年も明けてそろそろ落ち着いてくる頃かと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日年が明けたかと思ったらもう4日になってしまい、週が明けたらまた仕事の日々が始まるのかと思うと、なんとも切ない気持ちになりますね。
2019年、思えばいろいろなことがありました。
2019年はアバルトの70周年記念という事で、年明け早々に実質年率0.7%のスペシャルオファーが開始され、4月から年末までの全てのモデルは70周年記念のバッヂに付け替えられました。
6月には機械式LSDが装備されたお馴染みの限定車「アバルト 595 コンペティツィオーネ パフォーマンスパッケージⅢ」が発売となり
正確な時期は分からないが
いつの間にか、いくつかの装備が削除されてましたね。
7月には私事ですが、平社員からちょっとした役職に就いたことで、595に695トリブートフェラーリのスクーデリアラインを貼りました。
そして「レコードモンツァの爆音から国民を守る党」を旗揚げし、先の参議院選挙では1議席を獲得、政党要件も満たして見事に国政政党となり
「レコードモンツァに塩ビキャップ」が流行語大賞にノミネートされましたね。
10月には消費税増税が実施されました。消費税増税に乗じて5速マニュアルトランスミッションは337円、ATモード付 5速シーケンシャルトランスミッションは6734円と密かに値上げしてましたね。
そして本国イタリアでは【ABARTH 695 70°ANNIVERSARIO(アバルト 695 セッタンタ アニ ヴェルサーリオ)】がデビューし
日本での受注はいつからだと毎日ワクワクしながらアバルトの公式HPをチェックしていたら、ある日見慣れない画像が表示されて「キター!」と思ったら
595コンペティツィオーネに上質な乗り心地のブラウンレザーシートが特別装備された、ABARTH 595 COMPETIZIONE STILE(コンペティツィオーネ スティーレ)の発表でズッコケたっけ。
11月にはお馴染みの特別オーダープログラムのMAKE YOUR SCORPION 2019が開始となりました。
そして【ABARTH 695 70°ANNIVERSARIO】の200台限定発売が発表され、半分の100台ですがネットでの先行予約が開始されました。
結果的には予約システムの不具合によって100台以上の予約を受け付けてしまい、2020年になって残り100台の予約を開始するという話は無くなってしまいました。
さりげなく2台増えているんだけど、はみ出しちゃった人の予約分も律義にカウントして限定台数に反映させたという事でしょうか(笑)
まぁ、それは良いとして
2019年のアバルトは例年にも増して熱い年となりましたが、その裏では悲しい事も起こっており
公式HPを見る限りでは正式にアナウンスされていないようだが、盟友であるアバルト124スパイダーが生産中止になり、在庫限りとなりました。
また2020年で
アルファロメオの4Cもラストオーダーになることが決まっています。
乗り換えようと思っていたんだけど、全然金貯まってねーぞ、オイ!
消費税増税にやられて2019年の10月以降、会社の製品が売れなくて、年収も思ってた以上に上がりませんでした・・・。
今年は11月に私の595の1回目の車検が控えており、タイムリミットは10月までとなるが、やはり厳しいか・・・。
まぁ、それについては源泉徴収票が手元に届いたら、ブログ「ABARTH 595さん アルファロメオの4Cに乗り換えるんですか?」を公開するのでお楽しみに!
というわけで、今年もおそらく機械式LSDを装備したアバルト 595 コンペティツィオーネ パフォーマンスパッケージⅣが出るだろうし、ラインナップから124スパイダーがいなくなることで
日本未導入のグレードもガンガンぶっこんで来ることでしょう。
アバルトが気になる方は、早いところでは本日1月4日(土)から営業していますので、公式HPからお近くのディーラーと年始の営業を確認した上でご来店いただければと思います。
では第48回目のABARTH 595の質問コーナーです。
595コンペティツィオーネの購入を検討していますが、5速マニュアルトランスミッションかATモード付 5速シーケンシャルトランスミッションで迷っています。
どちらが良いでしょうか?
