ゼビオさんの試乗会に参加させていただきました。
今年から渡部三郎・浩司親子と契約して技術選に参戦するなど、話題となったBluemoris(青森スキー)に乗れるのが楽しみでした。
当日はハイシーズン並みの滑りの良いパウダースノーが積もった柔らかい整地→ナチュラルバーン。硬い整地板はわかりにくいですが、センター80mm台のセミファットが合いそうなコンディションでした。
ブルーモリスブランドの板で滑るのは、小学生の時に履いていたコレ以来、数十年ぶり (^_^;)
どこにもブルーモリスともMADE IN JAPANとも書いていませんが、このロゴマークは間違いないでしょう(今と若干違う)。
ではまとまりのない素人の感想、いってみます!
1. Bluemoris G-POTION
2. ReIsm LA-F
3. VOLKL KENDO92
4. Bluemoris JAZZY BLUENOTE
5. Bluemoris S-POTION TYPE4.0
6. K2 MINDBENDOR 108 TI
7. STOCKLI LASER AX
1. Bluemoris G-POTION
185cm 109-65-87 R23.1
\145,000.-
GS系デモモデル。
細いセンター幅と柔い雪、今日のコンディションではアンマッチでよくわからない部分がありますが、普通に滑りやすく、しっとり感があります。
当然ですが、GSらしい高速での安定感も感じられます。固いバーンもイケるんでしょうね。
撓みやすいのか、サイドカーブの数字よりも曲がる(小さい)感じ。
ヘンな癖は感じられず、静かな乗り味、操作性、安定性など全体的にとても好きですね。ロングクルージング用にあるとイイかも。
と言いつつ、コスメが黒一色で地味だし、「これじゃなきゃ」という明確なキャラが感じられなかったので、もうひと捻り何かが欲しい気はします。
乗り味 まったり-○---シャープ
重量「感」 軽--○--重
安定「感」 ★★★★★
個人的欲しい度 ★★★★☆
2. ReIsm LA-F
168cm 116-78-104 R17.9m
\77,000.-(板のみ)
初ReIsm。
岩渕隆二さんが立ち上げたブランド、製造が青森スキー。
秋葉さんのVECTORGLIDEとオガサカの関係に似ているかな。
滑り始めてまず、真面目に乗る板じゃないナ、と思いました(良い意味で)。
かっちりフォームを作って、足元を見ながらミリ単位でスキーを操作して・・・といった、頭で考えながら練習をするような滑りには向かないでしょう。
緩さ、アバウトさ、自由さが持ち味。
といってもターンがいい加減という訳ではなく、操作に応じてちゃんと反応してくれますが、そこに神経質さがありません。
この軽く優しくツヤツヤした乗り味は、メタルが入ってないと思いますが、どうなんでしょう。
でも静かで、しっとり感あります(柔い雪のせい?)。
センター幅やサイドカーブの値を知らずに乗りましたが、ショート~ミドルが合う感じで、ドーンと大回りする雰囲気じゃないです。
速度域は高くありませんが、かといって不安定さはありません。
とにかくラクで楽しいことが印象に残りました。
狭い、人が多い、斜度変化が多い、そんなゲレンデですいすいと自在にターンを刻んで楽しく滑れそう。今日の柔い雪とも相性が良い。
乗り味はそれぞれ違うけど、狙いどころが近い感じがする板としてKEI-SKI EZO90とかMOCU2 DOUBLE FACEが思いつきました。
乗り味 まったり-○---シャープ
重量「感」 軽○----重
安定「感」 ★★★★☆
個人的欲しい度 ★★★★☆
ReIsmといえばGHOSTが気になります。いつか乗ってみたい。
3. VOLKL KENDO92
177cm 130-92-113 R19.8
\124,000.-
軽く優しく滑らかな柔軟系の乗り味。
だけどとってもインパクトあります。
メタルなしでしょうね、これは。
突破型ではなく、モサモサ雪の上を舐めていく感じ。
ガッチリグリップじゃないので整地が楽しいとは言えないけど、ファット系の中ではしなやかさがあり、ゲレンデで滑りにくくはないです。
この手の中ではかなり好き。
これからこのサイズを手に入れようとするなら筆頭はFARTHER(BLASTRACK)ですが、パウダー重視・ツリーラン視野ならこれも有力候補になり得ます。
ジャーマンブランドだけどフランス車的しなやかさか?
