この記事は、
MT車がカタログ燃費でCVT車に劣る理由。について書いています。
実はMT燃費が良い。
これまで、 ATの皆さんが燃費を良くしたと訴えるのを真に受けて、今はATの方が燃費が良いと思ってました。 だって、JC08の燃費がMT車よりも良いし、燃費の目玉のキープが得意とか、多段化でエンジン回転数低いって言うし。
クラッチずるずるとか、伝達効率が低いのは克服したみたいな記事が多いんだもん。
が、延々述べてきたとおり、理屈で燃費に振れても、
MTの伝達効率の良さが物を言うのね。 やったね。
自信持って行こう。 B7/RS4が街中4km/L切るのは、トランスミッションのせいではないのである。(10/15モード燃費7.4km/L)
B8/RS4が4.2L-NA+DCTで燃費が良いのはトランスミッションのせいでは無くて、きっといろいろ頑張ったのね。(JC08モード燃費 8.1km/L) 「DCTが凄い」って思いこんでましたが、湿式DCTの様なので伝達効率はMTが勝ってる。
B8/RS4/RS5のCFSエンジンの方が燃費が良くて、
トランスミッションで燃費を下げたと言ってるが、エンジン本体の省燃費技術の説明の記事にお目に掛からない。
勿論、7速になった効果もあるのでしょう。
7速MTはポルシェが採用しているものの、マニュアルだとそろそろシフトチェンジが手に負えなくなりそう。
乾式クラッチのDCTはほぼほぼMTと同一レベルの伝達効率。 右斜めのトルクの軸は同じでないのに要注意。 トランスミッションの伝達効率もMT並みと言うことです。 お見事というか、理屈道理ですな。
湿式DCTと乾式DCTの差はクラッチの差。 5%位で、これはクラッチの油圧のロスと、数十rpm湿式クラッチがスリップするロスと。
何かで読んだんだが、湿式クラッチを完全に滑らせないようにすると馬鹿力が必要で、その仕事と効率改善による燃費の改善が割に合わないとのこと。
ATになるとピンク色のゾーンからが伝達効率80%以下。 特にパワーが要らない領域で顕著。 こうなるとこの辺は、しょぼい容量のロックアップクラッチを付ける気になる。 パワーが要らない時はロックアップしておいて、それっとアクセル踏まれたら、ロックアップクラッチ切ってトルコン伝達効率80%以上の領域を使うわけだ。
マツダが
ATのロックアップ領域を広げたというんだが、もはや、遊星ギアの変速機を用い、トルコンを発進デバイスと割り切り、湿式クラッチをメインにしたということ。
が、考え方としては最先端というわけではない。
AMGが
トルコンを湿式クラッチに変えた。
ATの伝達効率の低さとずるずるフィーリングの改善するのが目的であろう。
ホンダがトルコン付きDCTを開発。
湿式クラッチの半クラの苦労をトルコン採用で改善した。
マツダは、燃費改善を目的にロックアップ領域を広げるため、トルコンを発進用に割り切った。
違うこと考えていても、皆さん同じようなところに落ち着くんですな。
さて、話を戻す。
でも、JC08でMTはATよりも燃費が悪いという事実があります。
が、それは
、JC08の測定規定がMTに不利だからだそうです。
JC08の時間-速度のマップにシフトポジションが規定されるそうな。
ATはさっさとシフトアップできるのに、MTはたらたら引っ張られるそう。
そこで、
ギア比を高くするのだが、肝心のドライバビリティーが悪くなってしまう。
これでは、エコドライブを車から強制されてしまうようなもの。 私は辛い。エコドライブは自主的にするもので、強制されるものではないと思う。
国交省の役人は、皆、一度MTに乗ってもらおう。
というわけで、燃費でMTを諦めている皆さん。(居るのか?)
MTは燃費良いです。 正しく、エコドライブを実践するのが前提ですが。
田舎に帰るのに35km阪神高速を走るのですが、前が空いたら自分らしく走って9.5km/L、道が混んでいて流れに従って淡々と走ると10.0km/L。
スピードを出すこと自体は、あまり燃費が落ちないようですが、前の車に追い付くとスピードを落とさざるを得ない。 回生出来ないコンベンショナルな内燃機関がHVに敵わない所です。
まぁ、楽しさで勝ちゃぁ良いんですけど、やっぱり飛ばすと燃費が落ちる。
まぁ、黙ってエコドライブが我慢出来れば、RS4には乗らないんですけど。
つづく
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5番勝負 | 日記
Posted at
2017/11/25 20:50:00