BMW 8クーペは発売になったのが昨年11月なのでちょっと時間が経ちましたが、前出のZ4のあとに走らせてみることができました。
全長4,855mm、全幅1,900mmもある立派な体躯のクーペ。
クーペの、しかもこのサイズの2ドアクーペを買うヒトは間違いなくお金持ちでしょう。
確かに大きいけど、とてもスタイリッシュです。サイドヴューが紛れもないクーペ。とても伸び伸びしたスタイルです。
私が一番好きなのは斜め後ろから見た姿。
エンジンは今どきとしては大排気量といえる4.4リッターターボのV8で、なんと530PSで750Nmという大出力。すごいです。
V8の特徴であるごく低い回転数からのトルクの盛り上がりもあり、走りは豪快なるもとても洗練されていて、まさにオトナ(と言っても結構上の年齢のオトナ)用のクーペでした。
電子制御アクティヴ・スタビライザーが装備されているせいか、コーナリングも実にスムースで楽チン。
8速A/Tのシフトノブはクリスタル製です。お金持ちっぽい!
私としては、カッコいいし、ボディの大きさ以外は二重丸。でもでも1,714万円というい価格を見てしまうと、いやーライバルは多いな、と思ってしまいます。911も買えるし、あれも買えるし。
ひとつトピックが。
この8と新型3シリーズ、新型X5のこの夏以降に生産される車両には「ナンズオフ」機能が標準装備されるそう。日本国内では初となるこれは、高速道路で60km/h以下で前車に追従している場合(ってつまりは渋滞時)に限りですが、ドライバーがステアリング・ホイールから手を放すことが認められるもの。
現在販売されている車両にももう既に”機能”としては搭載されていて、いわば法規待ちだったので、既販車両にもソフトだけレトロフィットして機能が追加できるようにするそうです。
将来の”自動運転”へ向けて、また1歩前進することになります。
先週ですが、桜が満開の箱根ターンパイクでBMW Z4の2代目に乗りました。
BMWのオープンスポーツであるZシリーズの始まりは例のZ1から。Z1と言えば、あの独特の下にスライドするドアが印象的でした。
私がBMW広報だったとき、当時のRover、Land Rover、Mini、MG、BMW、それにBMWの2輪も含めた全ブランドの製品広報を任されていて、1999年に日本からプレスの皆さんをパサディナで行われたZ8の試乗会へお連れしたのを思い出しました。某巨匠ジャーナリストがLAのイミグレイションを通過できず、強制帰国騒ぎがあってタイヘンでした。
さて新しいZ4。まずは見た目がとてもカッコいい!
久しぶりに”そそられ”ました。押し出しが強すぎず弱すぎず、全体的にクリーンで低くうずくまったスタイルがとてもいいと思いました。
先代よりホイールベースを25mm縮めたのですが、トレッドは前後それぞれ100mmと75mm拡大しています。カッコいい佇まいに貢献しているのは確かです。
ヘッドライトはたぶんBMWとしては初めて(?)の縦目です。
走らせたのがストレート6の3リッターターボエンジンを搭載した最上級のM40iだったこともあり、きつい上り坂でも余裕綽々でとても気持ちよし。340PSで500Nmもあるので思った通りの力強い加速をしてくれます。トランスミッションは8速A/T。パワーもそうですが、走り全体にハイクウォリティ感バリバリです。
ボンネットはご覧のようにガバッと開きます。ボンネットでかいです。
フロントホイールアーチからのエア抜きもスタイリッシュな仕上げ。
公道上のスピードではまず破綻しない感がするしっかりとした足回りですが、スポーツカーとして決して固すぎず、やる気を出させてくれます。
コクピットはすっきりしたデザインで、ポジションもバッチリ。
先代のリトラクタブル・ハードトップからキャンバス製にしたため、ルーフを立てても収納してもトランクスペースは変わらなくて使えます。
でも、この気持ちいいストレート6はM40iのみで、835万円もしてしまいます。
197PSの4発2リッターターボ搭載のsDrive 20iでよければ566万円からです。たぶんこちらでも充分気持ちいいと思います。
最新の軽自動車で、双子である三菱eKと日産DAYZ。そのうちのeKに乗ることができました。
