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森川オサムのブログ一覧

2020年04月30日 イイね!

さらに準備進行

ランチ後も準備を進めました。

定められた容量以上の消火器の取り付けが義務付けられていますが、消火器は日本からの輸送が法規で難しいので、取り付け無しで送りました。事前にデンマークで買っておいてもらったのをPrebenさんに取付けてもらいました。


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私の腿の下の位置に取り付け完了。


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これで240Z自体はほぼ準備完了。

次は私がラリー全行程を通して使うトリップメーターの補正です。ガレージのごく近くに100m単位で距離表示があるオートルートがあるので、そこまで行って実際に低速で正確に1kmを走ってメーターの誤差を測定します。

問題は、今回は前回書いたようにスタッドレス、スタッド付き、スタッド付き深雪用と3種類のタイアを使う可能性があるので、それぞれやらなくてはなりません。外径サイズが少しずつ違うので。なのでホイールを履き替えながら同じことを3回やらなくてはなりません。


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我らが240Zは、ホイールスピンによる誤差を防ぐために、トリップメーターへの信号は非駆動輪である前輪から取っています。なので前輪を左右とも交換です。


無事、3種類の数値を測定できました。その補正値は私の前に取り付けられたBRANTZ製のトリップメータにインプットして使います。


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真ん中右寄りにあるCalibrationと書かれた3桁のスウィッチで補正値をインプットします。そうすることにより、表示される距離が補正されます。

因みに、上の窓がトータル距離で、一番右上のトグル・スウィッチを下に倒すとリセットされます。下の窓を区間距離で使います。ゼロ戻しは本体からケーブルで繋がったプッシュボタンで行います。


その往復で、ちょっと気になる異音がしたので、池内ドライバーがBrunoさんを乗せてチェックに出ました。


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特に問題無しの結論。

これでクルマのほうはスムースに準備が全て終わりました。


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キャブレータはソレックスの44φを3基。エアクリーナーはスポンジ。OHしてもらったエンジンは実に軽やかに軽くふけ上がります。ただし、コクピットが結構ガス臭いのがちょっと気になりましたが。


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リアにはスペアホイールと、念のための10リッター缶。右下の赤いキャップから60リッターのセイフティ・セルに給油します。

白いのはふたりの間の通話に使うインターコムのヘッドセットをロールケイジに引っ掛けてあります。


最後にサービスカーへの積み込みです。


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給油は普通の20リッター缶だと重いので、我々年寄りには取り回しが楽な10リッターでやる、というのがデンマーク隊の方針。ナイス・アイディア!


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スペア・ホイール2セットにガス缶、ジャッキ、小パーツその他もろもろ全て積み込み完了。さらに明日のスタート前には全員4名分のスーツケース等も積まなくてはなりません。それは後席部分に。


やはりこれがちょい恥ずかしいですが・・・(笑)


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この晩、4人でちょっと高級なレストランで食事するためにランスの街の中心まで歩きましたが、街中にはこんな看板があちこちに。盛り上がってきます。


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明日の夕方には車検を受けます。


Posted at 2020/04/30 22:29:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2020年04月27日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2020 詳報

今年走ったラリー・モンテカルロ・イストリーク。

1月末からリアルタイムでご報告しましたが、なにせ忙しいタイム・スケジュールのなかでのリポートでしたので、ほんのクイック・リポートで終わっていました。なので、毎回同じですが、このタイミングでもう少し詳しくご報告していこうと思います。当時は無かった、走りを外から撮られた画像も今はたくさんありますので、それらも載せていきます。


1月28日にフランス入りした際にロスト・ラゲイジがありましたが、同日中に無事に届き一安心したところから始まりました。こういう時の航空会社の対応には、やはりビジネス・クラスに乗っていたのが効きました。


さて翌29日水曜日、ランスのホテルで前夜に合流したデンマーク隊(サービスカーに乗り、途中1泊で到着)と、その日の朝に到着したドライバー池内さんとともに、郊外にあるユベールさんのガレージへ行きました。ユベールさんは現地のダットサンクラブの重鎮で、日本から送ったダットサン240Zを預かってもらっていました。


