• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

森川オサムのブログ一覧

2021年05月29日 イイね!

翌年1977年のラリー・モンテカルロ その5

その4からちょっと間が空いてしまいましたが、続きです。

モンテがまだ昔のスタイルだった当時の第1ステージであるコンサントラシオン”集合”ステージは、各スタート地点から集まって来るステージでした。
このステージはいわば”緩い”ステージで、ルート途中の村では大歓迎をしてくれるところもありました。例えば、ある村に入ったらルート上が大群衆で先に進めず、横の広場に入れと。入って行くとテーブルが設えられていて停車させられました。窓から差し入れられたのはなんとワイングラス! 「おらが村のワインさ飲まねば行かさねぇ」(ってたぶん田舎訛りのフランス語で言ってたと思います)って勢い。ドライバーとふたりでグイッと飲み干し「セ・ボン、メルシ!」で返すと「オォー」と歓声が上がり道を開けてくれる、ということもありました。今では考えられないですよね。フランスでも飲酒運転が罰せられるようになりましたから。もちろん日本とは規制の量が違いますが。

そんなこともありで深夜を過ぎて暫くして、この年のコンサントラシオンのフィニッシュである集合タウンの Gap の町のタイムコントロールCHに到着しました。

alt

ローマからスタートして来たランチアやフィアットのワークスチームともご対面。
前年のウィナーの印である1番をつけた Sandro Munari の Lancia Stratos。

alt

こちらはランチアの親会社であるフィアット・ワークスの Marc Alen の Fiat 131 Abarth。

alt

ここで日本からの我らがサービス隊とも落ち合うことができ、彼等が町に着いてから確保しておいてくれたホテルの一室で3時間ほど仮眠をとることができました。

明るくなって次の第2ステージである Parcours de Classment へスタートです。

alt

この頃のモンテは今では信じられないくらいドライバーとコ・ドライバー(それとサービス隊にも)にとって体力的にキツいラリーだったことがおわかりいただけるかと思います。

現在のWRCが原則金土日の3日間の昼間だけになったのは、もちろんTVのオンエアの都合もあるのですが、疲労を考えた”安全性”も重視せざるを得なくなった結果だと聞いています。

Posted at 2021/05/29 11:08:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2021年05月25日 イイね!

March

FIAの現会長は元ラリーのコ・ドライバーだったジャン・トッドさんですが、その前の会長だったマックス・モズレイさんが亡くなったそうです。

alt
(F1公式サイトから)

若いころはレーシング・ドライバーで、あの”フライング・スコッツマン”と呼ばれた天才ジム・クラークが独ホッケンハイムでのF2レースで事故死したときに走っていたんだとか。

その後数人と興したレーシングカー・コンストラクターが March。
マーチについては、2年前にロビン・ハードさんが亡くなったときにここに書きました。5名の頭文字のM・A・R・C・Hのもう既にMとHが亡くなってしまったことになります。

A・R・Cはお元気なのでしょうか・・・

Posted at 2021/05/25 12:05:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ
2021年05月22日 イイね!

ジャガーに未来は・・・

ジャガー・ランドローバーからオンラインでのプレゼンテーションがありました。

メイントピックは既に全EV化を表明しているジャガーブランドについての説明でした。
ジャガーは、僅か4年後である2025年に全BEVのモデルラインを揃えたラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わるというものでした。4年後にはジャガーで買えるのはBEVのみになるということです。

alt

思い切った戦略ですが、現在のジャガーが日本だけでなく売れていないので割り切れたのだと思います。プレゼンのなかで本社社長が「再生」という言葉を使っていたことからもわかりますね。今やジャガーは再生させないといけないブランドだということです。

まあ将来的にはどのブランドもどのモデルもEVへの道筋であることは確かなところでしょう。でも4年後というのはすぐのことだし、こういう発表をしたということは現ラインナップに今後大きな改良なりはしないということでしょうから、少なくても近い将来のジャガーは終わったということになりそうです。
社長はこう明言していました。「”XJ"のネームプレイト自体は存続する可能性はありますが、今後発売するべく開発を進めていたXJ後継モデルはジャガーの新しいラインナップには含まれません。」
少なくとも今いらっしゃる日本のジャガーファンにはEVは響かないように思いますがいかがでしょう。

alt

ジャガーの(近)未来には現時点では「?」マークをつけておきます。少なくとも日本では。

alt

ついでに話されていたランドローバーのほうは、24年に初のBEVモデルを投入するということでした。30年までに60%をEV化ということで、こちらのほうが現実的かなと。
Posted at 2021/05/22 11:09:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2021年05月20日 イイね!

