いま幕張メッセから帰ってきました。
久々のイベントだったのは Automobile Council。4月の予定だったのが、6月に延期になり、さらに延期に。やっと今日始まりました。
閑散とした幕張メッセの一番端っこでの開催。主催者の徹底した感染予防対策も印象的でした。
今回の私のイチオシはこれでした。
1963年製のアルピーヌ初のレーシングカーM63。A110が産まれたその年にルマン挑戦のために作られたマシンです。
1リッター4気筒で95馬力しかなかったのに、最高速は240kphだったのだとか。グラスファイバーボディの軽さと(当時の)空力ボディのおかげでしょう。
こんな凄いのも展示されてました。
1966年シーズン用のホンダRC166二輪レーサー用の250cc6気筒エンジン。4ストロークで60馬力! その回転数たるや18,000rpm!! マイク・ヘイルウッドが駆り世界選手権ブッチギリだったようです。
こちらにはこんな凄い(?)のも・・・
72弦ギター?? どうやって・・・???
幕張メッセで明後日日曜日17:00まで!
この日ふたつ目のスペシャルステージに到着しスタート待ちの列に。
SS-8は Les Nonieres という村からD120で Menee峠を越え、D7で Chichilianne村までの19km。
前方に篠塚建次郎さんのチェリーと、同じ東大チームからの27レヴィンが見えます。27は2012年にセリカで一緒に走った松波登さん。
「23」チェリーと「27」レヴィンですね。
スタートは小さなホテルの前。いままさにサーブがスタートするところです。
途中で僅かに遅れてフィニッシュし、12か所の計時でトータル29秒。順位はひとつ落ちましたが、まだまだ日本勢のトップにはいました。
シキリアンヌ村から20kmほどの Mens の町に置かれていたCHを13:09に定刻通過。さらに25km走り、SS-9に到着です。
St. Michel en Beaumont村からずっとD212で Corps村までの16km。さきほどのスタートとは一変して開けた場所でのスタートです。こういう変化もモンテの楽しさのひとつです。
ここでは7か所の計時で11秒という好成績で、順位を5つ上げ総合161位となりました。
あとひとつSSを走りヴァランスへ戻ります。ワイパー無しですが好天気でラッキーです。
モンテでは有名な St. Jean en Royans の町を通過し、10:15くらいにこの日最初のスペシャルステージであるSS-7のスタートに到着しました。
いつものようにD76から右折して、モンテでは珍しい林道に入ったところがスタート。地図上で林道はRFとだけ示され、ナンバーはありません。ここからレシャラッソン峠を越え、D76を横切ってD199へ入り道幅が広くなりカリ峠を越えて La Cime du Mas までの18km。いつもなら少なくともレシャラッソン峠は雪なのですが、今回はやはり完全ドライでした。
上はRFでのショット。下はD199でのショットです。
15か所で計時されトータルで36秒の誤差。総合順位は2つ上がり165位に。ちなみにここでのトップはたったの3秒! クレイジーです。
次のSSまでは60km以上ありました。
そのちょうど真ん中あたりの Die という町の出口にあるTOTALのガススタンドの裏を借りてサービスカーが待っていてくれました。
給油とチェックで先を急ぎました。
明けて2月3日月曜日。この日は第3ステージである Etape Commune (Partie1) を走ります。コミュンは2日間に分かれていて、この日はそのパート1。ヴァランスを出て東のほうの山を480km走り、またヴァランスに戻ってきます。いよいよモンテの本番に入った、というべきステージになります。
この日からは成績順スタートとなり、我がチームのスタート時刻が遅くなったので、ゆっくり8:00にパルクフェルメへ行くと、ちょうどヴァルターさんが。挨拶してちょっとお話をし、記念撮影をお願いしました。
70年代のモンテの時、途中のガップの小さなホテルのレセプションでお見かけした話をしました。
それにしても、こんなに背が高いと乗れないマシンがありそう。シングルシーターなんてキツそうですよね。
エンジンも一発で始動し、スタート準備完了。寒くないのでウィンドウの霜落としもなく楽ちん。
1号車が6:30にスタートして行ったので、我々のスタートは8:48。141番目のスタートのはずでしたが、スタート順が決まってからさらに2台脱落したようです。
スタートしてすぐに給油をしてもらい、65km先にあるこの日最初のスペシャルステージであるSS-7へ向かいました。
37km地点、D68からD70へ左折するところではランチア勢に続いて進みました。216は7分前のベータ・モンテカルロ、後ろは3分後ろの42 ベータ・クーペです。42番はチェコからの参加でした。
ローヌ河の畔の Tournon-sur-Rhone の街に置かれたタイムコントロールから問題無く Valence に到着しました。
エタプ・デ・クラスモン最後のCHへの時間待ちの列に。
後ろに来たのは篠塚建次郎さんのチェリー。派手です。
ここもエスコートに続きCHへ。
定刻17:08にCHを通過し、パルクフェルメへ入りました。第2ステージ終了でここまでで1,320kmを走ったことになります。まだ1,000kmほどあります。
ウィンドスクリーンの右上に「141」の赤丸ステッカーを貼られました。次の第3ステージからは、これまでのナンバー順から成績順のスタートに変わります。SS-3終了時点での順位が適用されます。141番目のスタートということです。総合ではもう少し後ろの順位なのですが、実はSSでの指示速度は年式によりHi、Medium、Lowの3種類のスピードが指示されます。我々の240Zは一番速いハイ。スタートはその3カテゴリーが入り混ざらないようにしているので、一番前を走るハイの中で141位ということです。
ここまでで既に32台ほどがリタイアしていました。
パルクフェルメにはストラトスも並んでいました。
これでモンテ、いいですねぇ。大変でしょうけど。
我らがZの向こうの11番はあの彼の Lancia Fulvia 1.6。彼は速いドライバーなのですが、なんだかコドライバー氏がミスをしたとかで、我々と同じような順位にいました。
実はランスをスタートした日がプレベンさんのバースデイで、ここまでできなかったのでこの晩のディナーでお祝いをしました。
こちらのバースデイケーキのキャンドルは派手です! バッチバチ系。
翌日のスタートは9時前なので、少しゆっくり寝られます。
昔日産で240Zのデザインを担当され、AJAJの会員だった松尾良彦さんが今月に入り逝去されました。ご冥福をお祈りします。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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