マニュアルが操作出来るのであれば断然、5速マニュアルトランスミッションです。
その理由は、やはりATモード付 5速シーケンシャルトランスミッション。
その名も
「アバルトコンペティツィオーネ(以下:MTA)」の将来的な不安が少なからず頭をよぎってしまう事と、しっかりメンテンナンスしていく事を考えると5MTに比べて維持費が高くなることです。
メンテナンス費用が高くなることについてですが、MTAは5MTと共通のギアオイルに加えて、クラッチを油圧操作するシステムがある為にそれ用のフルードを定期交換する必要が出てきます。
5MTであればギアオイル交換11,000円程で済むものが、MTAの場合はそれに加えて油圧操作するフルード交換とエア抜き、そしてキャリブレーション(調整)が追加となるので、更に20,000円以上が追加請求されます。
しかしディーラーによっては、この「アバルトコンペティツィオーネ」という自動変速システムは、「メンテナンスフリー」とするところもあるようで、ギアオイル交換と定期的なキャリブレーションは行うものの、油圧操作するフルードの交換は依頼がない限り行わない、あるいは依頼をしても「必要ありません」と断られる場合もあるようです。
と言うのも、油圧操作するフルードの交換時期は特に定められておらず、この部分には明確な消耗品があるようで、壊れたら「アバルトコンペティツィオーネ」のアッセンブリー交換(丸ごと交換)となる為、初めからブラックボックスとして扱う方針があるのかもしれません。
アッセンブリー交換にはおよそ300,000円がかかるようで、万が一故障した際を考えると4年目からの有料延長保証(64,800円~181,440円)の契約も必然となってきます。
尚、保証を当てにする場合、ECUのプログラムを書き換えたり、パワーを上げるようなエンジンルーム内のチューニングをしてしまうと、当然トランスミッションの負担が増すので、MTAに不具合があった際は保証適用が出来なくなる可能性がある為、注意が必要です。
また、極低速でダラダラ走ったり、バック走行時には半クラッチで滑らせる制御となりやすく、5MTでは考えられない程のクラッチの摩耗を促進させ、長期的に見ると5MTに比べて1回はクラッチ交換が増える可能性があります。
トランスミッションで迷っているとの事ですが、選択に迷うという事はマニュアル操作を楽しみたいわけではないと思うので、まずは一度ディーラーに行ってよく話を聞いて、試乗してみてください。
そして、ギアオイルだけではなくて、お世話になるであろうディーラーの油圧システムのメンテンナンス方針についてどうなのか、よく探っておくことをお勧めします。
※いろいろなディーラーの公式ブログを見ていますが、フルード交換は推奨しているところが多いので、アバルトコンペティツィオーネ故障の際の個別修理は行わずにアッセンブリー交換となるのは相変わらずだとしても、フルード交換に関してはどこ行ってもしっかり点検交換してくれるような気がします※
アバルトのディーラーが比較的集中しているところに住んでいます。
お勧めのディーラーはありますか?
基本的には家から一番近いディーラーで良いと思うのですが、ひとつ言うとしたら、具体的な店舗名は言いませんが
アバルトを得意とするチューニングショップとコラボして、チューニング相談会を定期的に開催するディーラーがお勧めです。
こういったディーラーであれば、お付き合いのメインをディーラーに置いておきながら、担当者承認のもと堂々とECUチューニングやらエアロパーツ、サスペンション等のチューニングが出来るのでとても楽しいと思います。
ちなみに私の行っているディーラーで、こういったカスタム相談会はやらないのか?と聞いたところ、やはり保証の問題もあるようで消極的な回答であった。
もうひとつ近くのディーラーがあるんだけど、そこはやってるんだよなぁ…。
あとはディーラー主催でオフ会や走行会を定期的に開催するところも楽しいかもしれませんね。
アバルトのディーラーは地域によっては1店舗しかない所も多いので、必然的に近いところになってしまう方も多いと思いますが、公式HPのブログからどういったイベントをやっているのかなど見てみると面白いかもしれませんよ。
以上、第48回目のABARTH 595の質問コーナーでした。
では、また。
Posted at 2020/01/04 06:24:28 | |
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