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これが今回デンマークで調達されたサービスカー。トヨタだけど、日本では売ってない PROACEとうモデルでした。


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日の丸だらけで、途中で合流する際に目立ちそう。リアには名前があって、ちょい恥ずかしいかんじ。


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ユベールさんとの再会を喜んで、早速ガレージを開けてもらい240Zと2か月ぶりの再会です。


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240Zが到着して、ユベールさんがエンジン始動しようとしたがかからなかったとのことで、一瞬心配

しましたが、「ガスも入っていたのに・・・」の一言で安心。実はリアに載せたセイフティ・タンクにセンサーを付けてフュエルゲイジも新調してあるのですが、F(満タン)とE(空)が逆転しているのでした。ユベールさんはそれ知らないですから。だいいち、船積み前に燃料はカスカスまで抜くことが義務付けされてますから。

で、サービスカーにガスを買いに行ってもらい、10リッター給油。


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因みに今回もサービスをお願いした手前がブルーノさんで隣りがプレベンさん。

カチカチカチカチと電磁ポンプがガスを送り、すぐにエンジンが始動しました。OK!


早速クルマと備品のチェックです。


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エンジンをやってくれたレジェンド佐藤さんが、フェンダー内側に番手の違うスパークプラグを用意してくれてました。粋な計らい!


ブルーノさんがジャッキアップ・ポイントを確認中。やる気です。


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今回タイアは日本で240Zに履かせて船に乗せたヨコハマのスタッドレスと、こちらの2種の計3種。


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こちらがヨコハマ製にスタッドを打ち込んだもの(日本では入手できないのでこちらで調達)。

それとBURZETという名前の凶暴なスタッドタイアです。深雪キラー。中古ですけど。


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ここまででランチに出発。食べ物飲み物もモンテの楽しみのひとつです。特にランスはシャパーニュの中心ですし。


Posted at 2020/04/27 18:47:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2020年04月23日 イイね!

狂暴極まるアルファ

ずいぶん前のことになってしまいますが、昨年初夏に箱根ターンパイクで、ディーゼルが積まれたアルファロメオ・ジュリアに乗って感想を書きました。そのとき、「この日乗った他のジュリアにはノックアウトものもありました。こちらは後日。」としましたが、そのまま忘れてました。ごめんなさい。

思い出したのでここで。


その”ノックアウトもの”がこちらでした。


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名前は Alfa Romeo Giulia 2.9V6 Bi-Turbo Quadrifoglio。長い。


なんだか佇まいだけで凄そうな噴霧器、じゃない、雰囲気ですよね。

ボンネットやフェンダーに開けられた”本物の”エアアウトレットも只者ではない感を醸し出しています。


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もちろん「クアドリフォリオ」の証である四つ葉のクローバーも完備。


エンジンは、普通の2リッター4気筒ジュリアの200PSの2.5倍!増しの510PSを発する、2.9リッターツインターボV6を積んでしまっています。


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さて、これを走らせてみたら、それはそれは狂暴でした。今どきこんなの売っていいの?という感じの狂暴さ。

それも今どきこれだけのパワーを4輪駆動ではなく後輪だけで路面に伝えるというのも狂暴です。トルクも600Nmもあるので、後ろから「早く行けっ」と猛烈に蹴られる感じ。


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ボディはスチールなんだけど、サスペンションをアルミにしたり、カーボンファイバー製のドライブシャフトを採用したりして軽量化も図っているようで、これも”猛烈感”に輪をかけているのでしょうし”バンカラ感”も出しています。

発売された当時はニュルブルクリンクでの”4ドアセダン”としてのラップ記録を出したそう。わかります。


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最近としてはかなり強烈な印象を受けた試乗でした。

これをラインナップに並べて売っているFCAジャパンもエライ。

でもこの狂暴なの欲しい方は普通のジュリアの倍の1,153万円のお支払いが必要です。SUVのステルビオにもこの仕様があるようです。


最近は本国ではGTA仕様が発表されたようです。エンジンに更なる30PSを加え、カーボンやらアルミを多用したうえにリアシートも取り去って100kgのダイエット。狂暴凶暴です。これも楽しみ。


さて、次回からは今年のモンテの詳報を始めようかと思います。


Posted at 2020/04/23 12:19:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2020年04月20日 イイね!

