• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

m-Anesys (; ・`д・´)!のブログ一覧

2021年11月23日 イイね!

超ロングドライブ Part2 復路

超ロングドライブ Part2 復路現地での用事を済ませ、一路、北海道へ。

今回は同乗者がいるので、さすがに車中仮眠という訳にはいかず、途中で一泊することに。

とはいえ、そこまで800km弱、ほぼ高速道路だけだが10時間以上かかる行程。
宿泊先の夕食に間に合うためには、結構がんばって走らねばならない。

出発地はきれいな青空

だが、日本海側に出ればずっと雨の予報。

予報どおりずっと雨。
写真を撮りたくなるシーンも、ドラレコから切り出したくなるシーンも皆無で、雨の中を黙々と走る。
近畿圏から富山を過ぎた有磯海SAまでの400km弱、出発からお昼まで休憩なしで一気。

途中に見えた日本海は、高速道路から見ても怖さを感じるほど荒れ狂った波。
けっこう潮風を浴びる。
親不知から新潟を過ぎるまでは、横風もすごい。
重たいデリカでもトンネルの出口では注意が必要なほど。
風にはめっぽう弱い某T社の背の高い車両はさぞ怖いことだろう。

村上市から北は一般道。本当は9月に魅了された笹川流れ経由で走りたかったが、こんな日は眺望も拝めずただ波をかぶるだけだろうから、残念だが内陸の国道7号線を北上。

どうにか予定どおり18:30ごろ山形県の海沿いの宿に着き、夕食にありつけた。
本当に写真が無い。

ニュースによると、この日の宿泊先の沖にある飛島が、全国でも最も強風(30m越え)だったそう。
波しぶきの高さは、ゆうに2階建ての家を超えていたもんなぁ・・・
どうりで。



翌朝も天候は回復しない。

また黙々と走るしかない。

秋田を過ぎて高速を降り、内陸へ。

ここですでに雪混じりの景色となる。

それでも順調に進み、黒石市でランチを。
当てずっぽうで入った「チャイナ食堂 彩菜房」さんというお店が、量・味・値段がハイバランスで、地元客で賑わっていた。


自分は唐揚げとエビチリのランチ


同乗者はあんかけ焼きそば
食べきれないとのことで、1/3ぐらいこっちに回ってきた(;^ω^)


船の時間まで余裕があるので、黒石から青森は下道で移動。

これまでの3航海は津軽海峡フェリーだったが、今回はもう1社の青函フェリー

ちょっと船が小さい気がする・・・
こんな風の強い日に大丈夫かな・・・

あとで不安は現実のものに・・・


出航してしばらくは陸奥湾内だけど、風は凄く強く白波も立っている。

この段階だと「船の大きさのわりに揺れは抑えられてる」感じ。スタビライザーが効いてるんだろうな、と思える程度の揺れ。

三つ玉低気圧による強い西風を防いでくれていた津軽半島が途切れる辺りで、

魔の海域に突入するかのような、まさに暗雲が立ち込めてくる。
(写真の右に向かって進行→→)

雨雲レーダーはこんな感じ。

冬型っぽい、風と雪が強そうな絵面。


そして、ここから1時間ほどは、生きた心地がしなかった。

津軽海峡冬景色でございます

波は5~6mだろうか

ロール、ピッチ、ヨーの3軸全てが回転し、大きなうねりに翻弄される。

船酔いはしないが、とにかく怖い

こんな日に船に乗ってしまったことを後悔した。

この時間帯は、7割ぐらいの確率で生きて陸には帰れないんじゃないか、と本気で思っていて、怖すぎて笑えなかった。


波一つ一つに対応している感じだが、これから暗くなる時間帯、波が見えなくなったらどうするんだろう・・・
函館まではまだ2時間以上、ずっとこの恐怖が続くと思うと絶望的な気持ちになった。

