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ではそれぞれ見ていこう。

まずは695コンペティツィオーネ。

595コンペティツィオーネより13～14万円の値上げとなりました。

相変わらず5MTは左ハンドル、MTAは右ハンドルを継続するようだ。

となり、注目すべきはサブウーファーが付いたBeatsオーディオ装備と、アバルトコルサシートのカーボンバックシェル復活ですが、シート生地に関しては

595エッセエッセ同様のテクノレザー(合皮)とファブリックのコンビ素材となり、過去に595コンペティツィオーネに装備されたカーボンバックシェルと比べて総合的にはグレードダウンしているとも言えることは覚えておきたい。

※ちなみに正規車の595コンペティツィオーネはカーボンバックシェルではなくなった後でも最後までポルトローナフラウ製の高級レザーをメインにサポート部にはファブリック、センター部にはアルカンターラを使用していた。

カラーラインナップに関してはイエローが消えて正式にレッドが追加となりました。

基本スペックが695ということでBeatsオーディオ装備に前後KONI FSDサスペンション装備、180馬力にブレンボブレーキ、レコードモンツァ装備となった。

シートは特に変更はないがインストルメントパネルがザラついたガンメタリック仕上げではなくアルカンターラ張りの上質なものに変更される一方で、ドアミラーやリップスポイラーは695コンペティツィオーネのようにカーボン仕上げではなく、ザラついたガンメタリック仕様に据え置きとなった。

私の記憶によれば正規車での電動スカイルーフ仕様は2013年の50ｔｈアニヴェルサーリオ以来かと思います。

※画像は50ｔｈアニヴェルサーリオ

公式ホームページもこんな見慣れた695Cのカブリオレじゃなくて

ようやく存在意義を発揮できるようになった「ツーリズモ」というグレードの雄姿とも言える電動スカイルーフ全開の画像をドカンと一枚くらい載せてほしいものです。

とは言え、欧州では珍しい仕様ではないから、それ用の大きい画像が欧州ホームページでも存在しない為、そもそも大きく宣伝できないのが真実ですが・・・。

カラーラインナップについてはメタリックグレーとブラックが追加となった。

では最後に主要装備のちょっと気になったところを見ていきます。

595末期では自動防眩ルームミラーがツーリズモのみの設定で残っていたため、「自動防眩ルームミラー」と「手動防眩ルームミラー」の2種類項目がありましたが、695になって全グレードが手動防眩ルームミラーになったため、記載そのものが無くなりました。

そしてリアプライバシーガラスですが、リア3面は695ツーリズモのみで695コンペティツィオーネは無しになりました。

695コンペティツィオーネのところでも言いましたが、シート生地のレザーは広義の意味で良いとしてもアルカンターラは使われていないので「テクノレザー/ファブリック」に訂正してほしいかな。

相変わらずだが、ステランティスジャパン(旧FCAジャパン)の広報はプレスリリースにも関わらずこういうところ本当にガバガバです。

4月1日にはF595の値上げも控えていますが、その先にはどんな新発表があるのか楽しみでなりません。