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森川オサムのブログ一覧

2022年09月11日 イイね!

そしてチュリニ Rallye de Monte-Carlo 1979 その36

そしてバンケット峠の次、SS-22はチュリニ峠でした。

この年、チュリニは既に第2ステージ最初のSS-6で走っていましたが、その時は南側の Peira Cavaという村から上がり、チュリニ峠頂上で左折して左折して La Bollene Vasubie村へ下る18kmのいわば派生ルート。
このSS-22では、南東にある Moulinet村から上がり頂上で右折左折して La Bollene Vesubie村へ下る22kmのいわば純正チュリニ。その上にSS-6の時には昼間であったのもありシャーベット状や溶けて水溜まりになっていたのが、しっかりと雪に覆われ、アイスバーンにもなっていました。

我らがチームのデレゲーションは頂上最初の右コーナーアウト側最前列という”特等席”に陣取っていたようです。

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まだこの時はチーム監督さんなんかはコース内側にいますね。

そしてトップグループが来ました。

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ダルニッシュのストラトス。
ジャン=ピエール・ニコラの911RS。

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自分で走ってないで、こういうのも見たかったですねぇ。

それから暫くしたころ、RX-7は麓のムリネ村をスタートしてD2566を上がっていました。

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そして80台ほどでいよいよ我らがRX-7がチュリニ峠頂上右コーナーに。

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やはりチュリニは夜です!

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インでカメラを構えてるのはスポンサーさんの小学館GOROからの特派カメラマン故但馬治さん。「たじまはる」さんはタージマハールからだったそうです。

その但馬さんの写真には日の丸を掲げた私設クラリオンガール1号と、その左の方でバカチョン(って死語?放送禁止用語?)を構えた2号が写っています。

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その2号が撮ったのがこちら。

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暗い中でバカチョン(あ、まただ)で撮ったわりには素晴らしい!

そして左折して下りに入りました。

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人混みの間に La Bollene-Vesubie村を示す道標の「-VESUBIE」が見えますね。

このSSトップはまたストラトスのダルニッシュで20分06秒。我らがRX-7は24分31秒で走り終えました。フィニッシュしたドライバーは上気していて気持ちよさそうでした。私もこの時が初めて走った純正チュリニでもあり、同じでした。

この年のモンテはこの後でぐるっと回ってきてから同コースをもう一度走り、さらには最後には逆方向でもう一度走りました。まさにチュリニ祭りでした!

Posted at 2022/09/11 13:16:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2022年09月09日 イイね!

Rallye de Monte-Carlo 1979 その35 Parcours Final

翌1月25日木曜日。いよいよ最終第4ステージであるパルクール・フィナルです。

暗くなってからカジノ前をスタートし、翌朝までに徹夜で10か所のスペシャル・ステージを走りました。

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最初のSS-21は裏山に入ってすぐのバンケット峠を上る11km。

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トップは8分56秒のストラトスのダルニッシュで、我々RX-7は11分43秒。

次のSSはいよいよチュリニ峠です。
このステージはサービスに来てくれていたほぼ全員に”チュリニ見物”へ行ってもらいました。皆さん自費で来てくれていたので「チュリニ見て来て!」と半ば強制しました。

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なのでRX-7がバンケット峠を走っていたころ、チュリニ峠の頂上では例の私設クラリオン・ガール(風)が例のスティッカーを配りまくっていました。

Posted at 2022/09/09 12:03:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2022年09月06日 イイね!

Rallye de Monte-Carlo 1979 その34 Parc Ferme

フォンヴィエイユ港でサービスをしてもらってから入ったパルク・フェルメの風景です。

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真ん中の列に強豪がずらりと並んでいます。ミシェル・ムートンの131アバルト、ベルナール・ダルニッシュのランチア・ストラトス、ここまでトップのビヨルン・ワルデガルドのフォード・エスコート、マルク・アレンとヴァルター・ロールのアリタリア・カラーの131アバルトなどなど。
左端の上のほうにRX-7がいるのが見えますか?

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柵の向こうにはシトロエンDSが2台も見えるのが時代を感じさせますね。

ここのスペースは今やホテルを含め大きなビルが建ち並んでいます。2000年代になってイストリークを走っていますが、ここにあるホテルをよく使っています。モンテカルロ港までも歩いて行けるので。

RX-7を含めたラリーカーはここに1日停められて最終ステージへ出発しました。

Posted at 2022/09/06 00:11:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2022年09月04日 イイね!

