーターの手配ができて時間もできたということでお願いすることにしました。
トランスミッションの半降ろしはしなくて済みそうだとのことで、まずはリフトで上げて交換の準備で下回りのカバーを外していきます。
後ろ半分のカバーが全部外れてエンジン周りが見えます。自分のクルマを真下から見られるチャンスはあまりありませんので興味津々。
空冷911の持病とも言えるエンジンオイル漏れは最低限で済んでいるようです。車検整備のたびに主治医がチェックしてくれていて、ちょっと悪いとオイルラインのパイプ等を交換してくれているからですね。クランクケースそのものからの漏れはほとんど無いようでした。
酷いとこのあたりがベトベトになっちゃって、カバーの上にも溜まったりするそうですから、はいこれは合格点。
と、ここまでは良かったのですが、件のスターターモーターは下から覗いてもほんの僅かしか見えない奥の位置にあり、しかも周りも狭くてツールをちゃんと回せない状態。さらには1995年にシュツットガルトの工場でのエンジン組み立て途中で”しっかり”締め上げられたボルトはそれ以降一度も緩められたこともなく固着しているようで、主治医さん大苦戦。
格闘スペース確保のためにヒーターダクトやら何やらも外して更に格闘。汗・汗・汗。
ついには右リアのホイールを外し、ブレーキディスクも外し、サイドブレーキのワイアも外して”スペース”を創出。
そしてついに・・・
やりました! 外れました! 患部摘出に成功!
下にある黒いヤツが27年ぶりに太陽のもとに晒された(?)そのスターターモーターです。
こういう作業を見学していると、よくTVでやってる”外科医ナントカ”みたいなのを思い浮かべるのは私だけ?
To Be Continued.......
Posted at 2022/03/08 13:22:18 | |
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