汚くなっちゃったけれどねw
ちょっとロウ付けに再度チャレンジしてみました私、『立石かんな』でございます。
さて、以前画像のサーモカバーのロウ付けに失敗しましたw
今回はなんとかくっつきましたwww
一部、イカサマしていますが(^^;
えーっと、本来の目的はセブン君についている社外ラジエータのリザーバータンクへの取り出し口が吸気口の方を向いているんです。
普通は、逆を向いていて干渉しないようになっているはずですが…。
干渉してしまうので、一部吸気口をカットしてあるんですね。
ただ、なんかエンジンルームの熱気を吸っているような気も…。
カット部分が小さいからそんなに影響ないだろうと思っていたのですが、まああまり良くは無いですね。
それで、リザーバータンクへの取り出し口を短くカットして抜け留めをつけてと考えていたのですが、どうやらスペース的に微妙。
最悪の場合も考えて、ラジエータ側を殺してエンジン側でリザーバーに戻すことに。
前期の途中からラジエータ側とエンジン側両方にフィラーキャップがあります。
まあ、エンジン側は蓋がしてあるだけなんだけれどね。
前期の最初の頃はエンジン側のみ取り付けでリザーバーへ返していました。
というわけで、先祖返りです(--;
まあ、ラジエータが駄目になるまでの暫定処置ということで。
ただ、部品を手配して本当に取り出し口がついたものが来るかわからない(部品番号からもちろん手配しましたが、ちょっと心配w)のと、おそらくプラスチックのフィラーがくると思われる(ラジエータと共用ならば)ので、ラジエータ側のフィラーに似せて中古のフィラーを使いアルミパイプをロウ付けしました。
まあ、プラスチックのでも良いんでしょうが…。
さて、過去の経験上ではうまくいきませんでしたねw
アルミのロウ付けに挑戦。 ~本番に見事に失敗w~
おそらくサイズが小さいのでうまくいくかも知れませんが、なるべく失敗したくないために、ここでイカサマをします。
前回は、新富士のアルミ硬ロウとアルミソルダーでした。
今回は、ストレートのアルミ専用ロウ付け棒を使います。
これはフラックス不要なので、炙っている最中に「フラックスがぁ~!(泣)」とかならないと思いますw
きちんとバイスクランプに固定し、そしてロウ付け用のクリップで固定します。
今回は距離が近かったため、あまり使っていないロウ付け用のクリップ台のクリップを焼入れして駄目にしてしまうというwww
クリップが馬鹿になってしまいましたorz
今回は試し無しにいきなり本番です。
まずは、接合したいもの同士の接触部と近接部分を鑢でゴリゴリと削ります。
削ったら、セットしてバーナー点火!!
バーナーで炙りつつ、バーナーをよけてロウ棒をこすっていきます。
本体の温度が上がると、バーナーをよけていてもロウ棒が溶けてくれますので、以前より楽です♪
もちろん、部材を暖めすぎると駄目になっちゃいますがw
ちなみにRUN・MAXからも似たのが出ていて動画がありますが、あの動画を見ると裏がえらいことになっているので、たぶん炙りすぎだと思います。
本体温度がそれなりに上がると、少しずつ表面に付着していきます。
この時、引き摺るように摺った方が良いかも知れません。
押して摺ると、暖め過ぎの場合ずるっとボテ盛になってしまうので。
一度表面に付着したら、バーナーで炙って溶け具合を見つつ、更にロウ棒をこすり付けていきます。
バーナーで炙りつつ、バーナー退かしてロウ棒こすりつつ。
この時、溶けたロウ材の端がまるっとしているとおそらくうまくくっついていません。
(内部でくっついているかも知れませんが…、後でくっついているか削らないといけない。)
端っこが半田付けのように、さらっと同化していると良いです。(境目の隙間が見えない状態。)
これは便利ですよ。
実は、一回失敗しています。
最初、根元だけをさらっと付けたかったので、鋳物の周りは削りませんでした。
しかし、通常の半田と違ってさらっと流れてはくれません。
ここが難しいところ。
ボテッと付くのよね。
鋳物肌を落とさずにやったため、見た目上鋳物肌にくっついているように見えますが、ロウ材の端が丸っとしています。
まあ、大丈夫だろうなんてはじめは思っていたのですが、気になって外しました。
そうすると、やっぱり表面上くっついているように見えて、熱するとさらっと取れちゃうんですよね。
さすがに鋳物肌には残りませんでした。
たぶん、同化はしないけれどくっついているんだとは思いますが、後々隙間ができて漏れても嫌なので、今度は鑢でゴリゴリと削ってしっかりとくっつくように。
綺麗にフィレットが出来れば大丈夫だと思います。
フラックスの心配をしなくて良いので、非常にやりやすいイカサマでした。
これは、非常に便利です。
もちろん、融点は高くないので高温になるようなものには使えませんが、それでも380~390℃なので、意外と使い道があるのではないでしょうか。
正直言うと、今回はアルミ同士なので硬ロウでも良かったかも知れません。
フラックスをうまく使えば、さらっと根元だけに硬ロウという方が綺麗だったかも。
ついでに…。
前回熱量で失敗したと思ったサーモカバー。
もしかしたら…、うまくいくんじゃないかしら?
やってみると、これが意外とうまくいくんです。
前回アルミソルダーで失敗していますが、熱量よりかは筒状なのでフラックスが流れてしまって実際に作業する時にうまく反応してくれないのかも知れません。
新富士の動画を見ると、さらっと綺麗にやっていますが、サイズが小さいのと平板であまり流れないので綺麗についているような気がします。
ストレートのロウ棒は、ボテッと盛り付けるような今回のサーモカバーには良かったのかも知れません。
今回、ロウ棒の融点が低いからか、意外とバーナーで炙ってもそんなに部材が駄目にならなかったこと。
もっとデロッとか本体が溶けちゃうかなーなんてビビッてやっていましたが、最初の引っかきとくっついたロウ材を良く見ていれば大丈夫のような気がします。
フラックス不要とはいえ、ロウ材の中に入っていないのかしら??
洗浄しろって書いていないんですよねー。
(急冷するなとは書いてあります。)
洗浄不要であるならば、更にありがたいですね。
新富士の硬ロウやアルミソルダーを極めるのが本当は格好良いのですが、自分の腕にあう材料を使うのも良いのかも知れません。
(簡単な方に流れてしまうかも知れませんので、腕を上げるには新富士ですが…。)
抜け留め作成用の工具といい、やっと役目を果たせたような気がします。
そうそう、必ず溶接用の手袋をして、温度が下がるまでしっかりと待ちましょうね。
今回も溶接用の手袋で触っているとしばらくすると火傷しそうな状況で、サーモカバーが倒れたので、ついうっかりと(大丈夫だろうと思って)中指と親指でつまんだら…。
熱っ!!
見事に火傷しましたorz
全然、学習していないですね。
冷えるまでかなり時間が掛かると思いますので、ご注意を。