中国製のクルマが日本へ入ってくるようです。
来年1月になってから販売を始めるそうですが、いち早く走らせてみることができました。
乗ったのはBYDというメーカーのSUVである ATTO 3 というBEV。
サイズは4.455X1.875mなのでミドルサイズということになります。
ごく短時間でしたが、走らせてみるとごく普通です。FWDの走りは可もなく不可もなく。BEVってこういう感じを持つものが多いですが。
クウォリティは悪くはありません。普通です。
BYDのモデルは海をモチーフにしているらしく、室内は波っぽい加飾がされています。ドアの内張りやドアノブなんかはなかなかユニーク。
ボンネット下はモーターユニットがかなり低く搭載されていてガラガラ。ここにエクストラの荷室作ればいいのにと思いました。
日本で売るための問題はひとつだけ。だけど大きな問題。
それは「中国製」であること。
BYDはグループ全体で30万人以上を擁する大企業のようです。ボディからバッテリー(って創業はバッテリーメーカーだったようです。)からほとんど全てを”自社製”でこなすことができるのでコストが下がるんだとか。(他社にも多く納入しているサプライヤーを使っていないというのは、それもそれで怖い気がしますが。)
でもいくら国産と同じ、あるいはそれより低価格でオファーできたとしても、日本で中国製のクルマを選んで買うヒトがどのくらいいるでしょう? 廉価な日用品なら買うかもしれませんが、ん百万円を払って、しかも自身の安全を託す製品を買うでしょうか?
マーケティング的にこの点をどう超えていけるかで成功か撤退かが決まる気がします。
まだ日本国内では少ないBEVの大型バスでは既に納入していて、70%のシェアだそうですが、一般ユーザー向けではどうなるでしょう。ある意味楽しみです。
このアット・スリー(アット・サンだとダットサンみたい?)に続き、コンパクトカーのDOLPHIN(海豚)とラージセダンのSEAL(海豹)も来年中に導入予定だそうです。
走り終わって気が付いたらリアゲイトにはこんなバッジが。
BYDは Build Your Dreams だそうです。Building Our Dreamsでは?
Posted at 2022/08/05 10:23:10 | |
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New Model | クルマ