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森川オサムのブログ一覧

2024年05月09日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2024 詳報3

ホテルまで迎えに来てくれたユベールさんのクルマで郊外にある彼の大ガレージへ。

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ここは最近まで彼が営んでいたエンジニアリング用精密計測機器輸入会社。そこに併設されている倉庫が大きなガレージになっています。

ガレージに入ると・・・我らがマシンである Datsun 240Z が。

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ユベールさんが面倒をみてくれていたので、エンジンは一発で始動できました。

ドライバーさんが彼に頼んで買ってもらい、送ってあった新品ホイールに組み込んでもらっておいたスタッドレス・タイアを確認。

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そのタイアはミシュランのスタッドレス X-ICE SNOW でサイズは195/60R15。

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これまでのタイアは14インチだったので、1インチアップです。
このスタッドレスを履いてスタートし、氷雪の情報が入らない限りこれで走る予定です。ドライを履かないのは、万がいち予想外の氷雪に出会ってしまった時のリスクを低減するためです。このあたりがモンテの難しさのひとつと言えますね。

そしてこちらがサービスカーに積んで走ってもらうほうのタイアです。

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右側が氷雪路で履き替えるヨコハマのスタッド・タイア。
もう日本国内ではスタッド・タイアは入手できないので、前回こちらで買っておいたもの。前回は使わないですんだので新品セットです。

左は中古ですが深雪用のもの。たぶん使うことはないと思いますが緊急用に用意しておきます。
このへんがモンテのタイヘンなところのひとつと言えます。

Posted at 2024/05/09 00:35:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2024年05月06日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2024 詳報2

CDGのホテルでのみんカラ使用不能発覚でショックを受けた翌日の午前中に、今回もスターティング・タウンに選んだ Reims へ移動しました。因みに今回のスターティング・タウンは以前より減らされていて、伊ミラノ、独バト=ホンブルク、英グラスゴウ、そしてランスでした。

シャンパーニュ地方の中心地ランスまでは東へ130kmほど。走り出すとすぐに「フランスに来たな~」と思えます。

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ランスに着いて馴染みのホテルにチェックイン。
このホテル、レセプションの横には地元産シャンパーニュのボトルのディスプレイがあるほどで、今夜からの食事が思い浮かびます。

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と思ったのですが、実はホテルでのひとりランチで1杯やってしまいました。ランスですからね。

そのあと、ドライバーさんのランス在住の友人で、マシンの240Zを預かってくれていて、今回もお世話になる Hubert さんが迎えに来てくれ彼の大ガレージへ向かいました。さあZと4年ぶりに再会します。

Posted at 2024/05/06 13:54:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2024年05月04日 イイね!

Rallye Monte-Carlo Historique 2024 詳報開始

お待たせしていた読者のかた、たいへん失礼しました。

今年1月末から遠征したラリー・モンテカルロ・イストリークの詳報をようやく始めますのでお付き合いください。いつものように他のニュースの回も混ざりますのでゆっくり進みます。

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今年のモンテは日程が例年より少しだけ遅く、WRCモンテが終わって1週間後に始まるイストリークのスタートは2月に入ってからでした。なので日本を発ったのは1月の28日

前回イストリークを走ったのは2020年。それ以降は例のコロナ禍で行けませんでした。2021年は直前にイストリーク自体が中止になりましたが、我がチームはドライバーがお医者さまいうことで、それ以降もちゃんと自粛していたからです。

前回までのイストリークと大きく変わったのは、第1ステージ Etape de Concentration の前半が”フリー・ルート”という指示になったこと。通過タイムが計測されるCH(Controle Horaire)とショーットカット防止のための通過チェックのみされるCP(Controle de Passage)以外はいわば”勝手に走れ”ということになります。
そしてもうひとつ私にとって大きかったのはスペシャル・ステージ中はGPSデバイスの使用が禁止されたこと。これはWRCのスペシャル・ステージと違ってイストリークでは指示速度に従って走るように言われるのをデバイス上でGPS使用アプリを使ってアベレージ走行をするチームが出てきたので、それをさせないようにとのレギュレーション変更です。私は元々そういうアプリは使っておらず、ミスコースを防ぐためにマップアプリにコースをインプットして使っていましたが、結果的にそれもできなくなってしまったのです。

我がチームは前回まではデンマークの友人にラリー中のサービス作業を頼んでいたのですが、ご家族の事情で来れなくなり、急遽フランス人のサービスクルーに変更。ラリーサービスの経験が乏しそうだったのでそれ用の指示書類などなどもこれまでより詳細なものを用意することに。

