shidenのブログ一覧

久しぶりのブログとなります。

クルマ趣味の楽しみもいろいろありますが、その中でも特に大きなものとして、新たなクルマの購入というのがあるでしょう。

あれにするか、これにするか、と考えている時間が一番楽しかったりするものです。


うちにはクルマがたくさんあるので、頻繁にクルマ探しをしているかのような誤解があるかもしれませんが、私個人で見れば2007年（納車は2008年）にR35 GT-Rを購入して以来、10年以上新たなクルマ探しはしていなかったのです。

この間2011年にポロGTI、2016年にサバンナRX-7カブリオレ（FC3C）を入手しておりますが、どちらも親戚・知人から引き取らないかと打診があって受けたもので、積極的に入手したわけではありません。

クルマに興味がなくなってしまったわけではないのですが、R35以来どうしても欲しいというようなクルマもないのです。

最近で言えば、代車でBMW M2やZ34 NISMOにも乗りました。どちらもいいクルマでしたが、やはり欲しいというところまでは至りません。
最近のクルマはどれもよいのですが、逆に言えばどれに乗ってもそれほどの差はなく、あまり感動がないのです。

何か感動できるようなクルマはないか。
ということを考えた時、最新とは全く逆方向のクルマに興味がわきました。

そして、入手したのがこのクルマ。
1970年式（昭和45年式）初代カローラ（KE11型）。


昨年12月にクルマ自体はうちに来ておりました。
しかしこのクルマ、車検が切れたのが昭和63年（1988年）。30年間公道を走行していないのです。
その後時々私有地で動かしていたようなので、入手時点でも走行できましたが、ナンバーを取得するためにはそれなりの整備が必要です。

さて、どこに頼むか。
8年間不動だったFC3Cの場合はディーラーにお願いしましたが、それはFC3Sがお世話になっているからできたこと。
さすがにこの年式ではディーラーも対応してくれないでしょう。

なので、面識のなかった自宅のすぐ近くにあるクルマ屋さんに相談してみました。
すると、引き受けてくれるとのこと。
そして預けたのが今年のお正月明け。それから約5か月、本日ナンバーが付いてようやく帰ってきました。

コンパクトなボディ


運転席と助手席


簡素なインパネ


走行距離は22,300km。ずっと車検が切れたままでしたからね。
オドメーターは5桁ですが、0.1km単位まであるのが今のクルマと違います。


懐かしいラジオなど。
チョークレバーもあります。


3K型1,166cc OHVエンジン


トランクルームもコンパクト


そして乗ってみて感動はあったのか？

ありました！！

まず、動いてくれるだけでうれしい。(^^;)

そして、何もかもが違う。
現代のクルマと違うのは当然ですが、今や旧車となったAE86とも大きく違う。
このカローラに乗った後にハチロクトレノに乗ると、トレノがスーパースポーツカーに思えてしまいます。

AE86は1985年式（昭和60年式）なので、カローラとは15年の差がありますが、この15年は途方もなく大きい。
それだけこの期間にクルマが一気に進化したのでしょう。

一方これに比べたら、倍の30年以上の差があるのにAE86と現代のクルマはたいした差がなく感じます。

というわけで、今までいろいろなクルマに乗ってきましたが、感動という面では一番大きなクルマになりました。
この先、どうなることやら。(^^;)