MAZDAから発売される新しいSUVである CX-60 に昨日乗ってきました。
以前にも書きましたが、CX-60はこれまでのCX-3/5/8というマツダのSUVラインナップからよりプレミアムなポジションへ移行させようとするもので、社内ではラージ・プロダクトと呼ぶ新しい製品群の一発目ということになります。いわば野心的なプロジェクトの第1弾ということになります。
全長は4.74mで幅は1.89m。高さは1.685mです。大き目ですが扱いやすいサイズです。実際に走らせてみても全く問題ないサイズでした。
これに搭載するために直列6気筒3.3リッターのディーゼル・エンジンを”今どき”新開発したことでも本気度が伺えますね。
このエンジン、3.3リッターもあり6気筒なので、結構いい感じです。マツダらしくたぶん敢えてディーゼルっぽくない躾にしているようですが、スタートから高速道路まで気持ちよく走らせることができました。
実際に走らせたのはそのエンジンに48Vマイルド・ハイブリッドを付けた仕様でした。エンジンからボディ・フロント先端までかなり距離あり。
組み合わせているトランスミッションは8速A/Tですが、トルクコンバーターをやめてツイン・クラッチを採用したこちらも新しいもの。微速域で意地悪く観察すると僅かにギクシャク感ありですが、許容範囲。悪くないです。
最大ネガは足回りで、路面の継ぎ目やギャップを越えるときの所作とノイズがプレミアムレベルには達していません。タイアのせいなのかもしれません。
ついでにもうひとつ感じたネガを言ってしまうと・・・
こちらは最初に走らせた PREMIUM MODERN と称するインテリアですが、なんだかやりたいこと満載感でまとまりがありません。落ち着かない。
特に私にはドアやセンターコンソルに配されたアイボリー色のパネルが、なんだか古くなって水垢がこびりついた浴槽に見えてしかたありませんでした。せっかく本物のウッドらしいのですが、マツダさん、ゴメンナサイ!
後で乗った PREMIUM SPORTS と呼ぶこちらのほうが質感も含めマッチベターでした。
写真では難しいですが、ダッシュ上面はブラウンのスウェードで、ブラックにヘアラインが刻まれたパネルとのマッチングもいい感じでした。ただ、あまり自分から”プレミアム”とは言わないほうがいいと思います。それは周りから言ってくれるべきものだと思うので。
マツダはこれに続き CX-70、80、90 と出していくそう。
60の3列シート版が80で、車幅を拡げたのが70でその3列が90ということだそうで、70/90は「大きいのがエライ」米中マーケット向けで日本では売らない予定。逆に60/80はあちらでは売らない予定だそうです。
あと、私には必要ありませんでしたが、最初に座ったときにドライバー登録し、身長をインプットすると、カメラでディテクトした眼の位置やらなんやらを利用してシートやステアリングの位置を”最適と思われる位置”に自動的に調整してくれる機能は新しいし、ある層のユーザーには便利なのかなと思いました。私もやってみましたが、特に微調整も無しでOKでした。
マツダのチカラが入ったモデルなので、ショウルームで確かめられたほうがいい1台です。
今回の試乗には友人で、このみんカラ SPECIAL BLOG でも書かれている
金子浩久さんと同行しました。
試乗前に広報さんから、ドラレコがONになっていて、社内音声も記録されているからと”注意”されたので・・・気を付けながら会話しました(笑)が、ここで書いちゃったのでアウトですね。(汗)
来週はまたふたりで日産のSUVに乗りに行ってきます。
Posted at 2022/09/01 12:28:46 | |
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