Rallye de Monte-Carlo 1979 その33 モナコ帰還

SS-20までを無事に終え、モナコへ戻ることができました。

モンテカルロの港に置かれたタイム・コントロールに近づいたところで時間調整しました。スタート前に会って仲良くなったACMの若いオフィシャル君のステージママ(?)が迎えてくれました。

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そして定刻にコントロールへ。

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舗装路だけのラリーなのにボディはこんなに汚れます。
その後、王宮が建つ丘の裏側のフォンヴィエイユ港に設けられたサービスパークへIN。リアはドロドロですね。

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翌日また徹夜をする最終ステージへ向けて、猪瀬御大と松本の相場先輩による点検やタイア交換とともに、例の”洗車隊”の御大がボディをキレイにしてくれました。

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頭が下がりっぱなしです。

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時間内にサービスを終え、17:00ころにRX-7をパルク・フェルメへ移動させて第3ステージ Parcours  Commun は終了しました。

翌日ここまでの成績が発表され、我々は総合84位で、上位100台のみが進める最終ステージへ向かうことができました。他の日本人チームは車検で一緒になった日産の柑本組がギリの100位、ダイハツの浅川組(コドライバーは初モンテの草加浩平君)が96位で揃って通過。もう1台のホンダは途中でリタイアとなっていました。
ここまで辿り着いたが100位に入れなかったチームは”完走”と認められますが、最終ステージは走ることができない、というのがこの時代のモンテのルールでした。

Posted at 2022/09/04 18:02:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2022年09月01日 イイね!

CX-60/70/80/90

MAZDAから発売される新しいSUVである CX-60 に昨日乗ってきました。

以前にも書きましたが、CX-60はこれまでのCX-3/5/8というマツダのSUVラインナップからよりプレミアムなポジションへ移行させようとするもので、社内ではラージ・プロダクトと呼ぶ新しい製品群の一発目ということになります。いわば野心的なプロジェクトの第1弾ということになります。

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全長は4.74mで幅は1.89m。高さは1.685mです。大き目ですが扱いやすいサイズです。実際に走らせてみても全く問題ないサイズでした。

これに搭載するために直列6気筒3.3リッターのディーゼル・エンジンを”今どき”新開発したことでも本気度が伺えますね。
このエンジン、3.3リッターもあり6気筒なので、結構いい感じです。マツダらしくたぶん敢えてディーゼルっぽくない躾にしているようですが、スタートから高速道路まで気持ちよく走らせることができました。

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実際に走らせたのはそのエンジンに48Vマイルド・ハイブリッドを付けた仕様でした。エンジンからボディ・フロント先端までかなり距離あり。

組み合わせているトランスミッションは8速A/Tですが、トルクコンバーターをやめてツイン・クラッチを採用したこちらも新しいもの。微速域で意地悪く観察すると僅かにギクシャク感ありですが、許容範囲。悪くないです。

最大ネガは足回りで、路面の継ぎ目やギャップを越えるときの所作とノイズがプレミアムレベルには達していません。タイアのせいなのかもしれません。

ついでにもうひとつ感じたネガを言ってしまうと・・・

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こちらは最初に走らせた PREMIUM MODERN と称するインテリアですが、なんだかやりたいこと満載感でまとまりがありません。落ち着かない。

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特に私にはドアやセンターコンソルに配されたアイボリー色のパネルが、なんだか古くなって水垢がこびりついた浴槽に見えてしかたありませんでした。せっかく本物のウッドらしいのですが、マツダさん、ゴメンナサイ!

後で乗った PREMIUM SPORTS と呼ぶこちらのほうが質感も含めマッチベターでした。

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写真では難しいですが、ダッシュ上面はブラウンのスウェードで、ブラックにヘアラインが刻まれたパネルとのマッチングもいい感じでした。ただ、あまり自分から”プレミアム”とは言わないほうがいいと思います。それは周りから言ってくれるべきものだと思うので。

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マツダはこれに続き CX-70、80、90 と出していくそう。
60の3列シート版が80で、車幅を拡げたのが70でその3列が90ということだそうで、70/90は「大きいのがエライ」米中マーケット向けで日本では売らない予定。逆に60/80はあちらでは売らない予定だそうです。

あと、私には必要ありませんでしたが、最初に座ったときにドライバー登録し、身長をインプットすると、カメラでディテクトした眼の位置やらなんやらを利用してシートやステアリングの位置を”最適と思われる位置”に自動的に調整してくれる機能は新しいし、ある層のユーザーには便利なのかなと思いました。私もやってみましたが、特に微調整も無しでOKでした。

マツダのチカラが入ったモデルなので、ショウルームで確かめられたほうがいい1台です。

今回の試乗には友人で、このみんカラ SPECIAL BLOG でも書かれている金子浩久さんと同行しました。

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試乗前に広報さんから、ドラレコがONになっていて、社内音声も記録されているからと”注意”されたので・・・気を付けながら会話しました(笑)が、ここで書いちゃったのでアウトですね。(汗)

来週はまたふたりで日産のSUVに乗りに行ってきます。

Posted at 2022/09/01 12:28:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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