Mikasa Touring

旧いクルマついでに・・・


昨年のことですが、赤坂発見、じゃなく、赤坂見っけ、じゃなく、赤坂見附あたりを歩いていたら、あるビルの1Fにこんなクルマが展示されていました。


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ミカサ・ツーリング。

そのビルはオフィス家具などのメーカーとして有名な岡村製作所のビルでした。説明によると、終戦直後に飛行機のエンジニアが集まって創った家具製造会社だったのが、たぶんウズウズして2速トルコンA/Tを作ってしまい、さらにウズウズしてクルマを作っちゃったということのようです。凄いハナシ。


FWDでエンジンはフラット・ツイン。1958年に発売され、10台くらい作られたんだとか。

でも2年ほどで本業の(?)オフィス家具に専念させられちゃったようです。良かったのか悪かったのか・・・


初代かその次あたりのマツダ・ロードスターの改造でこんなスタイルやれれば結構よさそうな気がしますが、どうでしょう。


Posted at 2020/04/20 15:54:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2020年04月17日 イイね!

ホンダ・コレクションホールにて

憎っくきCOVID-19のせいで外出自粛中なので、昨年アップし漏れていたものを少々アップしていきます。


11月に、79年のWRCモンテを走った我がマツダRX-7がホンダ・コレクションホールに展示された時に見てきたホンダたちを。


まずはこれ。それまで2輪車のみを作っていた本田技研からの初の4輪車S360。


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もちろん、”360”とは当時の軽自動車の排気量360ccからのネーミングですね。

実際には発売にならずプロトタイプという扱いです。500ccエンジンを積んだS500で発売し、すぐに600ccとしてS600となりました。

こちらがそのS600。


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下は私が18歳(私にも若いときはあったんです!)で免許を取って最初に買ったクルマだったS600です。


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カラーはアイボリー。シャコタンにしてハードトップを被せてストレート・マフラーにして、できたばかりの富士スピードウェイを走ったりしてました。写真はフジのパドックにて。

因みに、まだ東名は厚木までしかできていなくて、そこからはR246をトコトコ走って行きました。東名で「ナラシ」ってテープで貼ったポルシェ908(!)が走ってたのを目撃したのもその頃。


下はS600にあったクーペモデル。ファストバックでハッチゲート付きでした。オープンモデルに比べるとかなり少なかったはず。


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私はハタチの時にクーペに乗り換えました。ただし S800 Coupe。それも前期型なので、リアアクスルがリジッドになる前の、S600と同じチェインドライヴのやつでした。


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私がこれまでに所有したホンダはこの2台のみです。なのでコレクションホールではとても懐かしかったです。


その脇にはこんなのも飾られていました。

S500とほぼ同時に発売されたT360。(こちらのほうが何か月か早かったかも。)


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軽自動車枠の360ccエンジンだけれど、なんとSシリーズと同様のDOHCで4キャブレターという凄いスペックでした。当時周りにはDOHCなんて皆無でしたから、それは凄いエンジンだったということになります。


2輪スペースにはこんなのがありました。


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ガソリンタンクを良く見ると、なんと湯たんぽ。癒されます。


さて、コロナで世の中たいへんですが、私の好きな壇蜜さんではなく断密を心掛け、不要不急の外出はせず、できるだけ家から出ないようにしてがんばってます。


ドタバタ政府が昨日までは収入減の世帯にだけお金を、なんて言ってましたが、その場合は皆が真面目に家にこもってるのが原因で間違いなく収入減になってるであろう空き巣さんももらえるの・・・?


Posted at 2020/04/17 17:36:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/01/21 15:23:34
 

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