
先日のこと。急遽帰省の必要が生じてしまいました。
目的が家族の見舞いだったので、帰省と言っても実家でのんびり、などというものではなく、苫小牧からいつものフェリーに飛び乗り、八戸でレンタカーを引き取って実家まで走り、見舞いの後、そのままUターンで八戸へ戻ってまたフェリーに乗って、北海道に帰って来るという弾丸帰省です。
まあそのあたりは、ここで書いてもなんなので置いておいて、今回も半日相棒となった、レンタカーの話。
今月はずっと現場と出張に加え、出発4日前の現場がこの時期にして、ひとケタ気温のやたらと寒い場所で、更に翌日が30℃近い気温の中、現場仕事。これで今年3度めの風邪をひいてしまったのは、やっぱり体力落ちてるんですね…。
出発当日も、夕方までどたばたと仕事を片付けて、苫小牧西港のフェリーターミナルまでひた走り、あ~るくんにはターミナル駐車場で留守番を頼んで、船上の人となりました。
翌日、八戸には定刻入港し、シャトルバスで、よく利用しているニコニコレンタカーへ向かいます。
ここ、スタンドが経営しているレンタカー屋さんで、軽自動車は2台しかないため、ともすると出払っていることもあるのですが、今回は平日とあって、2台とも空いており、これまでは、HA25Sアルトと、B11W(3代目)EKワゴンの2台でしたが、車両が入れ替えになったようで、アルトに換えてワゴンRになっていました。
どちらの車種でも料金は変わらず、EKワゴンは2020年に乗っているため、ワゴンRを予約しました。
ニコニコレンタカーは、コスト低減のため、あえて古めの中古車を整備して貸し出すのが基本なので、一代前のMH34SワゴンRだろうと思っていたら、現行型MH55Sのハイブリッド車、それも最上級グレードのFZだったのは、ちょっと驚き。
走行距離は3万㎞ほどと少なく、内外装ともよく手入れされており、じゅうぶんにきれいなものだったので、かなり新しいクルマかと思いきや、2018年登録の5年落ちなのが意外。現行型の最初期モデルですが、現行型ももうそんなになるんですね。
ニコニコレンタカー自体、料金が割安なので、ナビはオプション扱い。希望すると、ポータブル式のものが付くらしく、インパネにマウントが付いていましたが、わたしは不要なので頼まず。
そのため、オーディオは純正のCDタイプ。でもこれでじゅうぶんです。
その他に、使いませんでしたが、スマホ用のマグネットスタンドが付いていたり、電源ソケットにはUSBアダプタが付いているとか、ティッシュと傘が積まれてあるあたりのサービスぶりは嬉しいところ。このあたりの細かな配慮は、大手のレンタカーにはありません。
二世代も前の、あ~るくんと比較すること自体がなんですが、乗り出して感じたのは、ボディの剛性感。サスペンションのセッティングや4WDとハイブリッドによる重量増などもあろうかとは思いますが、段差を超えた際の収まりなどは、ぶわん、と一瞬揺れのあるあ~るくんと違い、ドシッと落ち着いており、パワー感を別にすれば、ひとクラス上のスイフトあたりに乗っているような印象なのには、感心しました。
ただ、ハイブリッド化でモーターアシストが付くとは言え、やはりCVTはかったるいですね。
発進時は、純ガソリン車に比べると、少しだけパワフルですが、農耕車を追い越すときなどは、やはりちょっとキアイが要るレベル。
加速以外では、速度がある程度乗ってしまえば巡行性能にも問題はなく、今回高速も走りましたが、実に普通に走れ、遮音性なども問題ないレベルだったり、ハイブリッドもインパネのモニターを見ていないと意識しないくらい、モーターのアシストが自然になっているあたりは、昨今の軽自動車の品質向上と思います。
気になった点としては、センターメーターの視認性。
センターメーター自体は、これまでもNCP13(初代)ヴィッツとかT30(初代)エクストレイルで、かなり昔のこととは言え経験していますが、それらはさほど違和感を感じなかったのに比べ、今回のワゴンRは、特に左端のタコメーターの視認性があまり良くないのが気になりました。
その理由は、おそらくこれまで乗ったセンターメーター車は、メーターナセルがドライバーに向けてオフセットされているのに対し、ワゴンRのそれは、正面を向いているからではないかと思います。
同様の理由で、エアコンパネルがコンパクトなものになり、ATシフトレバーの左に配置されているのも、使いやすいとは言えません。
まあ、オートエアコンなので、運転中にそうそう設定を変えることはないだろう、という意図なのだと思いますが、日中だと温度表示のパネルが反射してほとんど見えないあたり、ダイヤルの角度で視覚的にポジションがわかる、あ~るくんのマニュアルエアコンの方が使いやすく感じます。
また、コストダウンらしく、小物入れのボックス類はほとんどなくなり、トレイやポケットに変更されているのも目に付きました。
もっともこれも、ドリンクホルダーなどは、あ~るくんの引き出し式より、ポケット式のほうが合理的で使いやすいのですが。
さらに、フロントウインドの上部センターにあった、シェードもなくなっていました。
室内装備での美点は、FZグレードなので、革巻きステアリングが標準装備だったこと。あ~るくんは低グレードなので、ウレタンステアリングなのですが、これが適度に柔らかさのある素材で、思ったより違和感がなかったのでそのまま使っていますが、さすがに革巻きはやっぱり握り心地が良かったのは、言うまでもありません。
そんなこんなで、半日現行型と付き合って、翌朝。
でも苫小牧に戻ってあ~るくんに乗った時に、ちょっとほっとしたのは、まだ2ヶ月ほどとは言え、ウチの相棒になったんだなあ、と実感したのでした。(笑
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Posted at
2023/06/26 22:34:56