ガルフカラーはポルシェでしょ

今日からF1モナコ・グランプリ。
昨年は憎っくきCovid-19のせいで中止だったので2年ぶりです。

F1のばあい、金曜日の午前と午後にそれぞれ公式練習P1、P2が1時間ずつあり、土曜日の午前中に3回目P3。午後に予選で日曜日午後に決勝というスケデュールです。でも、モナコだけは特別。P1/2の公式練習は木曜日に行われ、金曜日はお休みになっています。

理由はいろいろ言われているようですが、ご存知のとおりモナコGPのコースは狭いモンテカルロ市街地の公道なので、金土日と3日間も道路が封鎖されてしまうと、観光立国であるモナコの中心であるモンテカルロのホテルへの生鮮品の供給ができずに干上がってしまうから、というものが有名でした。ほんとかどうかは知りませんが、いかにも”モナコらしい”理由ではありますね。
現在は金曜日もサポートレースの予選とかがありますが、確かに午後はありません。

日本期待の角田選手ですが、昨年のF2もモナコがキャンセルされたので、今年のF1ドライバー20名のなかで唯一モナコを走ったことがないそうです。(F2を1年で卒業してF1に上がったので。) なんとP1/2が木曜日なのを知ったのは前戦スペインの時だったんだそう。

今回のトピックはマクラーレンがモナコGP用にカラーリングを変更してきたこと。

alt

例のGULFカラーです。
市販車のマクラーレンカーズがガルフ石油とコラボして720Sにガルフカラーの限定車(ってマクラーレンは全部限定車っぽいですけど)を発表したのにちなんでのことのようです。

alt

確かにマクラーレンは以前のF1 GTRでのレースでガルフのスポンサーで走っていた時がありましたね。

alt

でも私のなかでは(イマ風に言えば”私的には”)ガルフカラーといえば絶対にこれです。

alt

ル・マンなんかで走っていたこれ Porsche 917K。
あとはやはりル・マンで走っていた Ford GT40 でしょうか。

でも、先ほどTVでP1を観ていたら、ガルフカラーのマクラーレンはこれまでのやつより断然カッコよかったです。果たしてモナコでマクラーレンは速いか? カッコだけで終わるか?

P1はあくまでテストなのでわかりませんが、モナコが初めての角田選手は9番手タイムでした。ちょっと期待しちゃいたいですが、調子に乗るとすぐにガードレイルの餌食になるモナコですから、どうなるでしょうねぇ・・・

Posted at 2021/05/20 21:08:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ
2021年05月19日 イイね!

Indy500 のレジェンドに

今年は今月末に行われるアメリカの自動車レースの最高峰 Indianapolis 500 Miles のディフェンディング・チャンピオンである佐藤琢磨選手のオンライン記者会見がありました。

F1からインディレースに移ってインディ500も12年目になる琢磨選手。
2012年には2位で迎えた最終ラップの1コーナーでトップを抜きにいきスピンして敗退。メディアにはなんで2位の座を捨ててまでトライしたのかなんて書かれてましたが、今回も本人は「確かに2位でも歴代日本人最高位だったけれど、あそこでチャレンジしなかったら今の自分はなかった。」と話していました。
2017年にはついにインディ500を制し、なんと昨年も制覇。

alt

先日ゴルフのマスターズとかで勝った日本人がガースー首相から何やら表彰されてましたが、琢磨選手こそ国民栄誉賞でしょう。

ちなにみF1ではポディアムでシャンパーニュを開けますが、インディではミルクなんですよ。その昔地元の酪農協会がスポンサーだった名残りなんだとか。

昨年は勝ったのに無観客だったんです。日本と違いちゃんとワクチンも進んでいる文明国なので今年は観客を40%入れてやるそう。40%で14万人というのも凄いですが、関係者はもちろん、その観客にも前もってワクチンを手当するというやりかたも体制も凄い。文明国です。アメリカでなら今年のオリンピックもできたのかも?

今週から予選が始まるとのことですが、インディアナポリスの街中は琢磨選手の顔だらけなんですって。チケットも琢磨選手。また、街のメイン・ストリートの名前が期間中だけ Sato Street になっているんですって。徹底してます。

先月全員が参加したテストでは2位タイムだったそうで、今年も期待が持てますね。連覇は少ないそうだし。

alt

このウィナーズリングを増やせるといいですね。最高記録である A.J. Foyt の4勝までいっちゃいましょう。

Posted at 2021/05/19 09:57:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/5 >>

       1
2 345 67 8
910 1112 1314 15
16 1718 19 2021 22
2324 25262728 29
3031     

リンク・クリップ

森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/01/21 15:23:34
 

愛車一覧

ランドローバー レンジローバースポーツ ランドローバー レンジローバースポーツ
Velar から Sport へ戻りました。2mの車幅は我慢です。
ポルシェ 993 カレラ ポルシェ 993 カレラ
3台目の911。快調に働いています。
アバルト 500 (ハッチバック) アバルト 500 (ハッチバック)
プジョー206のあとがま。ワンぐるまとしても活躍しました。
ランドローバー レンジローバーヴェラール ランドローバー レンジローバーヴェラール
車幅がちょっと大きすぎるレンジローバー・スポーツから乗り換えました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation