先日電撃発表された595コンペティツィオーネ パフォーマンスパッケージⅡ(以下:PPⅡ)だが、皆さんもうチェックしましたか?
今回のPPⅡのグリジオピスタは専用色で、私たち595オーナー側から見ると特別感があって凄く良いね。
早いもんで、もうみんカラ内で納車待ちの人が何人かいます。
良いなぁ、羨ましいなぁ。
私は去年の10月に595を始めて見に行ったわけだけど、その時確かパフォーマンスパッケージⅠのホワイトで左ハンドルの5MTがまだ残っていて展示されていたんだよね。
当時は絶対ブラックが欲しかったんだけど、「これだけしかない」というPPⅠを目の前にすると結構気持ちが揺れたね(笑)
でも結局は値段よりも「左ハンドル」がネックになってPPⅠは諦めて、通常の595コンペティツィオーネの、それも納期の関係からブラックを諦めて、妥協してホワイトを買うことになったが
今、全く後悔していません。
それどころかホワイトで良かったくらいに思っています(笑)
ブラックも大本命なだけあって、今見てもカッコいいなぁと思うけど、車体色がブラックだとエアロバンパーのディテールだったりコントラストが出せないなぁという悩みも少なからずあったんだよね。
爽やかなホワイトにブラックのコントラストがとてもスポーティでカッコいい。
ちなみに「ABARTH」のサイドストライプだが
標準のグレーからブラックに貼り換えています。
標準のグレーだとこんなにコントラスト出ないから、車体カラーがホワイトを買うならサイドストライプの貼り換えは検討したほうが良い。
はいというわけで、第17回目のABARTH 595の質問コーナーにいきましょう。
フロントのブレーキがブレンボなのはわかりますが、リアはどうなってますか?
ご存知の通り、フロントはブレンボ製の対抗ピストン4ポッドキャリパーです。
ディスクローターは1ピースのベンチレーテッドディスクでドリル加工がされています。
リアは一般的なシングルピストンキャリパーです。
ディスク容量もフロントに比べて小さく、ドリル加工はされているもののこちらはシングルディスクです。
サイドブレーキはインナードラム式ではなく、ブレーキパッドをワイヤーによって押し付ける兼用式となっています。
その為、スポーツ走行でサイドターンをする場合はブレーキでしっかりフロント荷重にしてサイドブレーキをガツンと引く必要があるかと思います。
また、ブレーキパッドの性質によってサイドブレーキの効きも変化していきます。
アバルト595はFFが故にフロントヘビーでホイールベースも短く、フロントが対向ピストンで制動力が高いために
サスペンションのバネレートを上げて更にローダウンするとコーナリングでのレスポンスは良くなりますが、それによってタイヤの負担が更に高くなってきますので、安全にスポーツドライビングを楽しむ為にはタイヤ選びもしっかりと行う必要があります。
※595はESC(電子制御式横滑り抑制装置)が常にスタンバイしていますが、機能を過信せず公道では安全運転を心がけてください※
595コンペティツィオーネ パフォーマンスパッケージにもTTCスイッチがありますが、メカニカルLSDが装備されているモデルでもTTCをオンにする意味はありますか?
TTC(トルクトランスファーコントロール)はESC(電子制御式横滑り抑制装置)に組み込まれる機能のひとつで、走行中に駆動輪が空転した際に左右の回転差を感知してTTCを作動させますが、メカニカルLSDを装着すると
物理的な内部機構によって、駆動輪が空転していなくても左右の回転差を常に制限します。 この事からメカニカルLSDが入っているパフォーマンスパッケージ(以下、PP)は、TTCスイッチをオンにしても基本的にはTTCが作動する状況はほとんどないと思いますが、PPに標準装備のメカニカルLSDはそんなにイニシャルトルクが高いわけでもなく、アクセルをグイっと踏むとバッキバキにロックするサーキット仕様ではなさそうなので、状況によっては少なからず回転差が発生してTTCが作動する事はありそうな気がします。
それ以前に本気のスポーツ走行時はTTCがオンでないと、タイヤが空転した際にはESCが空転を感知してエンジンが3000rpm以上回らなくなってしまうので、スポーツ走行時にはTTCをオンにして駆動輪が空転してもエンジンを高回転まで回せる制御にしておかないと、メカニカルLSDの効果も発揮できないことを覚えておきましょう。
以上、第17回ABARTH 595の質問コーナーでした。
ではまた。
Posted at 2018/08/13 17:01:42 | |
トラックバック(0) | 日記