まもなく発売となる、新世代スバルの第1号モデルであるインプレッサに乗りました。

乗れたのはよく「プリプロ」と呼ばれる、生産ラインの立ち上げテストのために造られた「pre-production」フェーズの個体です。これらにはナンバーを付けず、今回のようなテスト走行などをこなすとスクラップにされます。
なので、走ったのは修善寺にあるサイクル・スポーツセンターのサーキット内のみ。

今後のスバルの全モデルには、スバル・グローバル・プラットフォームと呼ぶ、新設計のプラットフォームを使うことが決まっていて、今回のインプレッサがその最初のモデルであるということです。「次世代スバル成功の試金石」なので、スバルさんチカラ入ってます。
進化したアイサイトVer.3と歩行者保護エアバッグを、スバルのエントリーモデルであるインプレッサに全車標準装備というところに頑張ってる感を感じます。

走ってみると、18インチホイール装着車にはトルク・ベクタリングが備わっていて、無しの17インチ車に比べると、確かにコーナリングが滑らかに感じます。ブレーキ径も大きくなっています。
でも、17のほうが若干ふわふわ感があるものの、軽快な感じがするのも確か。ふつうの街中が中心の使用なら17でよさそうです。
定番のボクサー・エンジンに組み合わされるのはCVTですが、最近の良くできたCVTは、わざとシフトの”段”つき感を与えたりしているうえに、例の、エンジン回転上昇にスピードが遅れてついてくる”ラバーバンド感”もかなり小さくなり、トルコンA/Tに比べた違和感が少なくなりました。


CVTの金属ベルトはこんなルックス。(ブルーのパーツは展示用押さえです。)
コースを走った後、整列する際に、誘導のヒトを検知してかなり手前で自動ブレーキが働いてしまって、ちょっと驚きました。これでは、都内なんかではかなりの頻度で起こってしまい、煩わしそう。

走らせたのはハッチバックでしたが、G4も1台ありました。

キャビン内の質感も少し向上。

先代のユーザー調査では、マツダのアクセラとガチンコ勝負だそうで、VWゴルフには負けていたそう。新インプレッサでこの差を無くしたいとのこと。さていかに。

私のところにあるABARTH 500の高性能版である595のさらに高性能版である595 competizioneに乗るチャンスがありました。

エンジンは同じ4気筒1.4リッターターボでありながら、500の140PS(M/T版は135PS)から160PSとされた595から、さらに20PS上乗せの180PS! 私のからは実に33%の増強です。トルクも206Nmから250Nmへ。これを、よく言う”ROMチューン”でやっているわけです。

なので走らせてみると、エコモードのままでも、500でSPORTボタンを押したときよりも
力強く、シングルクラッチのロボタイズドM/Tを自動シフトの”A"にしたままでも充分に交通をリードできます。

SPORTモードにして、パドルを使ってマニュアルシフトして、スロットルをバンッと開けると、それはもう獰猛そのもの。極端に短いホイールベースのせいもあり、直進加速でもステアリングに注意が必要なほどです。まさに小悪魔系。
ホイール径とタイア、それにスプリングとダンパーも違うので、乗り心地が違いました。なんと私のよりこちらのほうが乗り心地良し。全般的に角が無いんです。これはちょっと羨ましい。500にもオプションで交換は可能なんですが。
元になっているFiat 500と同じくマイナーチェンジ後なので、メーターは機械式からモニター式に変更になっています。

スピードメーターはデジタルになり、ギミックとしては、前後左右のGメーターも表示可能。この点、個人的には以前の機械式のほうが好きですが。
リアのエクゾーストも左右2本ずつの4発で、雰囲気出してます。

ただし、302万円の500に比べ、595コンペティチオーネは369万円とこちらも22%の増強!
ちなみに、アバルト版のパレットからは私の水色が落とされたようで、貴重品になったかも?(笑)

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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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