フランス革命を結果から見て、あんなのブルジョワ革命じゃんと一刀両断に付してしまう輩がいるが、それでは歴史の味わいがない。
以前にも(かなり以前)記したことのあるフランス革命暦
これまでに12月、6月、7月、8月に旅したことがある。
霜月 12月上旬。確かに霜が凍てつくような寒さ。
雪月 年末。雪ならぬ大雨(温暖化のせい?)
収穫月 6月後半、麦秋。正に収穫前夜。
熱月 7月後半、熱射。
果実月 8月後半、さまざまの果実が市場に並ぶ。
確かにフランスの季節を反映している。
「人間本来の姿に立ち返る」ことを目的にした革命。
(社会が進歩するまでは人間は自由で平等であったとするのだ。文明社会の進歩で取り返しのつかないところまで格差が広がったが、それをこの旗印の下に、理想の状態を取り戻そうとしたのが、フランス革命の真髄。これを理解しないものがなんと多いことか)
暦も度量衡も「自然」を元に作り変えられた。
さて、今回の旅は5月上旬。
フロレアル。花月である。
まさにその名のとおりであった。
見慣れたところでは藤、つつじ、百合、チューリップ、菖蒲、紫陽花・・・名前の知らないものがたくさん。
お城への道中のお家のお庭の大木にピンクの花が枝いっぱいに咲いている光景がとても奇妙で、たまたまお隣のおじさんが家から出ていたので、「この木の名前は何?」と尋ねたんだけど「いやあ、わからないよ」って。そんなもんかなあ(笑)
これはシュノンソー城のお庭。
紫や青の花を中心に植えていました。
Posted at 2019/05/25 22:31:51 | |
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