いすゞエルフを試乗した話を一昨日しましたが、私は大昔に普通免許を取ったので、8t車までの中型車は運転できます。車両総重量が8tまでで、最大積載量5tまで、定員10名までの中型車です。
でもここ20年くらい以内に免許を取ったヒトは乗れません。免許制度が変わって、後から中型免許を取らなくてはなりません。
なのでそういうヒト向けのトラックもいすゞでは造っていました。
荷台に「だれでもトラック」とPRしているこちらは ELF mio というトラック。
車体サイズはエルフと同じだけど、こちらは普通免許だけで乗れます。2リッターディーゼルで6A/T。
てなわけでキャビンもできるだけトラックっぽくないように”優しい”感じにしているようです。
これにキャンピングカー架装をすると、唯一普通免許で乗れるディーゼルのキャンピングカーのエントリー車になるそうで、既に2,800台キャンピングカーとして売れたそうです。
これを始めとして、いすゞでは顧客の使用目的に合わせるために キャブxフレイムxエンジンx駆動方式 の組み合わせでなんと2,500種類の製品を造っているのだとか。”多品種少量”生産はトラック・メーカーの使命とし、例えば昨年の12万台の生産のうち、同じものを1000台以上造ったのはたったの5%なのだとか。タイヘンですね。
それを達成している藤沢工場は1961年に開設され、現在9,000人が働いています。
その12万台の中にはこんなのも。
上のエルフ・ミオとは正反対のでっかいやつギガ・トラクター。
そして万博でも走っている燃料電池バス、エルガ。
トラック業界ではドライバー不足や運行の安全確保のために、特に自動運転の開発を急いでいて、ギガを使った実験車も見ることができました。
新東名の定められた区間で日夜テスト走行が行われているとのことでした。
Posted at 2025/07/25 12:05:23 | |
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