2017年2月にシリーズ4へとマイナーチェンジしたABARTH 595の限定車振り返りの続きです。
2018年11月
ABARTH 595限定車 第4弾。
ABARTH 695/695C Rivale
(アバルト695/695シー リヴァーレ)
【ボディカラー】 Bicolore Blu/Grigio Riva(ブルー/グレー):150台(右ハンドルのみ)
【トランスミッション】
ATモード付5速シーケンシャルのみ
【メーカー希望小売価格】
695リヴァーレ:4,050,000円 [税抜 3,750,000円](限定85台)
695Cリヴァーレ:4,220,000円 [税抜 3,907,407円](限定65台)
シリーズ4になって最初の695系限定車でイタリアで有名なボートブランド『Riva』とコラボしたモデル。
右ハンドルのATモード付5速シーケンシャルしか選択肢は無いが、ボディタイプはクローズドモデルとカブリオレモデルの2種類から選べる。
ラグジュアリー寄りでありながらマフラーはカーボンテールのアクラポビッチ製を装備し、パワーはコンペティツィオーネ同様の180馬力。基本的な装備・性能も595のコンペティツィオーネに準拠しているから足回りも前後KONI FSDダンパーで抜かりはない。
当然ブレーキはブレンボ製を装備。
2019年6月
ABARTH 595限定車 第5弾。
Abarth 595 Competizione Performance Package Ⅲ
(アバルト 595 コンペティツィオーネパフォーマンスパッケージ 3)
【ボディカラー】
Grigio Opaco マットグレー:160台(左/右ハンドル、各80台)
【トランスミッション】
5MTのみ
【メーカー希望小売価格】
4,060,000円( 8%税込)
コンペティツィオーネをベースにメカニカルLSDを搭載したモデル第3弾。
前2弾同様にパフォーマンスパッケージの色違いモデルといえるが、2019年はアバルトの70周年記念の年に当たるという事でサイドバッジが専用のものに変更されている。
このモデル唯一と言えばボディに合わせて特別にシルバーカラーリングされたブレンボキャリパーの装備が挙げられるだろうか。
その他外観の細かいところで言うと、総合インフォテイメントシステム「Uconnect」がマイナーチェンジしてからの限定モデルいう事で、ルーフにつくアンテナが土台の小さな樹脂製ブレード型から、土台がやや大きくなった真円のゴム製ポール型に変更となっている。
※↑画像は従来の樹脂製ブレード型アンテナ。
そしてここまでの間に多くのどうでもいい装備が削除された。
2019年10月
ABARTH 595限定車 第6弾。
ABARTH 595 COMPETIZIONE STILE
(コンペティツィオーネ スティーレ)
【ボディカラー】 Rosso Abarth レッド(右ハンドルのみ95台)
Grigio Record グレー(右ハンドルのみ95台)
Bianco Gara ホワイト(右ハンドルのみ95台)
【トランスミッション】
各色で
5速マニュアルトランスミッション 40台
ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション 45台
【メーカー希望小売価格】
5速マニュアルトランスミッション 3,780,000 円(10%税込)
ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション 3,950,000 円(10%税込)
コンペティツィオーネをベースに、レコードモンツァや足回りはそのままにシートのみをツーリズモに装着される上質な乗り心地のブラウンレザーシートを特別装備した快適性重視モデルで、FCA JAPANが独自にコンフィギュレータから組み合わせて命名した正規車オリジナルの限定車。
お値打ち感を出すためか、コンペティツィオーネの標準装備であるサイドストライプは削除された。
尚、こちらも2019年という事でアバルト70周年記念のサイドバッジが付けられている。
2019年11月
ABARTH 695 70°ANNIVERSARIO
(695 セッタンタ・アニヴェルサーリオ)
【ボディカラー】
【5速マニュアルトランスミッション 】
右ハンドル60台
全国メーカー希望小売価格
4,170,000円(10%税込)
【5速マニュアルトランスミッション】
左ハンドル40台
全国メーカー希望小売価格
4,170,000円(10%税込)
【ATモード付 5速シーケンシャルトランスミッション】
右ハンドル100台
全国メーカー希望小売価格
4,340,000円(10%税込)
アバルト70周年記念の締めくくりとして全世界1949台限定、日本には200台が割り当てられた。
正規車ではアバルト初のネット販売専用モデル。
当初は限定200台のうちの100台を先行予約するはずだったが、運営の読みが甘くサーバートラブルを起こしたことから一夜にして全200台(正確には202台)を完売してしまうという不名誉な逸話が残ってしまった最上級グレード695系の限定車。
シリアルナンバーは打刻されないものの特別モデルらしく専用ロゴプレートが付く。
基本性能、装備は595系のコンペティツィオーネに準拠し、5MTにのみメカニカルLSDが装備される。
この限定車の大きな特徴としては手動ではあるが12段階調整のリアスポイラー。
そしてシリーズ4のボディ用に新設計されたワイドボディキットの装備が挙げられる。
シート生地は専用だが、アバルト70周年記念モデルであるにもかかわらずカーボンバックシェルではなくなってしまった。 先に本国仕様を見ていただけに電子バルブを搭載した新型レコードモンツァが装備されるかと期待していたが実際は従来の排圧式。
しかしこれ以降はスポーツモードに連動してバルブが切り替わる可変式の新型レコードモンツァとなり、排圧式のレコードモンツァ装備をした正規の限定車はこれが最後となる。 ABARTH 595(シリーズ4)限定車の振り返り③へ続く。
Posted at 2021/09/05 14:54:09 | |
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