ばらばらなジャンルに乗りましたが、今日いちばん印象に残ったモデル。
乗り味 まったり-○---シャープ
重量「感」 軽○----重
安定「感」 ★★★★☆
個人的欲しい度 ★★★★★
4. Bluemoris JAZZY BLUENOTE
178cm 127-87-103 R15.9
\95,000.-板のみ
渡部三郎さんのシグネチャー/オールマウンテンモデルとのこと。
このモデルだけ、トップに誇らしげにブルモリのマークが。
軽い、ちょっと軽快すぎ。
スピードがさっぱり出ません。WAXが合ってない?
もうちょっと長さ、安定感が欲しい感じ。
そのぶん軽くて切り返しがやすく、操作性は抜群。
ツリーランにはちょうど良さそう。今日の雪とも相性は良い。
ゲレンデに新雪が積もってるときやゲレンデサイドをゆっくり滑りたい人には良いと思います。
でもやっぱり遅すぎて、私としては物足りない感じです。
乗り味 まったり○----シャープ
重量「感」 軽○----重
安定「感」 ★★★☆☆
個人的欲しい度 ★☆☆☆☆
5. Bluemoris S-POTION TYPE4.0
160cm 120-67-104 R11.9
\145,000.-
技術選ショート系種目に使われたモデル。
視界が悪い猛吹雪の時に乗りました。
なので細かいことはわかりませんでしたが、角付け・加重したときのしっかりしたグリップ、キレは柔い雪の上でも確認できました。
下半身がよく動かせます。
ターン後半、踵辺りの加重でスッと走る感じも。
160cmだとサイドカーブキツすぎて私にとっては回り過ぎですが。
オガサカTC-SSとロシデモALPHA TIの中間的な印象で、さすがデモモデルのトップグレード。
それらより安価ならお買い得だと思って価格を確認したら、お値段も対等でした ^^;
乗り味 まったり---○-シャープ
重量「感」 軽--○--重
安定「感」 ★★★★★
個人的欲しい度 ★★★★☆
6. K2 MINDBENDOR 108 TI
179cm 136-108-125 R22.9m
\=?
あるショップの店員さんが「パウダーでスピードが出る今シーズンの注目モデル」と言われていたので、興味があって乗ってみました。
まず、見た目がゴツい、デカい
キャップっぽい形と滑走音。
この太さにしてメタルの入った物量系・重戦車系ファットスキー。
パウダーでも撓みにくいからか、確かにスピード出ます。
メタルのおかげか、ゲレンデでもクッと安定感あるグリップ力がありますが、意外にサイドカーブがキツい感じも。
まぁこの太さでは整地は滑りづらいです。
板の重さ、ゴツさから、自分の体格で乗りこなすのは大変、素早い切り返しが要るツリーランは厳しい。
主役は板、人は乗せられてる感。
パワーある人や体重80kg以上の人にはいいかも。
用途としては、パウダー積もった大斜面での大回り。
そんな場所・機会は北海道と言えどもなかなか無く、どこで使えばいいのか?
手元にあっても出番はほとんど無いでしょう。
乗り味 まったり---○-シャープ
重量「感」 軽----○重
安定「感」 ★★★★☆
個人的欲しい度 ★☆☆☆☆
7. STOCKLI LASER AX
175cm 124-78-111 R15.9?
\175,000.-
(写真右)
雪が良すぎて何を履いてもシルキーなので、今日はstockliの良さが目立たない。
滑らか、乗りやすい、捉え→グリップへのスムーズさなど全てが普通に良い。
stockliの穏やか系モデルは、返りの強さ・ビューンという走りはない。
オガサカっぽい無難イメージも。
去年の試乗では一番インパクトを感じた板だけど、雪質の違いでずいぶんと印象違う。
乗り味 まったり-○---シャープ
重量「感」 軽--○--重
安定「感」 ★★★★☆
個人的欲しい度 ★★★★☆
Bluemoris、貴重な試乗機会でした。
RAPTORを乗り逃したのが残念。