そんなこともあり旅の荷物は重い書類満載。

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結果、スーツケースはコロナ中に買っておいた大型ゼロ・ハリバートンの初登板。めっちゃ重量級を携えての出発となってしまいました。

そして例の忌々しいプーチンのせいで遠回りをしなくてはならないこともありエアチケットは酷く高く、今回用意したのは初めて乗る SWISS AIR での成田発チューリッヒ経由パリ行き。

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成田でのラウンジは同じスター・アライアンスのANAを使用。

初めてのスイス・エアのシートは思っていたのとは違い至極快適。私のシートは列にシートがひとつだけで、さらにフルフラットでしっかり睡眠がとることができました。

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スイス・エアお勧めです。(スイス・エアの回し者ではありませんよ。)

時々ルートをチェックしていたら、これまでとは全く違うルート。ロシアの上を飛べないので成田からどんどん北へ飛び、カムチャツカ半島の東側の洋上を越え、ぐるっと北極の近くを飛んでいました。

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こりゃ遠回りですね。

で、チューリッヒでトランジットし、そこからは Helvetic Airways というこれまた聞いたことがないキャリアでのパリはシャルル・ド・ゴール着となりました。

遠回りでパリ着も遅い時間となり、空港のホテルで1泊。
そこでわかったのが欧州ではみんカラが使えないという事実でした。これまでのように現地から速報をお伝えしながら、と思っっていたのに・・・ガーンでした。

Posted at 2024/05/04 15:55:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2024年05月01日 イイね!

film "FERRARI"

先週のことですが、珍しく映画を観てきました。

試写会に呼んでいただいたのですが、タイトルを見て「これは観に行こう!」と決めました。そのタイトルとは”FERRARI”。

曰く「F1界の帝王と呼ばれた男の情熱と狂気を圧倒的熱量で描く、衝撃の実話。」
クルマ映画というよりはあの Enzo Ferrari の人間模様を描いた映画のようで、舞台は1950年代後半のようでした。

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主役のエンツォを演じるのはアダム・ドライバーという渋い役者で、スター・ウォーズにも出ていたらしい。ドライバーって名前がぴったり? 共演者で知っていたのはエンツォの妻役のペネロペ・クルス(怖かった!)とピエロ・タルフィ(ほら50年代でしょ)役のパトリック・デンプシーくらいでした。デンプシーはドライバーとしてル・マンとかデイトナとかも走ってますからね。

物語は1957年のエンツォの葛藤を描いていました。
最愛の息子だったディーノを亡くして落胆しているなかで、まだ成功前のフェラーリをPRするためにあのミッレ・ミリアでの勝利を目指していくエンツォの話です。なので映画は基本暗いタッチ。これが当時のイタリアの田舎町モデナの佇まいと絡み合ってなかなか良かったです。

クライマックスは売り込みにきた若いドライバー、アルフォンソ・デ・ポルターゴを起用して出場するミッレ・ミリア。ミッレ・ミリアとポルターゴの組み合わせって・・・いやな予感がしませんか? そう例のあの年ですね。現場のシーンは伝承を忠実?に再現し過ぎている感があるので、女性は眼を覆ったほうがいいかもです。

でも出場車もそうですが、普通のシーンに登場する普通のクルマもとてもいい感じで選ばれていて、レース好きじゃなくてもクルマ好きなら間違いなく楽しめると思います。レースカーはもちろんレプリカを作ったのだと思いますが、なかなかいい出来でした。あの台数作るのはさすがにハリウッド映画です。
ただひとつだけ気になってしまったのは、エンツォも含め英語を喋っていたこと。特に日本では字幕が出てどうせそちらを読むんだから、エンツォたちにはイタリア語を喋っていた欲しかったです。しかたないのかな?

監督はTV時代にマイアミ・バイスを監督したマイケル・マンというヒトだそうで、そういえば劇中でマイアミ・バイスが乗っていたのはフェラーリ・デイトナだったのを思い出しました。フェラーリのレプリカ好き?

7月公開だとか。とりあえずフェラーリ・ファンとティフォーシは必見です。

その日は友人のF1ライター今宮雅子さんをお誘いしてご一緒したのですが、試写室を出たあと近くのイタリアンに直行しスプマンテで始めました。

Posted at 2024/05/01 10:39:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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