その予定ではなかったはずなのですが…。
センティアマスターの白セブン君。
タンクブッシュからじわりとブレーキフルードが染み出してくるようになってましたので、タンクブッシュの交換をしたかったんです。
で、ついでにタンクが駄目だった(取り外しに失敗した)場合にということで、FDのタンクを用意しました。
本当は整備士さんに交換してもらう予定でしたが…。
なぜか、私が交換(^^;
まあ、誰もいないところでの交換ではなく、整備士さんに要所要所チェックしてもらいながらの交換です。
まず…。
タンクだけの取り外しは、何らかの治具を作った方が良いですね。
最初は手だけで引っこ抜けるかと思いました(整備士さんが言ったので。)が、後ろ側のブッシュは隙間が空いていたためか比較的嵌め込みが浮いてきやすい状況でしたが、前側は簡単には抜けず。
事前に用意した工具で前側を浮かせるものの…、案の定、前側だけスポッと抜けて、後ろ側のパイプ根元が白くなってしまいました。
前後同時に浮かせるような治具を作らないと上手くいきませんね。
まあ、FDの新品タンクを用意したから大丈夫…。
と思っていたのですが、ここで致命的なエラーが(--;
マスターバックのバキュームホースと干渉するじゃないですか、タンクのニップル(クラッチマスターにつながるやつね。)が。
これは、明らかに駄目な奴。
ピッチは一緒だったので取り付けできると喜んでいたのですが、ニップルが干渉するのでは意味がありません。
どうしましょうか…。
というわけで、こんなことは想定外ではありましたが、念のためストック用に購入してあった新品のセンティアのマスターシリンダーAss'yを使うことに。
あーぁ、現状付いているマスターシリンダーは、まだオーバーホールしてから2年も経ってないのに…。
仕方なく新品のマスターシリンダーを取り付けましたが、マスターシリンダー単体でエア抜きするのを忘れており、その後苦労することになるのです。
4輪すべてでエア抜きしましたが、結局全部は抜けず…。
エンジンがかかってない状態ではしっかりとした感じがあるのですが、エンジンが掛かっている状態だと、若干柔い感じ。
今度はマスター根元のフレアとバンジョーボルトからエア抜きをして、やっとそれなりのところまでブレーキタッチが戻りましたが、まだほんのちょっと残っている気がしなくもないといったところです。
FCでセンティアマスターだと、若干スペースが狭い感じですし、Pバルブと分岐ブロックを留めているごついプレートが邪魔すぎますので、単体でエア抜きするにしても一苦労ですね。
でも、あれって構造上、完全にエア抜きするのは難しいような気も…。
前後のフレアのとりだしは確かにシリンダーの横側上方ではありますが、完全な先端かと言われればそうではありません。
かといって、タンク側にエアが戻りやすいかと言われると…、微妙。
マスター単体でエア抜きして、フレアの取り出し口を指で塞いで取付…というのはちょっと厳しいような気がしますね。
例えば、フレアの取り出し口に小型のボールバルブでも付いていれば、指で押さえていなくてもフレア接続できますし、エア抜きの際に抜きやすい方向に向けやすい気もするのです。
負圧で抜いても、正圧で送り込んでも、普通にブレーキペダルで踏んでも、どうしてもどこかには若干のエアーが残ってしまうような気がします。
メーカーではどうやって抜いてるんでしょうね?エア抜きするのに。
もうちょっとエア抜けしやすい構造にしてもらいたいなぁなんて思うところです。
例えばサーキット走行や下り坂で連続制動するようなことはありませんので、ベーパーロックを起こすようなことはありませんが、今後は定期的にエア抜きした方が良いかもしれませんね。
来年には車検ですし、その際にもう一度エア抜きしてもらうことにしましょうか。
さて。
画像は取り外したマスターシリンダー。
前回はFC後期型のABS用マスターシリンダーのタンク品番で手配して手に入らなかったわけですが…。
試しにABS無しのタンクを頼んでみました。
もともとABS無しは眼中になかったのと、前期型及びセンティアのABS無しについては今回のマスターシリンダーに合うタンクとは取付ピッチが違うので、選定の候補とはしていなかったのですが。
よくよく考えてみれば、前期型と後期型でマスターシリンダーの長さが異なっていたような記憶があるので、もしかしたら品番統一していると予想して手配してみました。
このブログではありませんが、ターミネートされる前のブログで後期用のO/Hキットを貰ったのを前期型で使って壊した記憶があるので、長さが違っていたというのは覚えています。
品番が変われば部品が異なるのが通常ですが、逆に品番が変わっていても実質同じもの…というのも存在します。
(あえて品番分けしてあるけれど、物てきにはそこまで違いがないとか。)
画像のように取り外したタンクはあるので、比較は可能。
時間が空いたら、試しにタンクの抜き治具でも作ってみましょうかね。
Posted at 2023/12/18 02:35:17 | |
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白セブン君 | 日記