波を見ているととにかく怖い。
かといって、自分ではどうしようもなく、船長の判断と操船技術を信じてじっとしてるしかない。

そう思って外を見るのをやめ、銀マットの上に横になっていると、揺れの遠心力で体が滑っていく。

なにか安心できる情報は無いか?とスマホいじり。

波予報を見ると、北海道と本州の間じゃなくて、下北半島の横、仏が浦の沖辺りがいちばん波が高い様子。

1時間ぐらいガマンして、この辺まで来ると

確かに、少し揺れが収まってきて、この頃には生きて帰れる希望が見出せるようになった。


お断りしておくと、船に免疫が無いわけではない。
「どこかで船が沈没した」というニュースが流れているような、爆弾低気圧による10mの波の時に、お風呂もレストランも営業できないほど大揺れのサンフラワー(11,000t)に40時間乗っていたこともあるし、冬も含めて利礼航路には何十回も乗っている。
だけど、今回ほどの恐怖の航海は自分的に初めて。
利礼航路なら、こんなに時化ていたらとっくに運休しているだろう。


波の大きさに対して船が小さかったことが、怖さの一因だと思う。
後で調べたら、津軽海峡フェリーの函館-青森便はけっこうデカい9,000t近いのに対して、今回乗船した青函フェリーの「あさかぜ21」は2,000t弱と、1/4にも満たない。
以前よく乗った利礼航路の最近の船が3500~4000tぐらいだから、それと比べても半分ぐらい。


函館の明かりが近づいてきたときは、ホッとした。


ハセストで焼き鳥弁当を調達し、同乗者と車内で無事を喜び合いながら、軽く夕食。


函館を出発すると、すぐに雪道に。

ATタイヤなので、交差点の右左折や通常程度のブレーキでは滑る。
先が思いやられるが、船の怖さに比べれば屁でもない。
とはいえもう怖さ疲れしたので、中山峠攻めは諦めて、安全策の高速室蘭回りで自宅へ向かう。

多難な1300kmだったが、日付が変わる前に、無事に帰還。
どっと疲れた。
Posted at 2021/12/09 00:54:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2021年11月20日 イイね!

超ロングドライブ Part2 往路

超ロングドライブ Part2 往路9月に続く用事で、懲りずにまたクルマで本州へ攻め込むことに。


片道1300km程度、緯度にして8~9度ほど南北に移動することになるが、11月下旬ということでタイヤチョイスが悩ましい時期。


雪が心配なのは道内と青森秋田県境の山間部だけ。
その他の大部分(往復2000kmほど)はドライ路面のハイウェイクルーズになる見込み。

安全策で考えればスタッドレス。前デリカのスタッドレスを履かそうと思ったが、ホイールの耐荷重がディーゼルになるとちょっとオーバー、おまけに塗装剥がれや腐食もあり、強度に不安が。

じゃぁ昨シーズン中古で調達したスタッドレス履かすか・・・
まだ良い状態のタイヤなので、この旅で潰してしまうのはもったいない。


ということで思いついた絶妙な妥協策、前デリカのATタイヤ(;^ω^)

