トヨタ博物館で見たものが続きます。
1937年にアメリカで登場したのがこちら。
Cord Model 812。
これ、たぶんですがリトラクタブル・ヘッドライトの草分けです。今から見れば空気抵抗デカそうなボディで話になりませんが、当時としては空気抵抗を考えてデザインしたボディなんでしょうね。その時に従来のボディから飛び出したヘッドライトが邪魔だったんでしょう。
因みにこのコードはラジエータもボンネット内に収めていて、駆動方式はFWD。進んだデザインだったんですね。
対して1年後にフランスで生まれたこちらはヘッドライトをグリルの中に入れてますね。
Peugeot 402。
でもこれでは路肩が照らされないかも。
リトラクダブルは空力に優れるので、というかそういうイメージを与えられるので高性能車にはよく使われました。
Ferrari 512BB。
フェラーリはこういうシックなカラーも似合いますね。
日本でも結構昔にリトラクタブル・ランプは使われました。
Toyota 2000GT。
こう並んで見ると、2000GTとS800のプレクシ・グラスに覆われたライト辺りには共通性がありますね。2000GTのほうはヘッドはリトラクタブルなので補助灯ですけど。
国産車ではもっと後にホンダのプレリュードとかいろいろ使われましたけど、ヘッドライトが見えないとクルマの表情が寂しくなってしまうのか、リトラクタブルは結局少なくなってしまった気がします。
私は丸目が好きです。(ってしつこい。)
Posted at 2023/04/24 11:12:21 | |
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