全日本戦を走ったまえ、ちょうど1か月前に
Land Rover Defender を走らせた報告をしました。
その最後に「室内の使い勝手などのついては to be continued。」としましたので、その続きです。ようやく。
そのとき乗ったのはディフェンダーの中でショートホイールベース版の90。
これ、見た目はいいし、走らせても良い感じでした。でもでもです。”使い勝手”という点ではかなりの問題児でした。
前席はデザインもいいし、ゆったりしているし、物入れがそこらじゅうにあって便利だし、快適でした。
エアサスで、止まると自動的に車高を下げてくれる機能も選べるので乗り降りもOK。
ところが、です。リアシートに座ろうとすると、これがタイヘン。
例えば助手席側から乗ろうとするには、まず助手席のバックレスト側面にあるスウィッチを押して、電動シートを一番前までずらします。この時、ワンタッチではなくずっとスウィッチを押しておかないとダメ。それからバックレストのレバー(これがまた使いづらい)を起こしてバックレストを「エイヤッ」と前に倒します。
でも上の画像にあるとおりの隙間しかできません。そこに高いフロアに足を掛けてまた「エイヤッ」とよじ登りながら隙間に滑り込む必要があります。まあ健康のためのストレッチと思えばいいのかしら。
滑り込んで座ってしまえば、シートサイズはゆったりしていて楽ちんだし、いわゆる”スタジアム・シート”になっているので、前方の視界も開けていて快適・・・しかし! 向こう側のウィンドウが何かヘンですよね。
両側にヘンなプレートが付いていて、リアシートに座ると横が見えないんです。
これです。上にランドローバーが昔から”アルパイン・ウィンドウ”と呼ぶ明り取りがあるのはいいのですが。
外から見るとヘンなシルバーのプレートがありますね。これは何ぞや? 広報のかたに聞いてもちゃんとした答えは返ってきませんでした。
110にも付いていますが、110の場合にはリアシートから邪魔な位置ではありません。もっと後ろに付いています。
さらに、リアシートの出入りのためにドアの前後長が長く、横にスペースが無いと開けづらし。
そして下の画像がリアゲイトを開けたところ。
リアシートを立てていると、荷物を載せられるスペースはたったこれだけ。図体デカいのに。
そのうえ、ゲイトは横開きで、開けるためには後ろにこれだけのスペースが必要です。
てなわけで結論は「使い勝手とっても悪し」です。
それで結論。ディフェンダーの90は使い勝手なんてどうでもいい”スポーツカー乗り”の感覚で乗るもの。それならいいクルマです。(幅が広すぎるのを除けば。)
ディフェンダーには110より長い130も導入され、日本にも入ってくるそうです。こちらの使い勝手も調査の対象としておきましょう。
Posted at 2022/07/02 13:43:42 | |
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