冬用タイヤではないが、雪の上を走ったことはある。
だいぶん摩耗しているが、ツルツル路面にならなければ大丈夫だろう。

すんなり装着できないので、あれこれ小細工しながら装着して長旅に備える。


津軽海峡の渡り方が違うけど、概ねこんなルート

目標は30時間以内


出発は仕事終わりの夕方。

出発時にライブカメラで中山峠をチェック。
路面は湿潤、気温も際どい。
でもお金払って平地の遠回り(高速)をする気になれず、大丈夫だろう、と冒険ルート=中山峠へ。



ぜんぜん大丈夫じゃない・・・

ライブカメラチェック後に天気は急変していた。


積もった後に解けて再凍結してたらヤバかっただろうけど、降りたての雪だから、4WDロックモードにして流れに乗ってやんわり走れば問題なし。


峠を越えればドライ路面に戻り、予定が極端に遅れることもなく順調に進行。
前回はハセストの焼き鳥弁当だったが

今回は森町のラッキーピエロで遅い晩飯を摂ることに。

晩飯がチャイニーズチキンバーガー、というのもなんか嫌なので、

ハンバーグカレー。
ボリュームはあるが、カレーはインデアン(帯広)のほうが遥かに美味い。


食後に40分ほど走って、函館港へ。
9月に乗ったのと同じ0:30発の津軽海峡フェリーで青森へ


前回は椅子席を予約したが、たぶん今回もガラガラだろうと予想して、雑魚寝ルームに。

予想どおり、ひと区画貸し切り

小学校5年生の頃から長年に渡って愛用しているシュラフ(笑)
よく眠れたが、青森に近づく4時前には叩き起こされる。


前回よりはるかに日の出が遅く、真っ暗な東北道を南下。
1時間半ほど走ったところで眠気が来たので、「道の駅かみこあに」にピットイン。
後席をフラットにして、また寝袋に包まる。


2時間ほど仮眠して起きると、すっかり明るくなっていた。


白鳥の群れが飛んでいたりする。



朝霧がちょっと幻想的だったりする。



秋田市を通り抜けるように黙々と走り、2時間半ほどで「道の駅象潟ねむの丘」

この道の駅、たまたま立ち寄る2日前にケンミンショーで取り上げられていた。

紹介されていたお目当ての商品は、残念ながら

売り切れ、当然。

似たようなものを探して購入。

自宅に戻ってからのお楽しみ。
ご飯に乗ってる「いぶりがっこラー油チーズ風味」、家族は誰も食べませんが、わりとクセ者が得意な自分にとってはクセになる味(笑)

朝飯抜きだったので、道の駅2階にあるオーシャンビューのレストランで

少し早い昼飯(11:00)


道の駅を出て、少し走ったところにあるローソンから見える鳥海山

カタチは崩れているが、裾野の広い雄大な成層火山


今回の旅は遊び要素が無く、写真を撮りたくなるような天気でもなく。
このあとは2~3時間ごとの休憩と給油と夕食ぐらいで、目的地までひたすら高速道路をクルーズ。

ATタイヤでも燃費は15kmぐらいと、良好。
ただ、ゴーゴーとロードノイズがやかましい。



どこまでも走っていけそうな気がする、いや実際に走っていけるディーゼルデリカの鷹揚さをたっぷり満喫しつつ、23時頃に目的地へ到着(29時間)。
Posted at 2021/12/07 23:26:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行/地域

プロフィール

「@m-Anesys (; ・`д・´)! それでスキーもなかなか行けないとなると、なんか切ないですね」
何シテル?   02/05 20:31
活動拠点は北海道 ~ブログのテーマ~ 冬はクルマで出掛けるスキー場の風景 夏はドライブ先で見つけた自然景観の写真 ドライブ先で美味しかった食 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/11 >>

 123456
78910111213
141516171819 20
2122 2324252627
282930    

リンク・クリップ

チューリップ・・・、そして芝桜・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/04 21:12:04
[マツダ ロードスター]自作 マッドフラップ4 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/02/05 11:48:56
車検ついでにドラレコ映像♪ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/06/30 22:50:27

愛車一覧

三菱 デリカD:5 白アーバンギア (三菱 デリカD:5)
デリカの次もデリカになりました。 少しでも乗り換えた感が味わえるよう、色(黒→白)と外 ...
ホンダ N-BOXカスタム ホンダ N-BOXカスタム
親のクルマ 写真では黒に見えるけど実はパープル。そしてゴールドエンブレム! 70才過ぎて ...
三菱 デリカD:5 黒シャモニー (三菱 デリカD:5)
諸事情(?)により新車納車前からTEINのスプリングでローダウン、ローデストではないデリ ...
日産 セレナ 日産 セレナ
高級感は皆無ですが、空間づくりや便利さの追求は素晴らしい、平穏なファミリーミニバンの王道 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation