準備が整い、雪が舞うなかミニのシェイクダウンを開始しました。
1965年のモンテ・ウィナーであるティモさんはもう歳かと思ったのですが、少しの間だけ慎重にミニを走らせたあとすぐに振り回し始め、往年の面影を充分に発揮した走りを披露してくれました。
アールトネンによる67年のモンテ・ウィナーの登録ナンバーだった「LBL6D」に似た「L66LBL」を取得してくれていました。昔みたいなボンネット上のスティッカーではなくちゃんとしたナンバー・プレイトですけど。
シェイクダウンは無事に終了し、Timo Makinen と Paul Easter の雑誌用記念撮影も終えました。
なんとティモさんはこの日ネクタイにスーツで現れていたのです。
この日の関係者全員での記念撮影も。
終了してから晴れてきました。
そして前回書いたように、ここ英国空軍RAFのエアフィールドに”凄いヤツ”が現れたんです。
シェイクダウンの間にも戦闘機が轟音とともに離着陸していたのですが、そのうちに低空右から左にそれまでとちょっと違ったカタチの戦闘機が飛び過ぎて行きました。数分後に同じ方向から同じヤツが来た、と思ったら・・・ジェット戦闘機としては信じられない低速で来たのです。ヘリコプターがゆっくり飛んでるくらいで。
ええっ、ジェット戦闘機でこんな遅いのありえない、と思った瞬間に上空で止まっちゃったんです! ホバリング!
その凄いヤツとはハリアー垂直離着陸戦闘機だったんです。VTOLですね。
機体下部から地上に向けもの凄い勢いの排気が轟音とともに吹き付けられているのがはっきりと見えました。
そしてゆっくりと垂直に下降してきました。地面に触れたとたんにこんどはゆっくりと垂直上昇。
そして空中で止まったと思ったらゆっくり前進を始め、物凄い加速で左へ飛び去っていきました。
いや~それはそれは凄いもの見せてくれました。
我々がそこでミニのシェイクダウンをやってるのでわざと見せてくれたんじゃないかと話していましたが、そうではないでしょうね。いやホントだった? わかりません。
VTOLのオマケも付いてミニのテストは無事終了。私はいちど帰国して、1週間ちょっとでこんどはモンテ本番に向けてモナコへ向かいました。
Posted at 2025/10/17 23:31:59 | |
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