ヨーロッパの、特にハイエンドのブランドでは、市販モデルを顧客の要請によってより好みにより近づけるように造る、いわば”特注”部門を用意しています。
だいたいの場合は、普段はあるモデルに多少の別パーツを加えたりエンジンを触ったりカタログには載っていないカラーを使ったりして、その部門名を付けた限定車を創ったり、モデル内モデルを用意したりしています。
その部門が大きくなってたくさん売っている有名どころではメルセデスのAMGやBMWのMがありますね。
それに対してもっと少い台数を扱い、顧客の特別な要求に応えるほんとの意味でのビスポークを造るのが、例えばジャガー・ランドローバーのSV(Special Vehicles)だったり、ベントレーのマリナーだったりします。
今回そのベントレーのマリナー部門から発表されたのがこちら。
奥にあるシャンパンゴールドっぽいカラーのはコンチネンタルGTコンヴァーティブルをベースにした
Mulliner Bacalar というバルケッタで、12台だけ造るそう。手作業で産み出すボディパネルを始め、まさにコーチビルディング社だったマリナーの作品。
手前のは有名な1929年製ブロワーのリメイク。ベントレーのコンティニュエイション・シリーズの第1弾で、スーパーチャージド4.5リッターのエンジンを始め全て新品のブロワーが買えます。あり余って困ってるお金をお持ちなら。
ともに12台のなかの1号車が完成してのお披露目のようです。
聞いてもしょうがないけど、おいくらでしょう?
Posted at 2021/08/23 17:52:59 | |
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