はじめに走らせたのは4WDのeKクロスの上位機種であるターボ付きのモデル。
ターボ付きということで、高速道路への進入でもまあまあのパフォーマンス。もちろんエンジン音も上がって苦しそうではありますが。
しかし、凄いのはMI-PILOT運転支援。レーンキープも前車追従もとても軽自動車とは思えない確実さと滑らかさです。正直ちょっとびっくり。軽自動車の価格でこの機能が標準装備って、日本はほんとに素晴らしいと思います。
室内に眼を向けると、小さな車内に収納がいっぱい。
見えづらいですが、左から、上下ふたつのグローブボックス。その上の左端には大きめの窪みあり。これは左右端にあり。
シフト下には薄い引き出しと、その下にも蓋つきボックス。
ドアにも大きなポケットと、さらにはドア開閉用のグリップも閉じた窪みで、ここにも小さなもの置けます。これ、私は結構使います。
後席ドアにはポケットはありませんが、同じ窪みはあり。
ひとつ気になったのはステアリング下のトレイ。ここに物を置いてしまうと、走行中に下に落ちてしまった場合、ペダル足元に転がるので危険です。無しにすべきと思います。
後席シートはハッチバックを開けた後ろからレバーで簡単に軽いチカラで前後できます。これはナイス。
後席を前後したときの後席足元のスペースです。
下げた場合はリアシートで足が組めます。
次に走らせたターボ無しは、やはり高速進入などで苦しい。さらにはハイブリッドも無いeKワゴンも苦しい。
でも、これらの車種にも運転支援は標準で、一番安いのは130万円ですから凄いことです!
ちなみに販売ミックスでは、三菱はXのほうが60~70%と読んでいるそう。
実はeKワゴンとDAYZの普通のほうは、ヘッドライトも共通で、違いはグリルだけ。
ボンネットは4車種とも共通だそうです。こういうことでコストダウンに頑張っているんですね。
ところで、三菱によると、軽自動車購入時のお客さんが重視するポイントがここ10年で大きく変化しているそうです。10年前は「税金・保険などの経費」がトップだったのに、今はトップ10にも入っていないそう。これがホントなら、軽のサイズ枠やエンジン枠にこだわらないで、僅かにでも大きくすることによってより良いクルマを作るという選択肢もありなのでは?
先々週末にお台場で行われたモータースポーツジャパンの会場に、モンテで途中まで走ったセリカが展示されました。
その2~3日前に港に着いたばかりで、ギリギリだったようです。無事な姿を見ることができて良かったです。
セリカの向こうにずらっと並んでいるのはコスプレ・ラリーカーです。とてもキレイにできていますが、もちろん実戦感ゼロです。
その他、会場にはこんなのも展示されていました。
1.5リッターV12のホンダF1。
たしか1.5リッター時代最終年のメキシコGPで1勝しました。
そしてウィリアムズ・ホンダF1。一昨年にメルセデスでF1チャンプになって引退したニコ・ロズベルクのパパのケケがチャンプになったマシン(のたぶんレプリカ)。
そしてこんなのも。
ダイハツP5。古き良き時代です。
来月半ばには例の240Zも(痛々しい姿で)戻ってくるようです。
14年前に我が家に来た現993。
購入時に店がポルシェセンター世田谷に持ち込み点検を受けた記録が残っています。その後ずうっと、私は極く近所に住んでいる主治医にお願いしていて、センターに行ったのは継続しているロードサービス契約の更新の時だけです。(あれ、そういえば更新の連絡が来てないような・・・) その前に何回かお世話になった930時代を含め、センターのほうからはDMなどは一切来ませんでした。(”お客じゃない”扱い?)
それなのに突然郵便が。
封を切ってみたら・・・なんと12か月点検のお知らせが。
今さら何なの?!って感じです。
いったい何が起こったのでしょう? 売り上げが落ちてきて過去の記録を洗った? 単なる間違い? 謎です。
それより、空冷を触れるメカさん在籍されているのかしら・・・?
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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